やっぱり少しだけ懸念せざるを得なかった、見回りとかに引っかかることもなく、
あーちゃん先輩が事前に根回しを済ませていたおかげで、
僕たちは8時までの楽しい時間を過ごせた。
賑やかな夕食改め宴会が、食べ物飲み物がつきてきて、
突っ走ってたひとたちがそろそろへろへろになるあたりで、ペースダウンしてくる。
ちなみに酒の入ってないはずの男性陣の疲労が、なぜ女の子たちより激しいんだろう?
恭介までちょっとお疲れモード。
でも。
・・・そうか、もうこれで合宿は終わりなんだ。
明日からは、しばらく彼女たちが。
僕たちと一緒の制服で生活を共にすることはなくなるんだ。
一応、学祭直前ではまた泊まり込みになることは決まってるんだけど。
なんかもうある意味見慣れてしまった制服姿を、僕は惜しむ気持ちで見てしまう。
いるのが当たり前、になりかけていたから、軽音部のみんなと和さん、憂ちゃんが。
少し、祭りの後、の気分。
「おーそうだそうだ、みんなで記念写真撮ろうぜぃ」
あいかわらずテンションの高い律さんが提案。
なんだかんだいいつつそんなにペースをあげてなかったせいか、はたまたもともと強いのか、
ぜんぜん元気。というかほとんどいつも通り。
「おぅ、いいな」
早速真人が賛成。
「確かに一枚欲しいな。今回無事に終わったんだから。よし真人、すぐに場所を作るぞ」
立ち上がって片付けにかかる謙吾。
「え、今すぐなの?ちょっとメイク直したいんだけど」
「気にするほどでもないではないか、さわ子先生」
「あ、わたしも鏡鏡」
「それよりもまず謙吾くんたちを手伝え、唯」
「えーだってぇ、普段はともかく今日は男の子たちも一緒だよ。
やっぱりちゃんと決めたいよ。それにこの制服での写真は最後になっちゃうかもだし」
「いえ、皆さんの制服姿は別の機会にきちんとした記録に残したいです。今回はスナップの延長、ということでよいのでは」
美魚さんが言う。
「え、なんで?」唯さんが。
「・・・これは私のささやかな努力の証でもありますから」
「そうだな、確かにこの制服もいいデザインだし。
これはこれで、私も記念に残しておきたいな」
澪さんが納得した。
なんだかんだ言ってる間に、準備はさっさと進む。
恭介もいるし、唯湖さんも手を止めないからなおさら。
紬さんも、結構飲んでいるはずなんだけどしっかり体を動かしているし。
最前列は床(視聴覚室は底上げしてあって絨毯敷き、土禁だから問題なし)。
2列目は椅子に着席。
3列目は机に座って、2列目の後ろに並べた椅子に脚を置く。
これでなんとか、広角モードを使わなくても全員きちんと納まる、と、さわ子先生。
恭介とさわ子先生、唯湖さんがデジカメをチェックしている間に、みんながめいめい並ぶ。
一応お客様の軽音部のみんなとさわ子先生を、僕たちが取り囲む形で配置。
でもさわ子先生、謙吾、真人はちょっと遠慮気味に端っこへ。
「俺たちが中央に来ると目立ちすぎるからな。目立つ役は恭介と理樹にまかせるさ」
「主役はあくまで君たちよ。先生は端側を固めて置けばいいの」
一方で、あーちゃん先輩と睦美さんは3列目とはいっても、
みんなに押し出されるようにして真ん中へ。丁度憂ちゃんたちの後ろくらい。
そこへ、食器を片付けに行っていた鈴たちが。
「今日はネギがあったから、お前たちが中に入れなかったからな」
「わふー、ベルカとストレルカも仲間にいれてあげてくださいなのですっ」
猫と犬たちも連れて来る。
猫たちは皆でそれぞれ抱いたり肩に置いたり。
ベルカとストレルカは、
クドを前列真ん中においてベルカを抱か
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