4話(後/裏)


ナハト:この時、この場所、この歌を。貴様の胸に刻んでくれよう。聴いてください

ナハト:『うちの家族ダメだこりゃ』

ナハト:やっちまった〜

ナハト:親の録った大河、上からアニメ録っちまったよ!!

ナハト:見ろ〜、親父がなのはにぶちギレる〜。それでも少しハマリ気味

ナハト:Gacktじゃない!Gacktじゃない!母よ見るのはそこしかないの?

ナハト:本当のことを言ったなら、きっとみんな消されるよ

ナハト:親父は〜フェイトに〜
ショータ:(フェイトに〜
ナハト:どうやら夢中だ
ショータ:(夢中だ
ナハト:ねえ、Gacktじゃない!しつこい母

ナハト:独りで暮らす時がきた

ショータ:お兄ちゃん、私のコルダも消えてるんだけど(怒)

ナハト:…
ショータ:…
ナハト:……
ショータ:……
ナハト:………
ショータ:………ナハトさん
ナハト:ん?
ショータ:暇…ですね
ナハト:さすがに下着選びには混ざれないからな

二人は下着選び女性陣から離れていました。
人がいないからって歌うのはどうかと思いますがそんなことをしてしまうくらい暇でした。

ショータ:混ざるな危険って感じですかね?
ナハト:お前はまだ大丈夫だろう。俺なんか通報されかねない
ショータ:いるだけなのに悪目立ちしますよね、ナハトさんは
ナハト:ショータが横にいなかったら間違いなく警備員が来るぞ

頭にヤの付く職業の人か不信人物と間違われそうです。

ショータ:僕だって男だってバレたら…
ナハト:バレないから問題ない
ショータ:…あはは

きっぱり言い切られたショータさんは苦笑いするしかありません。

ナハト:しかし…
ショータ:はい?
ナハト:やはり女性の買い物は長いな
ショータ:そうですか?まだ一時間程度ですよ?

普通です、と言わんばかりの表情をするショータさん。

ナハト:…長いだろ?
ショータ:僕とヒメは一着買うのに半日かけることとかありますよ?
ナハト:(´Д`)

所謂一般男性の思考かナハトさんには信じられません。

ショータ:すンごい顔になってますよ?w
ナハト:…半日?一着の為にか?
ショータ:ナハトさんは時間かけませんか?例えば、その服を買ったら自分の手持ちとどういうコーディネートが出来るか考えたり…
ナハト:ないな。ほとんど黒しか着ないし、フォーマルばかりだし

むしろ考えるのが面倒なので、それなりに見えるフォーマルを選んでるナハトさんです。

ショータ:ナハトさんは本当に黒いですからね…wシルバーアクセとか買うつもりは?
ナハト:たまに…本当たまに貰い物だが付けることはあるが、買うほどじゃないな
ショータ:貰い物?
ナハト:…失言だ。忘れてくれ
ショータ:嫌です♪

ショータさんにっこり。

ナハト:良い性格してやがるな
ショータ:ありがとうございます♪
ナハト:褒めてないぞ。そもそも、俺の話なんかつまらんだろ?
ショータ:でも暇つぶしにはなります

失礼と言えば失礼な意見ですね。

ナハト:何が悲しくて暇だからって自分語りをしなといけないんだ?
ショータ:なら自分探しをします?
ナハト:このフロアで見つかってたまるかよ
ショータ:下着しかなさそうですよね…本格的なランジェリーショップじゃなくて良かったとは思いませんか?

そもそも女性用下着フロアには対男性用の結界が張ってあるような気がします。

ナハト:…あぁ、それは思うよ。しかし、今自分がここにいる理由がな…
ショータ:僕一人じゃ寂しいから?
ナハト:それはある。あるが、そもそもこのフロアに連れて来ら
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