Diary...?
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2010.06.01(Tue)00:23

  二木佳奈多の消失


WEB拍手がたくさん届いてるね、何かいいことでもあったのかい?
mですw

さっきまで書いていた日記がブラウザと共に消えました(泣)
1時間半が1ナノセカンドで消失です。
何分長文を書く私ですから、消えたときのダメージと言ったら。
もう一度同じことを書くのも酷な話。
ですので新しい話を書きましょうかw

>『化物語』の話。
『傷物語』
『化物語』
『偽物語』
を読了しました。
天邪鬼なmですから、今更です。
どうしても人気作品、もとい皆さんの熱気が高い作品は時期を外して見たがるクセがあるようですw
たぶん作品を見る際に、自己の評価ではなく周りの評価に振り回されてしまうことを暗に避けているのやもしれません。

感想。
人気作品というだけあって、面白く読ませてもらいましたw
それはもう全作品一気に読破するほどです。
化物語の上巻は日本語の回しも綺麗だと思い読んでました。
後半はライトノベルの色合いが強いですけどw

偽物語に関しては好みもありそうです。
私としては冗長をもう幾分ばかり減らしてもらえたらより好きですw

ちなみにmのお気に入りキャラは忍野メメw
良い味出しすぎ!

>小ネタ。
さすがに消えてしまうともう一度、というのは難しいです。
明日にでも仕切りなおしたいかと思います。

>WEB拍手レス!
>暁さん
暁さん、いらっしゃいw
テストの調子はいかがでしたか?
メイド理樹で元気100倍になったのでしたらmの策略通りなのですが(ぅぉぃ

それにしても罪な理樹ちゃんだ。
テスト期間中の人を惑わすだなんて!
うっかりテストのネーム欄に『メイド理樹』と書かないように注意してくださいねw

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2010.06.02(Wed)19:59

  不完全燃焼

描いている様子の再生
PaintBBS0602195946.png 300×400 8K

mです。こんにちは。

近頃、妹がお菓子作りにハマっていて美味しい思いをしておりますw
今日は
「パウンドケーキ作ってあげる!」
とのこと。
なので勉強をしながら待っていたら、キッチンから…
「あ」
という声と共にガチャンという音が!
もしやと思って見に行くと、オーブンから見事にパウンドケーキが落下していました(泣)

勿体無いので周りを削ぎ落として食べましたw
クフフ!
手作り最高!


>ツッコミ。
妹と太宰治と芥川龍之介の話をしていたときのこと。

「自殺したんだっけ? 芥川慈郎って」
「……違うよ。全然違う」
「あれ? どっちも自殺じゃなかった?」
「ううん、そこじゃない。慈郎ってそれさ、テニプリ」
「……」

ギャフン!!
うっかり!!

……もちろんキャラソン歌えますが何か?


>ツッコミ。
妹はmと違って化物語のアニメをリアルタイムで全話視聴済みなわけで。
その話をしていたら。

「珍しいね、シャフト見るなんてさ。いつもマッドハウスじゃん」
「……」

確かにそうだけどさ!
そうだよ、そうだけどさ!!
そのツッコミはどうなのさ!?
返しにくいよ!
その辺意識してアニメを見てたことなんてないから!

>絵
化物語より戦場ヶ原ひたぎでございますw
けど不思議です。
主人公は真性ロリですから趣味は正反対のはずなのに!(ぅぉぃ

>WEB拍手レス!
>小ネタを拝見してくださった方へ!
おそまつ様でしたw
理樹にモエモエしてもらえてmとしても嬉しい限りですw
mも理樹のことはついつい男性扱いをするのを忘れてしまいます(いえ、男性扱いしたことがなかったかもしれませんw)
こんな理樹が近くにいたら男性陣も女性陣も大変でしょうね。
お嫁さんにもお婿さんにもなれるハイブリッド理樹!
求婚しまくりに違いありません!
ああ、私も求婚したいです(待て

これからも萌え理樹を書きますので、また遊びに来てくださいねw

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2010.06.03(Thu)23:17

  お茶を飲むよりアチアチアドベンチャー


ごきげんよう。私です。

湯船に浸かる。近頃の幸せ。
北海道のどこだったかの入浴剤で温まっていましたw
あまりに気持ちいいものでついつい長湯になってしまって。
結構な割合で親に怒られますさ(爆

>最近やりたいことを挙げてみよう。
家中をくまなく掃除したい。
海外旅行(ヨーロッパ)に行きたい。
フレンチを食べに行きたい。
泳ぎたい。
ipadとやらを見てみたい。
夏服がほしい。
サンダルがほしい。
ゲーテのファウストが読みたい。
クッキーを作りたい。
カラオケに行ってシャウトしたい。

はいw
10個ほど今やりたいと思ったことを挙げてみましたw
さて、本題。
あなたはやりたいことを10個すぐに挙げることができますか?

欲がないことは良いことと言われていますが、満足感がある日々を過ごすためには必要不可欠な感性だと思います。

>小ネタでGO!
ではでは銃さんからのリクエスト『理樹と佳奈多』の小ネタを発進するとしますか!
レッツGO!

