4話(後/表)


時流:取り敢えず、まずはこれね
カズ:…なんですか?この紐?

カズ君が渡されたのはなんというか紐に見えました。

時流:Tバック
カズ:こ、これが…って穿きませんからねっ!?

正直生唾ごくりです。

時流:ちっ
カズ:舌打ちした!?
笑夢:思い切って、このリオのカーニバルで使われてそうなこの紐水着なんてどうですか?
時流:いいわね

次に出てきたのは…もっと紐でした。しかも下着じゃなくなってます。

カズ:良くない!趣旨変わってませんか!?
ゆり:パンツじゃないから恥ずかしく
カズ:ないわけないからね!!

むしろパンツの方が平気なのでは?

ヒメ:さすがにそれは恥ずかしいよね…これはどうかな?
カズ:…//
時流:ヒメ、あなた…これ普通過ぎて逆に生々しいわよ
ヒメ:ありゃ?

ネタに走りまくった前者二つに比べ、ヒメさんが差し出したのは白いショーツでした。

カズ:というか…ブラジャーを買いに来たんじゃ?
笑夢:あ…
時流:…そうね。希望はあるかしら?
カズ:希望って言われてもその…
ゆり:可愛いの♪
ヒメ:色っぺーの♪
時流:エロいの♪

欲望に忠実ですね。

笑夢:そして、その要望に応えたものがこちらに

あるのかよっ!?

カズ:三分クッキングみたい!?
笑夢:ここは男性心理に訴えるようにまず白!清楚だからこそ感じるこの健康的な色気はいかがですか!!そして何色にも染まるというこの背徳感!!

モノは言いようです。

カズ:ちょ…背徳感てw
時流:いいわね
笑夢:そして黒!!黒や紫は色そのものに妖艶さがあります!!ちなみに時流さんがあんまり似合うから私は敬遠してます…が、黒や紫の下着を付けたゆりちゃん…ハァハァ…たまりません…じゅるり

笑夢お姉ちゃん故障のお知らせ。

ゆり:?(≧〜≦)?
時流:姉さんよだれ
笑夢:はっ!?
スイ:ゆりさんに黒は背伸びし過ぎかもしれないけど、だがそれがいい…みたいな?w
笑夢:エヘヘヘヘ…天使カラーの白が多いゆりちゃんが見せるブラチラがなんと黒!!ゆりちゃん自身から感じられるこの清楚さ、汚れを知らぬ正に天使の如し!!なのに!なーのーに下着は黒!!この背徳感もまたたまりませんなぁ…ウヘヘヘヘw

↑ダメだこいつ…早くなんとかしないと。

ゆり:お、お姉ちゃん恥ずかしぃよ…////
時流:何と言うか、変態親父みたいねw

言えた義理…げふんげふん、失礼しました。

スイ:ともかく、値段が男性用と桁が違うから気後れするかも知れないけど、良いものを選ぼうね
カズ:…高っ!?

改めて値段を確認したカズ君は驚きました。

時流:どうせ三枚で千円いかないようなの穿いてるんでしょ?
カズ:しま○らで…w

しま○ら安いですね。

ヒメ:安いのがいけないとは言わないけど、安いと相応の生地だから長く大事に使うならある程度お金をかけるべきかな
時流:女なら『あ、その下着可愛い〜♪』なんて顔で笑いながら目を光らせて色々チェックするわけだけど、男じゃ下着よりも中m…
カズ:げふんげふん!!…まぁ男が集まって下着談議はしないですね

言わせねーよとカズ君は時流姉さんの言葉に割り込みました。

ゆり:でも…カズくんのって…可愛ぃ…よね//

な、なにが…?

カズ:ちゅおwww
時流:時々この天然が恐ろしいわ…
スイ:だねw

まったくです。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

ゆり:さて…
笑夢:はい
ゆり:買い物も無事終わりました
時流:ちょっと待ちなさいよ

時流姉さんから待ったがかかりました。

ゆり:?
時流
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まろやか投稿小説 Ver1.30