>大学の頃の話。 正確には三角関係ではなく、mの片思いの話。恋愛経験値ほぼ皆無だったときのw もてる方ではないので、まぁ、そんなものですw ――m大学2年生。隠れオタ。 パソコンの講義のときのこと。 パソコンは2人で1台でした。 そのとき一緒になった人がオタクだったんですw それで帰り道も電車で1時間。ずっと一緒でした。 隠れオタで恋愛らしい恋愛をしてこなかった人間が、話が合う人とそれだけ一緒だったらもうですよw ヨユーで惚れてましたw で。 まぁ、友達の集まりのときに恋愛の話になってmは散々友達連中につつかれて「……〜って人が好きなんだよね……」なんて恥ずかしげもなく吐かされたりしたわけです。 懐かしいなぁw 大学3年。 mがその人を友達に紹介。 それからいつも遊ぶときは4人。 そんな仲良しグループができていました。 そして……その人はmが「〜のこと好きなんだー」なんて最初に打ち明けた友人と付き合い始めました。 今となってはいい思い出なわけですが、当時は見てるの…つらかったなぁ。 けど。 それで烈火のように怒ったのがmではなく、周りの友人達です。 その学科でmのいたグループ(友達グループってありますよね)が一番大きかったのです。 mは今でこそこんな性格してますが、昔は本当に真っ黒だったので止めなかったです。 それに今まで毎日一緒に遊んでた人たちだったんです。 近ければ近いほど、どうなるのか……わかりますよね。 私達は「今となっては……」と言いますが、いじめられた方は今でも色濃く覚えているでしょう。 大学4年。 ゼミでみんなが離れることで自然に緩和しました。 その2人も入れて、友達グループの輪が戻っていって、 それでも前みたいな4人になかなか戻れなくって。 mの周りには別のグループができあがってて。 卒業間近。 mが好きだった人と付き合っていた友人が、mと2人っきりになったときにポツリと言いました。 「今まで、ごめん」 言葉が刺さりました。mは何も言えませんでした。 だって。2人は両思い。mは片思い。 一方的に横槍を出していたのは間違いなくmの方だったんですから。 そのせいでずっと仲良く遊んでいた友達2人をひどい目に遭わせてしまったのも間違いなくmなのですから。 事の顛末。 まずmの性格が今のようになったきっかけはこの辺の経験です。 自分があまりにも醜かったから。あまりにも幼かったから。 大人になろう、と誓ったのですw そして…… この友人2人には日本に帰るたびに会ってたりしますw 今はもう親友と呼べるでしょうねw 好きだった人の方はもう別の恋人持ちです。 友達のほうも今年ようやく恋人ゲットだそうです。ちょっとスパン長くない?(余計なお世話 それにしても出会いから覚えてるとは、自分でもちょいと驚きです(爆 >社会人になってからの話。 どうにも大学の頃は男女グループで集まっていたせいか、すっかりと場慣れしてたm。 性格のほうも、今みなさんが知ってるようなこんな感じの性格になっていましたw それに隠れオタもやめて、オタクであることを公言していました。 そして、人生に何度か訪れるとかいう「モテ期」が来ていました。 ここからの話は三角関係の話です。 ただ、話の中心人物が何も望まなかっただけです。 入社研修。 その2人との出会いはそこでした。 一人はmの世話をとても焼きたがる友達ですw 世話好きさんとしましょうw もう一人はぶっきら棒で恥ずかしがり屋。mがいじりまくった結果、微妙にオタ知識ありということが判明。 この世に実存したのかというクーデレさんですw 入社研修で前と後ろと隣だった。 そんな出会い方でしたw 入社研修は1ヶ月間全員ホテルに缶詰で、いつでも一緒でした。 (おっと、変なことはありませんでしたからね) で。 研修後はいつもお疲れ様飲みですw mが飲みすぎてハリーポッターの呪文をコンビニで絶叫してその2人の友達にめちゃくちゃバカにされてたりしましたw その後。 世話好きさんが盛岡に配属。 mとクーデレさんが青森に配属となりました。 配属後。 mとクーデレさん、どちらも映画好きだったんです。 それで仕事上がりのレイトショーによく誘われて出かけたものですw 有名どころの映画から分けわかんないゾンビ映画まで、誘ったり誘われたりして見に行っていました。 