Le chocolat amer qui est devenu sucr?





「……溶けちゃいそう……幸せすぎて」



その言葉と甘えた表情が理樹の心の奥の欲情に火をつける。

こんなことは何度もあった。

その度に彼は自分の理性と戦い勝ってきたが、今日はそうもいかなかった。

今まで我慢してきたためか、堪りに溜まってしまい、いまにも襲ってしまいそうだった。



「ちょっと…佳奈多、さん…」



上手く言えない。

胸がドキドキして、息が苦しくって詰まってしまう



「どうしたの?」

「うわっ!?」



彼の心境など解っているはずもなく、キョトンしている佳奈多さんは、理樹の顔元に来た。

今の佳奈多の表情はとても魅惑的に見えているので、直視できず、目をそらしてしまう。



「ねえ〜、なんで見てくれないの?」

「そ、そ、それは………」

「ちゃんと、私を見て………」



悲しげな声と瞳でズイっと近づいてくる。

肘のあたりに佳奈多さんの胸が当たる。



(うわっ!?)



心の中でその感触に理樹は驚いてしまった。

柔らかな感触と見た目では分かりづらい豊かさに彼の理性がガラガラと崩れていった。



「佳奈多さん…ちょっと、どいて…」



何とか声に出したが、佳奈多はその言葉に対して少しむくれた。



「やだ。せっかく二人だけになったんだから…」

「でも、ちょっと、苦しい、かな」



どうにかして佳奈多から離れようとするが、一向にうまくいかない。

それどころか、一層密着しようとする佳奈多さん。

まずい。

このままだと………



「………そろそろ、小毬さんたちのところにいこう。ねっ」



どうにかしてこの状況からぬけないと。

そう思い、席を立とうとして、佳奈多の手を退かそうとしたら、理樹の腕に佳奈多さんがしがみ付く。



「………」

「佳奈多さん………」

「………いや」

「え………」



一瞬の否定。



「離れないで」



俯いて、少し切なそうに囁く佳奈多さんの声が耳に響く。

その場から一歩も動けない。

佳奈多はそんな彼の顔を見上げた。



「ほかの女の子のことを考えないで………」

「私だけのあなたになって」

「ずう〜と、一緒にいたいの」



まるで、駄々を捏ねる子供のようにしがみついている

その腕を抱きしめる力が強くなる。



「あなたを感じていたいの。ずっと」

「だから」

「離れないで………」

「………私だけを見つめてほしい」

「――っ!?」



上気した頬と熱のこもったうるんだ瞳で見つめ、つぶやいた。

それを境に理樹の僅かに残っていた理性が崩れた。

そのまま、佳奈多さんの頭を引き寄せて、キスをした。



「んっ!?」



強引ともいえるキス。

だけど、そんなことはかまわない。

今の佳奈多が狂おしいほどに愛おしかった。

理樹の欲望が勢いを増して昂る。



「うぅんっ、………ちゅっ、んくっ」



佳奈多の唇の柔らかい感触と、甘い吐息が口内に広がってくる。

理樹の頭は愛しさという名の酒に酔って、くらくらしていた。

ずっと味わっていたい感触。

佳奈多も、最初はびっくりしていたが、いつしか彼に身を預けてキスにのめり込んでいた。



「んちゅっ、んっ、………ぁ………」



舌を割って、つるりとした歯をなめる。

佳奈多も、理樹の動きに合わせて舌を動かしてくる。

気持ちのいい感触。



「はぁっ、………ん………ちゅっ」

「ぷはぁっ」



唇を離して、佳奈多さんを見る。

とろんとした眼差しの佳奈多が、とても艶やかに見えた。



「ごめん、佳奈多さん」

「でも、もう無理だから」

「僕は欲しかったから」

「佳奈多さんが」

「………………」



佳奈多は、戸惑いの表情を浮かべた。

無理もないか。

