梓が爆発。
まあそんなもんだろうな。
口先ではいろいろ言ってるけど。
しかし恐ろしいヤツだよな、唯は。
このままだとかかわる女の子全員をとりこにするんじゃないか、あいつ。
リトルバスターズだって、すでにこまりんと唯湖さんはちょっとアレだし。
しっかりおさめた写真を確認してからデジカメを収める澪と、視線を交わして苦笑。
で、ムギがいつも通りぽーっと、和がやれやれって表情で笑ってる。
・・・そういえば和って、たったひとりだけ、唯の魅力にやられてないような気もする。
すばやく保護者役に座ることで、自分の立ち居地を安定させたのかもな。
それはそれで正しい選択なんだろうな、唯と接するにあたっては。
ピンポン。
お、呼び鈴が鳴った。
他の連中は取りにくいとこにいることだし。
あたしは立ち上がって、インターホンを手にする。
「はいはい、どちらさまかな?」
お尻を掻きながら受話器に話しかけると。
「ぐえっへっへ、おねーちゃん、今日はどんなパンツはいてるのかにゃ?」
・・・うぐ。
人に言われると、確かにめっちゃ腹立つわ。
あーでもしょうがない、開けるか。
「律、どうした?」
まだ騒いでいる3人の脇をすり抜けると、澪が声をかけてきたけど。
ドアを開ければわかること。
念のためちらりとのぞき穴に目を向けて、予想通りの面子だということを確認してから。
ドアのチェーンを外してアンロックする。
がちゃり。扉が引き出されて、
「わふー、律パパ、おはようございますなのですっ」
「ぐんもーにんえぶりわん、はるちんたちが朝食届けにきたぞ!」
「昨日はお付き合いしちゃいまして。おはようございます。よく眠れましたか?」
腰に抱きついてきたクドちゃんの体重を受け止めたところで、はるちんと杉並さんの笑顔が、朝の光の中から飛び込んできた。
慌てて澪が毛布の中に飛び込む。あいつ、下半身はパンツだけだったからな。
まったく身内だけだと隙の多いヤツ。
ムギがすばやく体を前に出して、澪の体を見せなくしたのだけは確認しておく。
「おはようございます。寝起きの姿をみせちゃって、恥ずかしいわ」
そう言ってふんわりと笑う。
「え、ええ」
杉並さんが少し顔を赤くして応えるのがちょっと気になるけど、まいいか。
ともあれ、クドちゃんの感覚はしっかり楽しむことにしよっと。
こっちからも抱きしめ返す。うーん、やっぱかわいいよな、もう。
「おー、おはよー、クーちゃん、はーちゃん、むっちゃん」
「おはようございます、3人とも」
「おはよう。今日はここで朝食にするの?」
で。
はるちんが大鍋を抱えてるのと、
おかもち・・・っていうんだっけ?を両手で一生懸命ぶら下げてる杉並さん。
「うう、ちょっと重い・・・ごめんなさい、律さん、クドちゃん、ちょっと通して」
「むっちーは腕力ないなぁ」
「うう、いまは同意します・・・」
ぷるぷるしている2の腕をみては、さすがにしょうがない。
いったんクドちゃんを離して彼女に代わり、荷物を持つ。
「あ、ありがとうです、律さん」
「りっちゃんでいいよ、むーたん」
「む、むーたん?・・・あ、でも、ちょっと可愛いかも」
「それいいですね、わたしもそう呼んでもいいですか?」
「あ、・・・あ、はいっ!」
だからなんでそんなに真っ赤になるかなぁ。
「あれ、澪ママはどこなのでしょうか?」
と言った先で、毛布がグラッ。
「わふ、そこなのですかっ?」
びくびくっ。
「かくれんぼなのですか、みつけましたなのですっ!」
「う、うわ、ちょっとまって!」
慌てた声をだす澪だけど、ちょっとハイテンションなクド
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