#シチュ:何やら佳奈多と理樹で『デートの訓練』をするようです。

――とある放課後の寮長室。
長机でせっせと書類を処理している僕がいた。
その傍らには佳奈多さん。佳奈多さんも書類整理に精を出しているかといえばそうではない。
「……ふぅん……へぇ……なるほどね……ふぅん……」
珍しいことに少女マンガに読みふけっていた。
さっき、あーちゃん先輩が帰り際に「面白いからっ! 絶対面白いから! この私の保証つき! なんなら直枝君を連帯保証人にしてもいいくらい面白いから、かなちゃんも読んでみて」と半ば強引に押し付けられた本だ。
最初は「マンガになんて興味のかけらもないのですけど」と嫌々ページをめくっていた佳奈多さんだけど、今ではこの様子だ。
そのせいで、僕の机にある書類は佳奈多さんの分も押し付けられてるんだけど。

「ふぅ……」
パタンと佳奈多さんが少女マンガを机においた。どうやら読み終わったみたいだ。
微妙に目線がどこか遠くを見ていた。余韻に浸っているのかもしれない。
読み終わったんなら仕事を手伝ってほしいんだけどなぁ。
なんて言いたいけど言えない。

「直枝」
「――ん? どうしたの?」
書類を整理していると、佳奈多さんが僕の方を意識するようにチラチラと見てきていた。
「参考までに聞かせて欲しいのだけど」
「うん」
「デ、デートはしたことある?」
「は?」
つい聞き返してしまった。デートってあのデート?
「したことあるの? ないの?」
いや、なんでそんな攻めるような言い方なんだろう。
「ないけど」
「ふぅん、ないんだ?」
そこでなんで嬉しそうな顔をするのかわからない。
「いい歳してデートもしたことがないのね、直枝は」
って、ヒドイこと言われた!
「そう言う佳奈多さんはどうなのさっ」
「わ、私? あ、あるに決まってるでしょう。そりゃもう数えるのも馬鹿らしくなるくらい回数を重ねているわ」
ぐ…てっきり佳奈多さんもデートなんて縁遠いなんて思ってたのに。
「けど、それがどうしたのさ?」
僕がそう聞くと、佳奈多さんは躊躇(ちゅうちょ)した様子だったけど意を決したように僕を睨みつけてきた。
「あなたに必要なのは訓練よ」
「訓練って何の?」
「何のって……」
言葉に詰まった佳奈多さんだったけど。
「デ、デートの訓練に決まってるでしょう」
「はぁっ!?」
吐き捨てるように変な事を言い出した! デートの訓練って!?
「わ、私が直枝のどうしようもない訓練に付き合ってあげてもいいわ」
「別にそんなのに訓練なんて……」
「何を甘えたことを言ってるの?」
「だ、だってデートなんてその時になれば…」
「フン。そういうのに限って本番にどうしようもない失敗をするものよ。あー寝間着で来ちゃったーとか彼女と映画を見ていたと思ったら見知らぬ男だったとか挙げればキリがないわ」
断言するけど、絶対それはない。
「だから事前の訓練は必要不可欠。わかる?」
「何をどうすればだからに繋がるかさえもわからないんだけど」
「明日は休日ね。善は急げと言うし明日決行ということでいいかしら」
聞いちゃいない。
「明日だね、はぁ…わかったよ」
「そう」
落ち着かない様子で教室中をうろうろし始めた佳奈多さん。
「念を押しておくけど」
「これはデートではなく、飽くまであなたを鍛えるための訓練だから。それ以上でも以下でもない。そこのところ勘違いしないで」
「わ、わかってるよ」

――こうして僕と佳奈多さんは『デートの訓練』をすることとなった。


「――……え」
朝のまどろみの中、揺すられる感覚。
「…ん…」
意識が次第に覚醒してゆく。
「直枝、起きなさいよ」
「あ…佳奈多さん…あと5分だけ…」
「はぁ? 今日はデ…訓練の日でしょ、早く起きなさい」
そういえばそうだっけ…。昨日佳奈多さんがデートの訓練をするとか言い出して…。
…………。
……。
「って、なんで佳奈多さんが僕の部屋にいるの!?」
思わず飛び起きた!
ここは間違いなく見慣れた僕の部屋だ。
けど一つだけ見慣れない光景。
僕と真人の部屋にうっすらとミントの香り。
可愛らしいカーディガン、中には胸元が開いたブラウス、下はデニム。
木で編まれたバッグを持っている。
そんな佳奈多さんが辺りを盛んに気にしながら僕を睨みつけていた。
「な、なんでいるのって、デートは相手を起すところから始まるからに決まってるじゃない? 他の人に遭って勘違いされるから早く起きてくれない?」
「いやいやいや、普通待ち合わせからでしょ!?」
「…え? そ…んなことないわよ」
慌てて後ろを向き、バッグから何か取り出しゴソゴソやっている。
脇からそっと覗くと、付箋だらけの少女マンガ(昨日のだ)を開いて「…こ、これにはデートの作法って描いてあるわよね…?」とかやっている。
あ、僕の方に振り返った。
微妙に口元が尖っている。
「な、直枝が言ってるのはローカル・ルール。訓練指導の立場にある私に愚問をぶつけないでほしいわ。そ、そんなことより早くしないと井ノ原が起きちゃ…」
その時。
「うんんんぅぅ〜………ん? んっ!?」
「うおっ!? な、な、なんで風紀委員長がこんなとこにいんだよ!? べ、別に風紀乱して――」

――プシュッ!
佳奈多さんがバッグから神速で取り出したスプレーを真人に吹き付けた。
途端に真人が再びベッドへと沈んだ…。

「良かった。念のため催眠スプレー持ってきておいて」
「なんでそんなの持ってきてるの!?」
「フン。第二、第三の被害を出したくないのなら急いで」
こ、これって脅しじゃないかなぁ。