後悔はしていない。

でも、嫌われたかもしれない。

不安にも似た感情がこみあげてきたが、佳奈多は微笑んで、そっとキスをしてきた。



「………いいよ」



真っ赤になりながら、つぶやいた。



「あなたになら、あげてもいい」

「ううん、あなたじゃなきゃ、いや」

「だから、もらって………」

「私の全てを………」



恥ずかしさと羨望を含んだしっかりとした眼差しで、僕を見る佳奈多。



「佳奈多さん………」



理樹は佳奈多を欲した。

佳奈多も理樹を欲していた。

嬉しかった、これでもかってくらい。



「いいんだね?」

「………うん」



胸の鼓動が耳の近くで鳴っているかのように五月蠅く聞こえる。

もうこれ以上我慢できなくなっている。



「………佳奈多さん」

熱のこもった吐息を吐きながら、囁く。



「ねえ、呼び捨てで呼んで………」



突然そんなことを言い出してきたが、すぐにいとしい彼女の名前を紡ぐ。



「佳奈多………」



こそばゆい感触を覚える。

何と無く距離がまた縮まった感じがした。



「僕の事も、理樹って呼んでくれない?」

「うん………」

「り、理樹………」



これにもこそばゆい感触を覚えてしまう。

でも、嬉しさのほうが断然大きい。

あまり名前で呼んでくれないから………。

理樹はゆっくりと佳奈多さんを押し倒した。



「んふ、ん………、んんん!?」



今度は貪るようにキスをした。

舌と舌が激しく吸いつくように絡みつく。

こうしていると、佳奈多のことが好きで、好きでたまらなくなる。

興奮する気持ちを抑えながら、何度も口付けをする。



「んんっ! んむうっ! んはっ!」



どんどんと頭の中が熱く溶けていく感触に僕は身をゆだねた。



「っ!………はっ、理樹〜………」



唇が離れると銀色の糸が途切れた。

そのまま理樹は、佳奈多の首筋に唇を滑らせて、キスをする。

ぴくりと震える。



「ん!?」



熱のこもった囁きが静かな部屋に響く。

首筋にキスをしながら、佳奈多の服を手探りで脱がしていった。



「あっ………」



驚いた声が聞こえたが、理樹は手を止めずに服を脱がした。

一気に脱がしたい気持ちを抑えながら、一つ一つゆっくりとボタンを外して前を開く。

そこには雪のように白く透き通った肌が、汗で艶めかしく光っていた。

思わず息を飲んでしまうくらい、魅惑的な光景だった。



「あまり………見ないで、その………綺麗じゃないから」



消えるような声で呟く佳奈多の顔は真っ赤だったが、かえってそれが可愛く見えた。



「そんなことないよ。………すごく、綺麗だよ」



理樹は心のそこから言った。今まで見たモノの中で一番煌いていた。

今すぐにもでも襲いたくなるくらいに

それを抑えながら、二つの乳房を覆う薄い色をした布を外して、直に触れた。



「あっ、んんっ」



柔らかい感触が掌全てに広がっていくのを感じながら揉んだ。

しかし、その頂点は違って徐々に固く張っている。

そこを摘まんでみる。



「んあっ!んんっ!」

「どんな感じ?」

「………なんだか、電気が走った感じ」



感度的には良かったらしい。

それに乗じて刺激し続ける。



「あっ、やあっ、ああっ、あんっ」



切なげに甘い声を放つ。

佳奈多の身体から力が抜けてきたのか、ゆるゆるとよじっている。

胸の突起を口に含んでみた。



「ああっ!?」



さっきよりも刺激があったのか、ビクッと身が震える。

少し息が荒くなっている。

しかし、手と舌を休めることなく、刺激を強めながら弄る。



「んんっ!やっ、んあっ!ああっ!?」



だんだんと、艶のある甘い響きが混じって来た。

身体は汗でじっとりとしていて、前よりも艶やかになっていた。

