ゆり:〜♪

天使のゆりちゃんが朝ご飯を作っています。
鼻歌まじりでとても楽しそうですね。

笑夢:おはようございますゆりちゃん
ゆり:笑夢お姉ちゃんおはよう♪

ゆりちゃんの大好きな笑夢お姉ちゃん。
ゆりちゃんを大好きな笑夢お姉ちゃん。

笑夢:今日の朝ごはんはなんじゃらほい？
ゆり:なんじゃらほい？

残念ながらじぇねれーしょんにぎゃっぷがあった模様です。

笑夢:あー、気にしないでいいよ…

笑夢お姉ちゃんは笑ってごまかしました。

ゆり:？…ぇと、今日の朝ごはんは炊きたてのほかほかご飯と、ヅケまぐろを焼いたのと、ツナ入りのオムレツと、まぐろの目玉入りの味噌汁…いたぃっ
時流:何が悲しくて朝から鮪尽くしなのよ…

狂気な｢まぐろブレックファースト｣に待ったをかけるべく、エロ…げふんげふん、お色気担当の時流お姉さんがゆりちゃんにチョップをぶちかましました。
ちなみにその角度は右斜め４５ﾟ…壊れた電化製品(主にテレビ)を直す角度です。←良い子は素直に電気屋さんへＧＯ！

笑夢:時流さんおはようございます
時流:えぇ、おはよう姉さん。ゆり鮪も

まぐろ大好きなゆりちゃんはついにまぐろ認定されてしまいました。

ゆり:うぅ…時流お姉ちゃんがぶったぁ
笑夢:よしよし

笑夢お姉ちゃんがゆりちゃんの頭を優しく、内心ではナイスアシスト時流！とか考えながら撫でてあげました。

時流:ツナが入ったオムレツくらいは認めてあげないでもないけど、他は作りなおしなさい
ゆり:ぇーっ
時流:特に味噌汁。なによ目玉って
ゆり:これ

ゆりちゃんはお茶目にも自分の目を指で指し示しました。
ちょっと前傾姿勢で時流お姉さんに見せ付けるようにです。
ぶっちゃけ萌えポーズでした。

時流:えぐるわよ？
ゆり:っ!?

かけらも笑わない時流お姉さんが白魚のような御手をわきわきと、そこはかとなくエロ…扇情的でした。

笑夢:まぁまぁ時流さん、落ち着いて
時流:落ち着いてるわ。悪いのは鮪だらけの朝食を用意したこの娘。このままじゃ鯛飯や蛸飯に対抗して鮪飯なんて朝から作り出すわよ

実は長女(設定)の笑夢お姉ちゃんが時流お姉さんを宥めますが、時流お姉さんは聞き入れません。

ゆり:ぁ…
時流:冗談よ？その手があったかぁってその顔をやめなさい
ゆり:しゅーん…
時流:まったく

しまいには鮪の炊き込みご飯をカブトに詰めた｢まぐろ飯＠イカ飯参考版｣を作り出しそうなゆりちゃんです。

笑夢:ところで時流さん
時流:なに？
笑夢:下は下着だけ、上はワイシャツってどんだけセクシーなんですか？

どこからともなく『はだＹ！』とはしゃぐ声が聞こえそうですね。

時流:いいじゃない、楽なのよ、この格好
笑夢:いえ、私としては眼福なのでいいぞもっとやれな心境なんですが

基本的に笑夢お姉ちゃんは欲望に正直です。

時流:ですが？…ちょっとゆり、その｢なんだこの○○、××なんじゃねぇのか？(不適切な表現は削除されました)｣って言いたげな目は

TRAFFIC JAMは青少年の健全な過ごしを応援しています。

ゆり:言い掛かり!?そんなこと考えてなぃよーっ
時流:冗談よ
ゆり:むーっ

頬を膨らますゆりちゃんを妄想して萌えた人は恥ずかしがらずに挙手しましょう。

笑夢:それでですね？

笑夢お姉ちゃんは空気は読んでも言いたいことは最後まで言うタイプだったりします。

時流:あ、ごめんなさい姉さん
笑夢:いえいえ。私が言いたいのは

ちらりとドアに目を向けた笑夢お姉ちゃん。
ななななんとぉぅ!?

榛希:おはよう
カズ:おふぁよ…ぉっ!?

榛希さんと本編主役(のはず)のカズ君があらわれちゃったじゃないのぉ!!
どうでもいいけど榛と棒の字は似過ぎ。

笑夢:男性がいる家なので気をつけてということですよ
時流:そうだったわね

言うタイミングが遅かったのは絶対にわざとな笑夢お姉ちゃんと、言葉の割にはニヤニヤしながら純情少年(本編主役)の目が自分の体のどこへ向かうか観察しようとする時流お姉さん。

ゆり:カズ君は見たらだめーっ

グサッ

カズ:目潰しぃっ!?

本編主人公が本編ヒロインに目潰しされてしまいました。
実にハートフルな光景ですね。

榛希:いやいや、朝から良いものを拝まさせていただきました
笑夢:拝んでる!?

なむなむ…とお兄さんは時流お姉さんの素敵な胸や魅惑の足をしかと堪能し、手を合わせ頭をさげました。
堂々とし過ぎです。
ある意味とても漢(ヲトコ)らしいです。

時流:御利益あるわよ。払うもの払ってくれたら
榛希:よし買った！
笑夢:買っちゃうんだ!?

時流お姉さんの天使とは思えない言葉にもお兄さん即答です。
欲望に忠実ですね。

時流:だ が 断 る
笑夢:そう言うと思ってましたｗ

そんなこんなで、相坂姉妹 in 神谷家の一日の始まりはいつもとても賑やかです。

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カズ:え？俺二言しか喋ってないのにもう終わりなのか!?

■作者メッセージ
こんな『あいさかけ』はどうでしょうか？

というわけで、公式版をスタートさせてみます