結局、僕の着替えのこともあった(佳奈多さんは忘れていた)ので校門待ち合わせとなった。
「お待たせ、佳奈多さん」
「…フン」
一瞬僕の方を見た佳奈多さんだけど、僕の姿を見るなりスタスタと歩き出した。
「あ、まっ、待ってよっ」
追いついて佳奈多さんの横に並ぶ。
「デートの訓練って言ってたけどどうするの?」
「スタンダードなデートコースを回るつもり――まずは基本。水族館ね」
「……いや、この町にはないけど」
「……」
佳奈多さんの足がとまった。
僕に背を向け、またこっそりと付箋だらけの少女マンガを確認なんかしてる。見ない振りをしておこう。
「――フ、フン。あなたを試しただけだから。定番の遊園地に行くわ」
「それもないけど」
「……ぐ」
訓練以前にこの町のレジャー施設を把握していないよ、佳奈多さん…。
「な、何よ?」
うわ、めちゃくちゃバツが悪そうだ。
「えと、とりあえず商店街の方に行ってみようよ」
「何そのとりあえず、って。気に入らないわ。全然気に入らない」
佳奈多さんって。
本当はデートなんてしたことないのかもしれない。


――商店街に着くと、広場でフリーマーケットが開かれ賑わっていた。
「へぇ…」
僕と佳奈多さん二人で肩を並べて見て歩いている。
「直枝、あれ何かしら?」
さっきまで不貞腐れ気味の佳奈多さんだったけど、だんだんテンションがあがってきたようだ。
というか。
「直枝、直枝! 手作りアクセサリーもあるわ、ほらそこ」
「直枝、早くこっちに来てよ。これこれ。良く出来てるわね…」
こんなにテンションが上がってる佳奈多さんは初めて見た…。
嬉しそうにビーズアクセサリーを指にはめて
「似合う?」
なんてやってくる。
…う。
はしゃぐ佳奈多さんはどうしようもなく――可愛い。

足取りの軽い佳奈多さんとフリーマーケットを見回って、一つのぬいぐるみだらけのお店の前に止まったときだ。
「あ、小毬さん」
「あれ〜、理樹君、いらっしゃい〜―ほわっ、か、かなちゃん!?」
「…え? えっ!? かっ、神北さんっ!?」
瞬時に僕たちの肩と肩の距離が20センチから200センチまで開いた。
小毬さんの顔も驚愕の物だ。
「なななななななんで、理樹君とかなちゃんが二人で……も、も、もしかしてっ!?」
「そそそそういうのじゃないわよ、これは!!」
「ままままままさか、ふふふふふ二人は!?」
「そ、それは勘違いよ勘違い、勘違いね、勘違い!」
小毬さんと佳奈多さんが二人で、どどどどどななななと言葉にならない言葉を言い合っていた!
「二人とも落ち着いて!」
「だだだだってーっ!」
「神北さん、こ、これは直枝に厳しい訓練をしているだけなの! 邪(よこしま)な勘違いはしないで欲しいわ!」
「ふえ? 訓練中?」
「あ、当たり前じゃない。それ以外のなんでもないわ」
「そ、そうだったんだー。てっきり付き合ってるのかと勘違いしちゃったよー」
どうやら納得したらしい。
「ただのデートの訓練よ。直枝に頼まれて訓練を見てあげてるの」
「ちなみにこれは極秘訓練だから誰にも言わないこと」
「え? そんな秘密の訓練だったの?」
「デートをしたことがないと周囲にバレたら、直枝、恥ずかしいでしょう? その配慮」
「そっか〜、わかったよ〜」
どうやら納得してしまったらしい。
僕としては心境が複雑だ。
「直枝、これは飽くまで訓練なんだから勘違いされるような行動は謹んで欲しいわ」
「ええと……わ、わかったよ」
反論したいところだけどグッと堪えておこう。
「理樹君もかなちゃんも訓練がんばってねっ。では、これをプレゼント〜」
「う、うん、ありがと」
みかん星人とかいうぬいぐるみをもらって小毬さんのところを後にする僕たちだった。

時刻はお昼を差していた。
休憩に街中のベンチに腰を下ろす。
「お腹が空いたけど、どこかで食べる?」
「それなら問題ないわ」
一瞬だけだけど嬉しそうな顔をした佳奈多さん。
バッグからハンカチで包まれた小さな箱を二つ取り出した。
「こ、これ。あげる」
そっぽを向きながら僕にそのうちの一つを手渡した。
「……えっと、これは?」
「見てわからないの? お弁当以外の何に見えるか聞きたいわ」
「……」
「どうしたの、直枝? デートとお弁当はイコールで結ばれるくらいの定番でしょう?」
「いや、お弁当はいいんだけど」
「なによ?」
「ここ、商店街の真ん中だよ…ここでお弁当を広げるのはちょっと…」
「……ぐっ」
顔を耳まで赤くしてお弁当をバッグに戻そうとしていた。
うっかりみたいだ。
「あ、せっかく佳奈多さんが作ってくれたんだし、場所を変えて食べようよ」
「フ、フン」


