コタツなのん(のんのんびより)作者:m
紹介メッセージ:
のんのんびより初SSです。みんなでコタツに入っているだけですw
#のんのんびより
#シチュ:越谷家でみんながコタツに入ってますw
「……こたつ最高なのん……」
そういってコタツで丸くなっているのは宮内れんげ。
ローテンションに見えるけど、好奇心いっぱいの小学一年生だ。
「……もうどうにでもなれって感じだよね……」
れんげとくっついてごろごろしているのは越谷夏海。
元気いっぱいだけどちょっぴりおバカな中学一年生。
「みかん持ってきたよー」
みかんを運んできたのは越谷小鞠。
どうみても小学生にしか見えないけど中学二年生。
みんなのお姉さん……のつもりだ。
「センパイ~♪ わぁ、おいしそうですねっ」
どこからどう見ても高校生にしか見えない美少女は一条蛍。
小鞠を見て目をきらめかせているのは、もちろん小鞠のことが大好きだから。
そんな百合に目覚めたばかりの小学五年生だ。
ついでに越谷家の兄ちゃんもコタツで機巧少女はなんとかというラノベを読んでいる。
「姉ちゃん、足じゃまー」
「夏海が伸ばしすぎなんでしょ……もう」
小鞠がモゾモゾと動いたとき、正座で座っていた蛍の膝に何かがぴとっと触れた。
「……!」
(え、これってもしかして……)
(センパイの…センパイの…あんよ~っ♪)
「どうしたの蛍? なんか顔赤くない? 妙に嬉しそうだし」
挙動不審の蛍を不思議そうな顔で小鞠が見ていた。
「え!? な、なんでもないですっ」
……。
(……手をコタツに入れれば、センパイの足に触れられる距離)
……。
(みんなでコタツなんだし、ちょっとくらい触っちゃったって不可抗力だよね)
……。
(ちょっとだけ、ちょっとだけ)
……。
……そろそろそろ~……
――ぴとっ。
(きゃ~~~っ! センパイのあんよに触っちゃった~っ♪)
(も、もう一回だけ、もう一回だけっ)
蛍は目を明後日に向けながらも、その手に全神経を集中した!
……そろそろそろ~……
――ぴとっ。もみっ。
(や~~~んっ♪ すんごい弾力がある~っ)
「……ねえ、蛍」
「ひやぅっ!? ド、ドウシマシタ、センパイ?」
蛍は慌てて両手をコタツの上に置いた。
「あのね……」
もじもじと小鞠が口を開いた。
「兄ちゃんがめちゃくちゃ恥ずかしそうにしてるから、やめてあげて?」
「え、え…?」
「じゃ、じゃあ、この足は……足は……」
「兄ちゃん、割と足長いから」
蛍が兄ちゃんに視線を移すと……。
めちゃくちゃ顔を真っ赤にして、ラノベをガタガタと震わせていた!
「え、えええええーーーーっ!?」