胸を弄る左手を緩めずに、右手を下のほうへと滑らせた。

白くしなやかな太腿に触れる。



「あ………っ」



すべすべした肌のいい感触と、ほどよく弾力のある肉付きの触り心地。



「やぁ………、は、恥ずかしいってば………」



もじもじと足と腰を動かす。

理樹は、そのままスカートの中に手を入れた。



「えっ!?」



触れてみると下着は、うっすらと湿っていた。

ゆっくりと秘裂をなぞる。



「あっ、んっ」



佳奈多が反応する。

あまりそういったことには疎いのでどうすればいいのか、わからない。

理樹は、今ある知識を総動員して手を動かす。



「やっ、ちょっと、まって………」

「んんっ!? ああっ!!」



佳奈多の息が荒くなる。

だんだんと触っている部分がさっきよりも熱くなっていく。

前よりも濡れてきたのか、少し染みが出来ている。

理樹は高まる興奮を抑えながらも手を動かした。



「やっ、あっ、はっ、ああっ」

「どう、佳奈多?」

「わからないけど、すごく、体が、痺れるの」



それを聞いて、僕は佳奈多の秘裂に指を入れた。

グチャリと中はねっとりとしていて、絡みつくように締め付けていた。



「ああっ!? やぁっ、理樹………、もっと、ゆっくり、ひゃぁっ!!」



最初はゆっくりと動かしていたが、佳奈多の嬌声がさらに理樹の欲情を駆り立てた。

指の数を増やして速度を上げる。



「はぅん! ふあああぁぁぁ!ひ、あ、んぁぁぁぁぁっ!!?? そん、な………かき、混ぜないで………っ!!」



理樹の指が佳奈多の秘裂を揉み解くたびに、甘美な喘ぎが響いてくる。

さっきよりもグチャグチャに濡れた秘裂は、火傷しそうなくらい熱く、そして、愛液が溢れていて、卑猥な水音が響いていた。

ずっ、じゅ、つぷっ、ぢゅる



「すごいことになってるね?」

「やだっ・・・、だ、ダメッ!!いわないで!! あぁっん・・・!あぁっ!!」



佳奈多の身体に力が入る。

もしかして、いくのかな?

そう思い、乳首を口に含み、下のほうもより動きを強めた。



「やあぁ!?ああっ、んあぁぁ!!それっ、駄目!?おかしく、なっちゃ………!!」

「あっ、ああっ!!だめっ、あたまが、へんひなる………!?」

「やああ、だめっ!?あああっ、ああっ!!??あっ、いっちゃう!!」



それと同時に、今刺激している部分を思い切り刺激する。

吸いついていた乳首は、歯を立てて噛み、左手のほうの乳首も強く抓った。

中に入れていた指は引っ掻きまわすように強引に攻めた。



「やあああああぁぁぁぁぁっっ!!」



いままでよりも一段と甘美な声を出して、ぎゅっと体を縮ませて、ぷしゅ、と熱い飛沫が理樹の手に降りかかる。

身体がぴくぴくとふるえている。



「あぁ………はぁ………はぁ」



荒々しく息をつく。

目も焦点があっていない。



「大丈夫?」

「うん………、平気………」



引き攣りながら、微笑んで答えた。

ほんのり火照った表情と、ミントの香りでまたよってしまいようになる。

そんな彼女がより一層理樹の心を揺さぶった。



「佳奈多………そろそろ………」

「うん………いいよ」



理樹が言わんとすることを理解した佳奈多はコクンと、首を縦に振った。

お互い制服を脱ぎ棄てて、生まれた姿になった。

理樹ははちきれんばかりになった自身を佳奈多の秘裂にあてがった。



「あ………」

「いくね」

「うん………きて………理樹」



ゆっくりと愛液で溢れている秘裂に埋めていった。



「くぅぅう………!!んんぅ………!!!」

「っうわ………」



濡れていたとはいえ初めての行為のため、佳奈多の膣内はかなりきつく、理樹自身をギチギチと締め付けていく。



(すごい………あつ、い………!)