「――私服で学校の中庭っていうのも新鮮だね」
「休日だからここには人も誰もいないし、ちょうどいいわ」
中庭の芝生に二人がやっと座れるようなランチシートを敷いて、そこに座った。
「はい、こっちが直枝の」
「ありがと」
お弁当を受け取り開くと。
「うわぁ…すごい」
「適当に作っただけ」
適当なんてウソだ。
タコさんウインナーや海苔で巻かれた玉子焼き、星型のニンジンと手の込んだ料理ばっかりだ。
「それとお味噌汁」
魔法瓶から味噌汁まで出てくる徹底っぷりだ。
「佳奈多さん、食べてもいいかな?」
「フン。食べたきゃ食べれば?」
ぱくりと一口頬張る。
「わ…美味しい! 佳奈多さんって何でもできるんだね」
「何でもはできないわよ、できることだけ」
まんざらでもなさそう。

他愛もない会話を弾ませながら食事をしていたときだ。
「な、直枝」
「どうしたの、そんな急に改まって」
「……く、訓練を忘れてたわ。食事のマナーの」
「ブッ!?」
食事中まで訓練があるの!?
しかもマナーなんて!
「いや、せっかく美味しく食べてるしマナーは遠慮し……」
僕が嫌そうな顔をしていると佳奈多さんが僕を睨んできた。赤みがかった顔で。
「う…わ、わかったよ、やるよ。マナーって言っても…どうやるの?」
「そ、そんなの簡単よ」
んんっ、と咳払いを一つ。
「い、言っておくけど、飽くまで、く、訓練、訓練の一環だから」
「わかってるから」
「そ、それなら、いいけど」
脚を横に崩したまま手を下について、顔を少しだけ前に。
そして目を閉じて……。
「……あ……」
一瞬ためらった佳奈多さんだったけど
「……あ、あ〜ん……」
可愛らしく小さな口を開けていた。
…………。
……。
って!?
こ、これってもしかして……!?
「……あ、あ〜ん……」
僕が、佳奈多さんに、食べさせてあげるってこと!?
戸惑う僕を他所に、佳奈多さんが目を閉じて小さな口を開けてひたすらに僕を待っている!
「……な、直枝……まだ……?」
佳奈多さんのほっぺがどんどん紅潮していく!
それ以上に絶対僕の顔も赤いっ!
「う…っ」
や、やるしかないっ!
「い、いくよ」
小さく頷く佳奈多さん。
僕は自分の箸で玉子を切ると、それをそっと佳奈多さんの口へと運んだ。

「……はむっ」

「……」
「……」
二人とも無言。
二人とも真っ赤。
「く、訓練だけあって異様にハードね…」
「う、うん…」
ご飯を食べるだけでここまで精神力を削ったのは初めてだ…。


――午後は佳奈多さんが言ったプラネタリウムは当然に却下になって、商店街の本屋やカジュアルショップ、おしゃれなグラスなどを売っている小物店を回ることにした。
僕の訓練、ということだったんだけど。
「直枝直枝、これ面白い形してるわ」
「直枝、こっちに来て。これなんて直枝に似合うんじゃないかしら?」
僕を見る佳奈多さんの瞳は、愛おしいと思ってしまうほどに魅力的だった。
学校ではアイアンメイデンや鋼鉄の委員長と呼ばれる佳奈多さんの、無垢な笑顔。
それが全部、余す所なく、僕に、僕だけに、向けられていた。
「直枝、これはどう?」
最初は僕の服の袖を引き。
「ふふっ、これ変な顔ね」
次は僕の手の袖を引き。
「直枝直枝、ほらこれ。願いが叶う石……二つ買わない?」
最終的には僕と手をつないでいた。
佳奈多さんがそれに気付いた瞬間に叩き落とされたけど。


――楽しい時間は過ぎるのも早い。もう夕暮れになってしまった。
僕たちは町の高台にある神社の境内に来ていた。
ここからは町が一望できる。
「あそこ、あれ。学校ね」
「あ、ホントだ。こうして見るとそんなに大きくないね」
手すりから町を眺める僕と佳奈多さん。
「――佳奈多さん」
「なによ?」
「……今日の訓練はとっても楽しかった」
「……」
「……」
「……私もよ。久しぶり、こんなに最高なのは」
素直だった。
きっと佳奈多さんも僕が感じているくらい、もしかしたらそれ以上に楽しかったから真っ直ぐに言葉を返してくれたんだ。
「訓練ってさ」
「今日一日で終わりなのかな?」
「……」
佳奈多さんは何も言わない。
「よかったら、なんだけど…」
「なに?」
横顔に視線を投げかけられてるのを感じる。
「また訓練したいな」
「ふぅん」
嬉しそうな声色。
「言っておくけど」
風に乗り、ミントの香りが香る。
「私の訓練は厳しいから。耐えられるかしら?」
それに、と佳奈多さん。
「毎週休日は訓練日に当てるかも」
「うん、それくらいやって欲しいかな」
「そう…なら…こういう訓練もしないと」
僕の手が……佳奈多さんの温かな手に、優しく包まれた。
僕もその手をそっと握り返す。
指と指がそっと絡み――訓練なんかじゃなかったことを実感した。

「次はもっと厳しく――水族館から順に始めるわよ」



仲良し二人のほのぼの初デートですw
初デート。意外とトントン拍子だったりすることもありますよねw

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2010.06.06(Sun)21:40

  日記。それと便座カバー。それとダミアン


1日コーヒーを1000杯飲んでいるmですうそ。
こんにちはー!
1000は大嘘としても、コーヒーは多分10杯は飲んでいます(汗
これもそれもコーヒーマシンのせいです。
ああっ!
気付いたらまたボタンをポチッとなしている!
カプチーノが華麗に出来上がってる!? 美味しそうだ!
なんかもう見てるだけでも満足w(ダメ人間

