3話(前)


ショータ:はしる〜はしる〜おれ〜た〜ち〜♪

今日は急遽開催されたマラソン大会の日です。
高校時代に陸上でぶいぶい(死語)言わせたショータさんは際どい衣装に身を包みウォーミングアップをしています。

時流:こうして見ればショタちゃんってやっぱり男なのね

こうして見なければ男には見えないということですね?時流お姉さん。

ショータ:当然で…うわ…時流さん…それで走るんですか?
時流:おかしい?
ショータ:際どい…?

ブルマでした…これ以上ないくらいのブルマでした。
上着には『ときる』とゼッケンが…狙いすぎ?

ショータ:寒くはないですか?
時流:寒いわよ。ただ、私が上下ジャージなんて許されるかしら?いいえ許されないわね

反語ですね。

ゆり:は、恥ずかしぃ…
笑夢:そうですね…

『ゆり』『えむ』のゼッケンを付けた二人が来ました。
もちろんブルマです。
ちなみに学生のゆりちゃんは濃紺、先生な笑夢お姉ちゃんと時流お姉さんは臙脂色です。

ショータ:…時流さんのプロデュースですか?
時流:えぇ。あとはスイ姉さんとも話してね
ショータ:そうですか…
ヒメ:あ、いたいた!お〜い

ショータさんの彼女さんのヒメさんが走って来ました。

ショータ:あ、ヒメ
時流:あらヒメじゃない
ヒメ:時流さ〜ん、相変わらずえぇ身体しておいでですなぁ
時流:知ってるわよ

ヒメさんの発言がおやぢですね。
しかもそれを知ってると返す時流お姉さんは色んな意味で注目を集めています。

ショータ:それでヒメ、どうしたの?
ヒメ:ショーちゃんのユニフォームを持ってきてあげたのさー
ショータ:これじゃダメなの?

陸上のユニフォームは皆さんご存知かと思いますが、ショータさんのユニフォームも相当なものです。

ヒメ:ふっふっふ…時流さん、協力してよ
時流:任せなさい。姉さん、ゆりも手伝って
笑夢:わかりました
ゆり:うん…っ//

ジリジリとにじり寄る相坂三姉妹+ヒメさん。
その背後には『ゴゴゴゴゴ…』と文字が見えそうです。

ショータ:うわぁぁぁ!?

合掌。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

ゆり:かわぃぃ//しょたたんかわぃぃっ//
笑夢:ハァハァ…これはなんておいしそ…げふんげふん
時流:納得の完成度ってやつかしらね
ヒメ:ヤヴァイぜ…この出来…

大絶賛のショータさん新ユニフォームは…

ショータ:さすがにここで女装は…

下はブルマ。
上はぶかぶかジャージ。
ブルマがジャージに隠れそうで隠れなくて、人類の根底に根付いた『チラリズム萌え』の精神を揺さぶります。

榛希:わざわざお前の為に用意した衣装だ
ショータ:榛希さんが作ったんですかコレ!?

一縫いごとにナニかが込められていそうです。

スイ:あくまでナチュラルなメイク…一見地味なリボン…なのに出来上がりは天使かと見紛う出来。良い仕事してるねー

スイ姉さんがベタ褒めしてます。

笑夢:天使以上かも知れませんね…

↑百合天使。

時流:こんな天使がいたらまさにゴーゴーヘブンよね

↑不謹慎な天使。

ゆり:しょたたぁん//

↑:まぐろ天使。

ナハト:天使が揃って骨抜きにされてるな…

↑死神。

スイ:属性持ち多いね

↑魔王。

人外カテゴリーが多いですね。

ショータ:ってナハトさん達いつの間に!?
ナハト:今さ。運営と警備の指示出しが一段落ついたんだよ
スイ:そうそう、安心して走ってねー

死神と魔王が運営に関わった大会…何も起きない方がおかしいですね。

時流:スイ姉さんにナハトさん、何も企
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