まだ、先端しかいれていないが、そこは未知の領域であり、それと同じくらい未知の感触だった。



「っ………んぅ………あ、や………!」



そして、彼の下では痛みに必死に耐えている佳奈多がいた。

その瞳には涙がたまっていた。

その悲痛の表情が彼の良心に痛みを与えた。



「大丈夫!? 痛むの? 痛むなら………」



自分がよくて、佳奈多が痛むなんてとても見ていられなかった。

そう思い、引き拭こうとしたが、佳奈多が足を交わしてきて引き寄せた。



「ダメェ………お願い………抜か、ないで………このまま………」

「でも、これじゃ………」



よけい痛くなるよ、といったが、構わず両足で腰を引きつけようとした。



「んあぁぁっ!………く、ふ………っあ」

「無茶しないで!?」

理樹の言葉を無視して、一層足を絡めてぐっと奥に引き込む。



「………茶じゃ、ない………感じ、たいの………」

「佳奈多………」



さっきよりも痛みが増したのか、さらに引き攣った表情。

しかし、求めている佳奈多の膣内は、温かくて、心地よかった。

理性を総動員して耐えた。



「もっと、っ………理樹を………感じたいの………あぅ」

「それ、に………理樹にも………んっ………気持ち、よく、なってほしい」

「私で………」



その時の彼女の涙で潤んだ上目遣いの瞳と、桜色に染め上がった頬ととろんとした惚気た表情が今までで一番可愛く感じた。

理樹の心は決めた。



「わかった………佳奈多」



彼女にここまで言われたからには後には引けない。

自分たちは恋人同士、愛し合っている。

お互い求めあったからここまで来たんだ。



「一緒に、気持ちよく、なろう………」

「うん………!」



一筋の涙を流しながら微笑む。

理樹は、彼女を傷つけないように、しかし思いきり腰を前に押し込んだ。



「っあ、あ!!んあぁあぁぁぁぁっ!!!!痛っ、あ、んあ!!」

一気に押し込んだため、悲鳴を上げる佳奈多。

その時に何かが切れる音がした。

彼女の秘裂からは紅い鮮血が流れていた。



「大丈夫?」

「っっ!!??ぁぁっ………!!」



佳奈多は歯をくいしばっていて、理樹の背中にきつく抱きしめており、

悲鳴の時に彼の背中に爪を食い込ませていた。

激痛で放心状態になり、目が宙をさまよっていたが彼に目をとめると涙を流しながら笑った。



「佳奈多………?」

「うれしいの………理樹が………私の、中で………感じるから」



彼女の言葉が嬉しくて、理樹はキスをした。



「んんっ、あむ………ちゅ、ふぅん………」



啄ばむように交わしあう口付けがとても心地よかった。

心が満たされるような、もっと愛おしくなる感じだった。



「動くよ………」

「うん………来て………」



ゆっくりと腰を動かす。



「あああああっ!!!!んんっ、はああ!!!」



初めて感じる刺激と破瓜の激痛は、敏感になっている佳奈多の身体と膣内にも、ゆっくりとした動きでもかなりの刺激がした。

そして理樹は、佳奈多の膣内の締め付けにより、徐々に快楽が増してきた。

彼自身に彼女の膣の肉壁がまとわりついて、全体を刺激している。



(くっ………すごっ!………こんな!!)