>朝はプリキュア
普段はそれほどテレビは見ないのですが、ついつい見ちゃうのがプリキュアw
今日のプリキュアを見て思ったのが「あ、セイント聖矢だ」
これを思う時点できっとプリキュア年齢層を幾分外れてるのではないかと思いました。

番長的な「黙って俺に着いて来い」タイプに憧れるw

>それと便座。
突然父が言った。
「トイレが欲しい」
さすが親父殿。
歳を重ねると衝動買いも一味違いますw
mなんて日常生活をしていて、ふと「あ。ちょっとトイレ買いに行こ」なんてないですから。
まだまだ青いですw

そんな経緯(?)でヤマダ電機に行ってきました。基本的に何かあったらヤマダに行けば良いと思っていますw

さて。
父のトイレ交渉により値引きしてもらいましたw
業者の人が来ていて、その人に応対してもらっていたのですがスパリと値段を下げてもらいましたw
もしかすると値下げしてもらうならば業者さんなのかもしれませんねw
もしくは不二子ちゃん並のゾロ目的スタイルでしたら色仕掛けもありかもしれませんうそ。
ですけど、実際にそういうことをする人を見たい気もします(ぅぉぃ

>英語
現在形、現在進行形
過去形、過去進行形
未来形、未来進行形
現在完了形、現在完了進行形
過去完了形、過去完了進行形
未来完了形、未来完了進行形

これで時制は全部でしょうか?
こんな言葉で覚えるから英語の敷居が高くなる気がします。

>WEB拍手レス!
>暁さん
暁さん、こんにちは!
テストの連続攻撃、お疲れ様です。
テストは大変ですけど、きちんと勉強が定着しているかの確認が出来ますから頑張ってくださいね!

理樹は男の娘を超越して、そろそろ天使なのではないかと思い始めてきました(待てw
だって……可愛すぎる!!
また理樹のあーんな絵やこーんな絵を描きまくりたいところですw

>銃さん
銃さん、いらっしゃい!
SSを銃さんに気に入ってもらえて嬉しい限りですw

今回の小ネタでわかりました。
mはすぐに影響されやすい!
もうすっかり化物語に影響されてしまいましたw
ガハラさん可愛いよ、ガハラさん(ぅぉぃ

mも佳奈多とデートがしたいですw

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2010.06.09(Wed)22:42

  風を感じて


はい、mです。こんにちは!!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
mは天気が良いこともあり、外出やら外出やら外出をしておりました!(結局外出ばかりw

>ツーリング!
良い天気。
こんな日はスクーターで出かけよう。
行き先を決めないで行こう。
どこまでも行こう。

我が住処の周りは大よそ16度くらい。
スクーターで出かけるには最高のコンディションですw
流れる緑が心地よすぎですw

そしてたどりついたその先は……

TSUTAYA!(爆

田舎の行動範囲なんてそんなものですw
ツタヤかジャスコです。
そんなものなのです。

>長電話
昨日、今日と長電話をしてしまいました。
しないように、しないようにと努めてきたのにw
ついつい電話をすると話し込んでしまうのですよね。
ああ、腕が筋肉痛(ぅぉぃ

ちなみに長電話の内容はズバリ結婚話w
この年齢なるとそういう話題も増えますよ、ええ、増えますよ。
ちなみに結婚の平均年齢は、男性が30.1歳、女性が28.8歳…くらいのはず。
昔は夢物語みたいな話でした。
ガッ!!
なにやら年齢が現実味を帯び始めてきた!!
良い相手がいれば良いのですがw

それと、結婚には500万円は資金があったほうが良いらしいです。
式で300万は使いますからねw
青森のしきたりは他所の『ご祝儀制』ではなく『会費制』ですから、かなりバックはあったりしますw

色々と現実を突きつけられましたさw

>良書と名高い『ナウシカ』の原作を買ってきました。
7冊セットで1400円でしたので、即購入です!
天気が良い日は運も良いようですw

こういった古めの画風の絵を見るのも随分と久しぶりでした。
最近のキチキチとした画風も良いですが、昔の『マンガ絵』にこなれてない絵も素敵です。

内容はまだ途中までしか読んでいません。
噂どおり、映画版は随分とマンガの内容を削っているようです。

どうでも良いのですが、クシャナ(金ピカの鎧を着たお姫様)がツンデレの走りじゃない?なんて思いました(ぉぃ

>最高のフリーゲームと名高い『洞窟物語』をプレイ!
趣味柄で絵の検索をすることが多いのです、mは。
そして気に入った絵を発見。
その絵はどうやら『洞窟物語』というフリーゲームのキャラの絵らしい、ということがわかり興味も湧きましたので早速検索ですw

検索した結果、誰もが評価しているゲームだと判明。
ほう!
海外でまで大人気だって!
しかもフリーゲームだと言うのに、Wiiに移植までされたとか!
そういうゲームがあったとわ!!
これはプレイしなければならないですよね!

ではゲーム紹介。
横スクロールアクションゲーム。
ゲーム当初は主人公は記憶喪失で、ゲームを進めるにつれて徐々に色々わかってくるというストーリーです。
道中様々な武器を手に入れるので、それをパワーアップさせながら進んでいきます。
こんな感じですが、mがもっとも気に入ったのは!
女の子が可愛いこと可愛いこと(核爆
ケモノキャラと人間キャラがいますが、どちらも可愛い!うん、可愛い!(待て
どうしよう!
コレを気にケモノ属性とか出てきちゃったら!
ああ!
悪魔っ娘の女の子を手篭めにしたいっ!!(ぅぉぃ!