大学時代もオタク同人時代も男女の友達2人でいることに別に違和感を持っていなかったmだったのですが、傍から見たらそうは見えなかったようです。 付き合ってんの?と聞かれてもクーデレさんは別に否定しませんでした。 む。mは何て言おうと考えたりしたけど、何も話ふられなかったっけ。 この頃は同期会と称して八戸あたりで集まって、みんなで焼肉をつついたものですw 世話好きさんなんていつもmやクーデレさんをいぢって遊んでいました。 2人つきあってんのかよーみたいな。 あの3人仲いいよねーといわれるような、まぁジャレ合い3人組みたいなものでした。 m退職後 入社半年というスピードでmはその会社を退職しました。 学校の先生の道を進もうとしたのです。 mが仕事から解放されたせいか、この頃はよく世話好きさんやクーデレさんからメールや電話が来ていました。 仕事の愚痴とか友達の話とか、2時間3時間オシャベリあたりまえでした。 その時正直うすうす感づいていたんです。 けどmは、「3人仲良し」を続けたかったんです。身勝手ですよね。 何度目かの世話焼きさんが遊びに来たときのことです。 クーデレさんの勤め先の駐車場で、クーデレさんの仕事が終わるのを世話焼きさんと2人で待っていました。 車の中で。 他愛もない話をしていました。 けど空気が変わるのって、わかるんですよね。 話の切れ目で空気が変わりました。 一瞬で何を話そうとしているのかわかりました。 「自分のこと、どう思う……?」 そう聞かれたんです。 mもその遠回りに聞いてしまう気持ちわかります。真っ直ぐ聞くのが怖いから。 「兄妹みたいな感じだよ」 と。そう答えました。 未だに覚えています。鬼ですよね。 けど、わかっていたんです。 ここでもしmが答えを出したらどうなるか。 3人でいられなくなるのがどうしようもなく怖かったんです。同じ失敗をしたくなかったんです。 エゴの塊ですよね。 その後どうなったか? どうにもなりませんでした。 他愛のない話をして、クーデレさんが合流して、遊びに行きました。 それからのこと。 世話好きさんがその会社を去り、クーデレさんだけが残りました。 当時はどこかぎこちなさがあったのですが、時と共にそれもなくなって。 3人が3人ぜんぜん別の道を進み始めて。 3人が3人とも別の自分の世界を見つけて。 けどやっぱり集まると本音で話せる3人でいますw mはクーデレさんとは本気で話しすぎてケンカになるし、世話好きさんにはやっぱり世話されたりしましたw 事の顛末。 連絡があったのは今年の初め。 世話好きさんの結婚が決まりました。 お相手はmたちが全く知らない人です。 ついこの前、10月にmが日本に帰って岩手旅行に行ってきました。(妹といった温泉旅館とは別ですよw) 実はソレ、3人の集まりでしたw クーデレさんの運転で高速に乗って。 「疲れた! 交代しろっ!」 なんて運転ド下手&2年ぶりの運転のmにハンドル握らせて。 ブレーキを踏んだら2人で吹っ飛んで。 「殺す気か!」 なんて怒られてw 岩手で世話好きさんと合流した途端に 「疲れてない?」 なんて心配されて。 お土産のチョコ渡したら 「まだ暑いのにチョコって……」 なんて呆れられて。 平泉で写真取り巻くってたら 「「はしゃぎすぎ」」 と2人に言われ。 3人で平安時代の着物なんて着たりしてw くっついてきたトノサマバッタにびびっていたらクーデレさんがこともなげに取ってくれてw で。 3人でアイスを食べながら 「また今度。それと、お幸せに」 実際にはこんな風には言っていませんが、また会おうという約束、そして「お幸せに」 その2つを伝えました。 それがmたち3人が今年迎えた一つの結末。 む。 これ……m成分凝縮の話ですね(^-^; こりゃ公開しづらいわ。 消すのも勿体無いですし、リンクだけ張ってHTMLにしておくとします。 それにmの歩んだ大切な道のりですからねw 三角関係というのは10代20代の恋愛の上できってもきれないようなものだと思います。 mの事の顛末が正解かどうかなんてよくわかりません。 けど、この二つの関係でmは男女を越えたかけがえのない友達ができました。 きっと人間性も大きく成長したと思います。 当時はそれはもう1日2日悩んだことでも、今思うと懐かしいアルバムです。 悩みも結果も含めてmそのものです。 今度は…… mも身を固めるのでしょうかw それは本人にもわかりませんw |