今すぐにも、快楽に溺れたいところを必死に抑える。

自分だけがよくてもいけない。



「あぁぁっ、ふぁ………んんっ、や」

「痛みは………どう?」

「んぁっ、もう………ほとんど、ない………くぅふぅ」



その表情には痛みの色はなく、少しずつ快楽に身を捧げているようだった。



「は、あぁっ………理樹の、好きなように、んっ、動いて………」

理樹は彼女の太ももに手を当てて、少しずつ激しく腰を動かす。



「ひあぁぁぁぁぁぁ………あ、ふぅあ、あぁぁ、いい、理樹!」

「くぁっ………はぁ、僕も、だよ、佳奈多………」



動かすたびに、僕のモノと彼女の膣内の肉襞が擦れ合って、どうしようもない快感を生み出していく。



ずちゃ、ぐちゅ、ずちゃん。



今聞こえるものは、互いの喘ぎと水音と肉同士がぶつかる音のみ。



「はぁっ、んん!ひゃ、あぁ!!」

「くぅぅ、は………!すごい、あついよ………!」

「わ、私も………理樹のが、おくに、ふかく、とどいて………ああっ!!」



結合部からは互いの液でグチャグチャに混ざり合って、衝き動くたびに、溢れて出てくる。



「ひゃああ、ああっ!!くはっ、あっ、あっ!!らめぇぇ!気持ち、よすぎ!!」



つちゃ、くぷぅ、ずぶ。



もう何も考えられない。

頭の中はただただ、相手と深く繋がりたいという想いのみ。

真っ白となった二人の頭にあるのはそれだけであった。



「あっ、あッ、ふぁあっ、ぅく、んっ、ふぅ、んっあぁ、っああぁぁくああぁっ!」



理樹は腰辺りに何かがたまるような感覚を感じた。

限界が来た。



「かな、た………そろ、そろ」

「うん、きてっ………私の、な、かに………だして!!」



無意識に出た言葉。彼女が愛しき人に求めたこと。

一瞬戸惑ったが、もう考えられなくなり、さらに腰を振った。



「っ、ぅぁっ! はっ、あああああああああああ!好き、理樹、大好き!!」

「ぼくも、すきだよ………かなたっ!!」



そう言うと、思いきり突き上げて、同時に目の前が真っ白になった。



「っう、く………!!!!」

「あ、あ、はぁっ!!あああああああぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!」



佳奈多は激しく体を痙攣させて反り返る。

その瞬間に理樹は、佳奈多に熱い白濁の欲望を吐きだした。

その勢いは収まることなく、彼女の膣内を満たしていき、結合部の隙間から零れ出た。



「はぁ、はぁ、はぁ」

「あ、は、んぁ、はふ」



理樹が自身を抜き取ると、白い白濁があふれ出てきた。

二人は無言のまま見つめあい、無意識に口付けを交わした。

そして、また見つめあって、笑みを浮かべた。



「理樹………好き。もう離れないで」

「うん………離れないよ、離さない。佳奈多は僕のだから」



そう言ってまた深く口づけを交わした。



一休みした二人は身だしなみを整えると、部屋の掃除をしていた。

初めてにしてはいささか激しく交わったため部屋からは二人の情事の匂いが籠っていた。

掃除が一通り済み、部屋を後にして、すっかり忘れていたが小毬たちの所に向かった。



「………ねぇ、佳奈多さん」

「もう〜、呼・び・捨・てにしてよ」

「う、うん………佳奈多」



先ほどから理樹の腕に絡みつくようについている佳奈多。

その仕草はまるで甘える猫のようだった。

寮の廊下には人がちらほらりいて、そのほとんどの人がこちらに視線をむけている。



「恥ずかしいんだけど………これ」

「え〜〜!いいでしょ、このくらい」



少し怒ったかのように膨れる佳奈多。

みんなといる時の佳奈多とは思えない言葉と行動であった。

先ほどの行為で、なにかが外れたかのように甘える。

無駄とわかり、諦める理樹。



「ふふっ」



不意に佳奈多が笑った。



「どうしたの?」

「いえ、理樹のあんな表情をするんだなぁと思ったらね〜」

「えぇっ!?」



理樹が真っ赤になって驚いて、その場に止まった。

普段がおとなしいだけあってこういうことをするとああなることが解って佳奈多はうれしくなった。

今の佳奈多は随分と素直に甘えてくる。



「ふふっ。可愛い」

「それを言うなら、佳奈多だって………」

「えっ!?そ、そ、それは………ううぅ〜〜!!」



今度は佳奈多が真っ赤になってうつむいた。

お互い真っ赤になって沈黙が続く。



「ははっ」

「ふふっ」



耐え切れなく噴き出す二人。



「ねぇ、理樹………」

「うん?」



佳奈多は理樹に抱きついてきて、触れるだけのキスをした。

そしてとびっきりの笑顔で



「好き」



甘く囁く佳奈多の声が理樹に届く。

そして理樹もやさしく微笑んで。



「僕もだよ」



そう言って彼も触れるだけのキスをした。

そうして二人はまた寄り添いながら廊下を歩いて行った。







ほろ苦く、でも甘いチョコ(佳奈多)と、甘く、優しいチョコ(理樹)。

二つが混ざり合う苦いチョコは、とてもとても甘いチョコ(理樹と佳奈多)に変わる

そんな話










■あとがき

どうも、蒼夜です。

恥ずかしながら、mさんのSSをみて、突拍子もなく思いついたものです。

もう、恥かしい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(涙)

自分がこんなにも変態だったとは思わなかった!!!絶望した!!

しかもタイトルもフランス語使っちゃって、赤面ものです。

そして、佳奈多のキャラがぶっ壊れたかのようにちがう〜〜〜〜

あああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!やってしまった。〜〜〜〜〜〜〜!!!!

………………まぁ、いいですけどね。(ォィ

それよりも、私のSSはいかがでしたか。

何分慣れてないのと、文章力のなさで長々しい文になってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

それでは〜〜





←戻る