と、まあ、そんなゲームです(ぅぉぃ

mはまだクリアしていませんが、やりこみ要素もすごいらしいです。
武器も多彩ですし、裏ステージもありますし、マルチエンディングらしいです。
あとカーリー(姉御肌だけどちょっぴりドジ)のパンツなんかも隠されてますw(だから何w

↓窓の社からダウンロードが出来ます。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/game/actsport/action/doukutsu.html

あとで女の子の絵でも描いてみようかなw

01_l.gif 640×480 49KWEB拍手ぱちぱちっと ホームページへ



2010.06.11(Fri)22:41

  洞窟物語のミザリーちゃん

PaintBBS0611224206.png 400×400 11K
mでございますw こんにちは!

いよいよ夏に向かってきましたねw
こちらは気温が20度そこら。温かいです。

>突然に。
お袋様が帰ってくるなりmに大きなエコバックを突きつけ、こう言った。
「無塩バター10箱買っちゃったw お菓子作って」
さすがお袋様。
歳を重ねると衝動買いも一味違いますw
mなんて買物をしていて、ふと「あ。ちょっと無塩バター2キロ買っちゃお」なんてないですから。
まだまだ青いですw

明日はどうやらお菓子作りの日になりそうですw

>『リング』を見ました。
TSUTAYA80円バンザイ(ぉぃ
安いからといって映画借りまくりですw 映画大好きですw
さて。
今日見た映画はおそらく誰もが知っているであろう映画『リング』です。
原作は主人公は男だったのに映画は松嶋菜々子さんになっていた映画ですw
もう10年以上経っていますから、きっと見ても怖くないだろうと思って借りました。
だがしかし。
だがしかし。駄菓子菓子?ごめんなさいw

コワイ!!
怖いものは怖かった!
年月なんて関係ありません! こわい!
日本のホラーは海外のそれと違って雰囲気を作るホラーなんですよね…。
海外のひたすらスプラッターと違って、ジワジワと胸を締め付ける恐怖感という奴です。。。
当分の間、お風呂に入れなくなるってばよ。(入りましたけどねw)

けれど10年以上前ですと、内容ではなくて周りの様子の違いが目につきます。
特に機械類なんて過去の遺物ですからw
『呪いのビデオ』とか。
だってVHSですよ、VHS。
古さを感じますw

ですが、それだからこそ怖いのかもしれませんね。
もしこの辺が現代風味でしたら、ホラー味も薄れそうです。
たとえば!
『呪いのビデオ』
を現代版にすると。
『呪いのブルーレイ』(爆
なんか無駄に高画質な気がしますw
ブルーレイ特典として湯気なんかも消えるかもしれません。
さらに今までと違って16:9だから貞子もテレビからひょっこり出やすい!(ぅぉぃ

あと、ビデオを見終わった後は電話がかかってくる訳です。
これを現代版にするならば!
そうですね、Twitterですねw
ビデオを終わった後にツイッターを確認すると……フォローが増えてる!?
そして『新着ツィートが1件あります』をクリックしてみると…
『井戸なうw』
みたいなつぶやきが!!
リツイートで呪い解除みたいな!!
怖いですね…。

最終局面。
テレビから貞子が出てくるのです。。。
けど、頑張って出てきたのはいいですが……
『イヤッホウ! ウチのテレビもついに3Dテレビになっちまったゼ!! アバター借りてこよっと!』
と歓喜の声で迎えられる恐れ大。
貞子も
「ちょっと待ってよ。テレビから出たんだよ、私。驚こうよ?ね?ほら、怖いでしょ?アバターはいいから私を見てよっ」
と絶対に気を引こうと必死になることでしょう。


この世の一番の恐怖。
それはたった10年でこんなに様変わりした現代ですw

>絵を描いてしまいましたw
『洞窟物語』クリアー! パチパチパチー!
アクションが苦手なmですが頑張ったと思いますw
これがフリーゲームだなんて本当に驚きです。
現代の容量ばかり大きなゲームの数十倍面白かったです。

あまり語るとネタバレになってしまいますのでよしておくとしましょう。
mが見たのはノーマルエンド。
トゥルーエンドの条件を攻略で見てみましたけど……mには絶対不可能です(汗
ニコニコで我慢しますw

さて。絵!
この絵はもちろん私の嫁こと魔女っ娘ミザリーちゃんですw
敵の女性キャラってどんなゲームでも人気w
ニコ動を見ても「ミザリーになら踏まれてもいい」コメントが目立ちます(ぉぃ

途中ノリで反転しちゃったのでボタンが。気にしては負けです。

>WEB拍手レス!
>暁さん
暁さん、いらっしゃいませ!
この日記はmが『日記を書き始めた時刻』が表示されます。
ですから実際は、暁さんが寝る20分前の更新だったりしましたw
まさに奇跡!

