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花ざかりの理樹たちへ その7 ~理樹の大変身編~(リトルバスターズ)
作者:m

紹介メッセージ:
 恭介の思いつきで始まった王様ゲームにより、理樹は……。各編はほぼ独立していますので、途中からでもお楽しみ頂けます。



「……うむ」

――さっきまで悶絶していた来ヶ谷さんがなんとか立ち直った。

「そろそろ最後だな」

「髪型もいじるとしようか」

「そうは言っても姉御ー」

葉留佳さんが律儀に挙手をしている。

「理樹くんの髪の長さだとムズかしくないッスか?」

「えくすてんしょんをつけるというのはいかがでしょうっ」

「……綾波カット」

「今からエクステンションやシャギーを入れている時間はさすがにないだろう」

「……うーん」

――みんな考え込んでいる。

このままでもいいのになあ……。

「あ~、思いついちゃったよー」

――小毬さんがニコニコしている。

「おだんごヘアーにしようよ~」

「おー小毬ちゃん、グッドなアイディアーっ」

「うむ、それなら理樹君の髪の長さで出来るな」

「ちょとやってみるね」

「じゃー理樹君、じっとしててくださいねー」

小毬さんが僕の後ろに回って、髪をセットし始めた。



――しゅっ、しゅっ――

――くいっくいっ――



「どうかな~?」

「……ああ、かわいい……」

来ヶ谷さんがイケナイ目線を送ってくる……。

「カワイさの中に凛としたカッコ良さがありますネ」

「理樹、めちゃめちゃ似合ってるぞ。もーくちゃくちゃだ」

……これは喜んでいいことなのか……?

「……まるでチュン○ーみたいです」

西園さんはまた古いゲームを持ち出すし。

「あくせさりーもリキに付けましょうっ」

「ふむ、どれが似合うだろう……」

――またも全員に囲まれてしまった!

「わふー、このぴんくの大きなリボンなんでどうですかっ」

「クド公、それはちょっとハデすぎるって」

「このお星様をつけようよー」

「この黄色いリボンなんてどうだ?」

「鈴さん、せんすばくはつですーっ」

鏡がないからわからないけど……頭の上が大変なことになってそうだ。

「こっちつけたいーーっ」

「これだけは譲れませんっ」

「ふかーーーっ!」

「ぼ、僕の頭の上でケンカしないでっ」



――様々なアクセサリーをとっかえひっかえ着け変えること数分。



「うむ、この組み合わせが一番似合うな」

両方のおだんごには、赤と黄色のチェックのリボン。

そして右のおだんごにはボンボンのアクセサリー。

左のおだんごにはお星様のアクセサリー。

…………

「うう……僕が僕でなくなっていく気がする……」

「はっはっは、このまま女装趣味に走ってくれてもおねーさんは全然かまわないぞ」

「ぜ、絶対イヤだよっ」

……自分で言うのもイヤだけど……

……髪型もアクセサリーも完全に似合っていた。

「わふー……カワイすぎですっ」

「ウヒョーー、理樹くんに鼻血ブーーーっ」

「ふええ……理樹君、女の子だねー」

「……うなじが……そのうなじが……」

「理樹、もうくちゃくちゃだ」

「……あはは、ありがと……」



もう、やけくそだった。