<とらじゃむ幼稚園>紹介パンフレット『こんなせんせいたちがみんなをまっています』より
m:
あぁ、今日もみんなに会えます…楽しみです…えへへへ♪
スイ:
うわ…園長が壊れてる
ナハト:
スイ先生、駄々漏れですよ、本音が…くくっ
たいら:
よくもまぁ園長になれたもんだよな
ユリア:
あなた達ね…あら、時間ですね。園長、お迎えに行ってきますね
m:
はい、お願いしますね
スイ:
あのさー
ナハト:
ん?
スイ:
うちの送迎バスって、ぶっちゃけ痛車だよね
たいら:
痛いよなぁ、アレ
ナハト:
アレに普通に乗れるのは園長とユリアさんくらいだよな
さて、メンバーを紹介せねばなるまい。
m:
園長なのに全然慕われていません…!?
園長m。
萌えと燃えを愛する、とらじゃむ幼稚園の園長。
百合、薔薇、ロリ、ショタなんでもござれなハイスペックぶりは『園長させるには危険過ぎるだろ…』ともっぱらの噂である。
たいら:
何を言うんですか園長。あなたを慕うからこそ、こうして俺達はここにいるんですから
副園長たいら
時代が時代ならば間違いなく歴史に名を残しただろう漢(オトコ)。
生まれるのが遅すぎたとまで言われる彼は『なんで幼稚園で働いてるの?』ともよく言われる。
スイ:
あたしはmさんのこと慕ってるような気がしないでもないんじゃないかな?ね?なーちゃん
保母スイ
時に園長をも凌ぐ発言力を持つと言われる保母。
興味を持ったものには全力で取り組む。
唯一の弱点はシリアス。
ナハト:
俺が知るか…じゃなくて、仕事中にあだ名で呼ばないでください、スイ先生
保父ナハト
『なんでここで働いてるの?』第二弾。
無駄に鋭いその目つきは園児達とのファーストコンタクトに支障をきたしてしまう。
そして…
ユリア:
きーみはだーれーとキスをすーるー♪
歌を口ずさみながら、痛いと評判の通園バスを走らせる彼女の名はユリア。
高身長の、いわゆるモデル体型の彼女は、以前は違う職についていた。
しかし、園長との出会いがユリアをこの道に引き込んだ。
ユリア:
プリーズドンセイユーアーレイジー♪
彼女は保母ではない。
経理を担当したり、給食を作ったり、送迎バスを走らせたりする…言わば裏方である。
だが、それでもユリアは今が幸せだった。
何故ならば…
ユリア:
はぁ♪今日も可愛いあの子達に会えます♪
園長と同類だからである。
―
とらじゃむ幼稚園…そこは(一部の者にとっては)最後の楽園。
とらじゃむ幼稚園…そこは(一部の者にとっての)希望のよりどころ。
そして…
??:
ここが…今日からわたしが働くとらじゃむ幼稚園…!
夢と希望に満ち溢れた若人がまた一人、とらじゃむ幼稚園の門戸を叩いたのだった。
??:
ゆり、頑張るっ
これは、(色んな意味で)評判のとらじゃむ幼稚園で繰り広げられる、小さな愛の軌跡を綴った物語…なのかもしれない。
11/01/14 23:42更新 / ナハト