学校で眠い?
なるほど。
それは暁さんが言うように、神様が『暁よ、もっと眠らねばならぬぞ』というお告げを込めて上目蓋と下目蓋を謎の神がかり的パワーによってくっつけ、体に余計な負担をかけまいとする神様からの小粋なプレゼントなどではなく、授業に集中してないから起こる現象ですw
先生の話を一字一句逃すまいという心意気で聞いていると眠くなりません。
本来ならば、板書以外のこともノートに自発的に書いて欲しいところなのです。

ですが!
恐らくこれからは気温が高くなりますから、授業中眠くなっても暑苦しくて寝れなくなると思いますよw

>ゆきひめさん
ゆきひめさん、こんにちは!
ナウシカは思いっきり環境問題を取り上げていますからね。
もしも核戦争が起きたとしたら、あんな世の中になってしまうのかもしれません。
……。
あんな大きな虫がいたら、見ただけでも死ねる自信がありますw

そしてあの手の本は何か置く時の下敷きになる運命なのですw
ナウシカの性格ですから、きっとそんなことは気にしていませんよ(何か違うw

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2010.06.13(Sun)22:17

  闇が怖くてどうする、アイツが怖くてどうする

>いとこ、襲来
mなのです! こんにちはなのです!
近頃妙に『なのです☆』が好きなmです(ぉぃ

ウチにいとこが遊びに来ていましたw
年に2度くらい遊びにくるのです。

さてマイいとこ。特筆すべきこと。田んぼしかない青森でも屈指の超田舎っ娘。
『ぼくの夏休み』のボクくんが一人二人いそうな場所です。
そして美人。きっと人がいる場所ならモテるでしょう。
が!!
特筆すべきところはそこじゃありません。
格好なのです。格好がね。
V系なんですよ。もうバリバリの(爆
NANAの大崎ナナ…うーん、もうひとこえ。『けいおん!』のさわちゃん先生の過去的な感じw
どう考えてもそれで農道を歩くのは目立ちまくるでしょうw
下妻物語のV系バージョンになってること間違いなしですw

見た目がそんないとこですが、中身は田舎っ娘。
料理は上手いし魚の食べ方は上手だしお米には7人の神様宿ってますし山菜に小うるさいし朝は5時半起きです(爆

そんないとことまったりしていましたw
家がイベント会場みたいでした(爆
それで家でmに妹にいとこで『元・カ・レ・殺・ス!』(byゴールデンボンバー)歌ってましたw<カラオケいこうよw

>最近は
天気も良いのでベランダで本を読んだりしています。
程よく気持ちいいのです。
たまに虫が飛んできますがそれも一興w

>その時、子ども達が。
近くに公園があります。
mの家は高台にありますから、ベランダからは周りの様子が一望できたりします。
その公園では子どもが二人ほど楽しげに遊んでいました。
そんな声を聴きながら読書。

時間が経ち、午後5時すぎ。
「あ、お母さんだー!」という声。
お母さんが迎えに来たようですw
そして子どもが言いました。
「お母さんーっ、お母さんにプレゼントー!」
とっても良い子です。さらに声が聞こえてきます。
「はい、アイスーっ!」
……。
……。
アイス!?
ちょっと待って!
キミ達、たしか1時間以上遊んでたよね!?
気温は20度はあったよ!
やめて!
アイスのライフはもうゼロよ!
だがしかし、お母さんは。
「ありがとう」
!?
母は偉大だと思った瞬間でしたw


>読んでいた本
今日読んでいた本はP・F・ドラッカーの翻訳本『プロフェッショナルの条件』です。
簡単に内容を言うと、生産性を高めるための自己管理についての本ですw
社会に出てからは、自分が何を為したのか、成果、成長を遂げれるかが大切です。
本に書いていることが確かに自分の行動に習慣として組み込まれたらすごいのでしょうけど……そうは問屋が卸さないのですよね(^-^;
きっとドラッカーの考えをトレースする以前に、社会人になってからは何をするにも自分を十分に管理できる能力が必要そうです。

読んでいて気付いたこと。
昨今の生産性の本を読むと書いているのが『作業を並列的に行う』なんてことです。
ですがドラッカーは一つのことに集中しないと成果を得られないと書いています。
本はそのまま鵜呑みにせず、自分にあった方法を自分で探さないといけませんねw

>WEB拍手レス!
>ツチノコさん
ツチノコさん、こんにちはー!
貞子に萌えてしまいましたかwww
ふむ。
わかりました!
実写だとわかりにくいですが、2次元にするとコレ、よくあるシチュエーションですよ!!


ある日突然、何もとりえのない男・浅川の下に謎の少女が現れた! しかもさっきまでTVに映っていたはずのヒロイン!? ヒロイン・さだこは浅川を殺そうと目論むが見事に失敗し、幽霊と人間の奇妙な同棲生活が始まったのだった。

『りんぐっ☆』
好評絶版中!

一気に萌えラノベに早変わりでございます(核爆
妄想も暴走してきましたので、チラリと書いてみましょうか(ぅぉぃ

#オリジナルSS? 二次創作??
#『りんぐっ☆』
#シチュ:オールオリジナル。主人公・浅川和行→高校2年生、一人暮らし(何


――俺がそのブルーレイを見たのは今から1週間前、そう6月6日のことだ。

あの日、俺たちは高校の創立記念日と土日の3連休を利用してペンションに泊まりに来ていた。
男2、女2のお泊り旅行に思春期真っ只中の俺は胸を躍らせていたんだが……ま、別々のペンションを借りたんだから当然といえば当然か……都合のよいハプニングは起こることもなかった。(友人の竜司は涙に咽ていた)
そんな折、俺はいつも見ていたアニメをそのペンションで予約録画したわけだ。
……いいじゃないかよ、好きなもんは好きなんだから。本当は見たかったんだが、竜司の奴が「夜這いしようぜ、夜這い」とうるさくてな。
ちなみに夜這いは舞と美沙が泊まるペンションのドアの前で断念。
根性なし? ああ、なんとでも言え。そう思うなら一回やってみろ。絶対途中で怖気づくからな。
余談はさておき、問題は6月6日のペンションから帰った後だ。
俺は家のパソコンで録画したアニメを再生した。
……だが。
そこに映されたのはいつもの見慣れたアニメじゃなかった。

井戸だ。
古びた井戸だ。
井戸から手が伸びる。白い手。女の手。

目が離せなかった。目が離れなかった。

暗転。
画面に一字、一字文字が浮かぶ。
『一週間後、お前は死ぬ』

ビデオは、終わった。

冗談だろ……?
これ…どこかで聞いたぞ…?
ふざけたゴールデンの特番だ。都市伝説がどうのこうの、そんな番組。
――見れば死ぬビデオ――
まさかな。まさかだろ。あるわけねぇだろ……?

途端に電話。鳴り続ける。鳴り続ける。取るしかなかった。

水が落ちるような音。うめき声。
俺はすぐさまその電話を切った。


翌日、いつものように俺を起しに来た世話焼きな舞にその話をしてみた。
反応は案の定だ。
「……熱、あるのかな? ちょっとオデコ触るね。大丈夫っぽい。ほら、あーくん、寝癖直して学校いこ?」
ちなみにあーくんは舞だけが呼ぶ俺のあだ名。浅川だから。単純だ。

学校ではポニーテールを揺らす美沙を捕まえてその話を振ってみた。
「……」
無言だ。と思ったら。
――ボカッ!!
「いてぇなっ!! なんで殴るんだよっ!」
「家電って大抵殴れば直るじゃない? どう? 直った?」
「別にショートもなんもしてねぇよ!」
「元からアホだったっけ、ごめんごめん。寝言は寝てるときに言わないと変な奴だと思われるわよ」
友達を人間扱いすらしない女だ、美沙って奴は。

後、まぁ…聞かないよりマシだろ。友人の竜司も捕まえた。
「なるほど、呪いのブルーレイか」
「何か知ってるのか?」
「知ってるよ、アレだろ。『ブルーレイ、おまえもか』とか有名だな。旧約聖書の言葉だ」
聞かないほうがマシだった。

1日目、2日目と不安だったが、こいつらといつもの学校生活をしているうちにほとんど記憶からそれは消えていた。

その時までは。

6月13日。午後10時30分。
俺が舞から来た『今日のイッテQ面白かったよね』という、そんなことでメールするなということに返信していたときだ。

突然、パソコンのディスプレイがついた。
「なんだよ…」
そこに目を向けると……井戸だ。井戸が映っていた。
「お、おい……まさか…」
まさかまさかまさかまさかまさか!!
携帯が手から滑り落ち、床に音を立てて落下した。
それでも俺はディスプレイから目が離せないでいた。

井戸から頭が出てきた。
何かが這い出してきた。
少女だ。俺と同い年くらいの。
髪の長い少女だ。


「……っ……っ」
喉が渇く。砂漠に放り出されたかのようにカラカラだ。

這いながらこちらに迫ってくる。
画面へと迫ってくる。

「あ……あ……」
声が出ない出せない助けを呼べない。

這う少女。
画面いっぱいになるまで迫り、そして手を伸ばした。
冗談だ。
いや、冗談だと思いたかった。
異様な光景だ。

手が。
白い手が生えているのだ。ディスプレイから。

そして…。
そして……。

じたばたじたばた〜っ

その片腕が暴れだした。
頭もチラリと14型ディスプレイからはみ出す。が、すぐに戻り、もう一方の腕がディスプレイから伸びた。
「……」

じたばたっじたばた〜〜〜っ

…………。
「は、はぁッ!?」
ようやく声が出た!
思考も少しずつ落ち着きを取り戻してきた。
状況は……小さなディスプレイから少女の両腕が伸びて暴れている。
訳がわからない。
落ち着いてみればシュールなんだが、何が起こっているんだ?

じたばたっ…………――。
…………。
腕がその動きを止めた。
どうやら何かを考えているようだ。
…………。
……。

じたばたじたばたじたばたぁぁぁ〜〜〜っ!!

どうやら考えがまとまらなかったらしい!

「なにがしたいんだよ、おまえは!?」
思わずツッコんじまったーっ!
何考えてるんだ、俺は!!
そしたらどうだ。

『で、出れぬっ』

……こ、答えやがった。
「……あ、足から出てみたらどうだ……?」
とりあえず、アドバイスしてみた。
『おおっ、やってみる!』
……素直に従っていた。

――にゅっ。

少女の白くスラリとしたガラス細工を思わせるような片足がディスプレイから伸びた。素足だ。それが太股までにょっきりと。
「……」
『……』
エロい。
じゃなくて!!
どうなってるんだよっ!!

じたばたじたばたじたばた〜〜〜っ!!

「うおっ!? 足で暴れるなぁぁぁっ!! だぁぁぁ!? キーボード蹴飛ばすんじゃぇぇえっっ!!」
『出られぬーっ!!』
「知るかぁっ!!」
『やはり足より腕からの方が良いのではないだろうか?』
「…そう思うならさっさとこの足を引っ込めてくれ」
正直、生足が生えてるというのは目のやり場に困る。
『うむ』
足が引っ込んでしばらくしてから、また腕が出てきた。
「……」
『……』
「……」
『……』
「……なぁ」
『な、なんじゃ?』
「……引っ張り上げてやろうか?」
『…………………………………………ん』
俺に向かって手が差し出されていた。
『んっ』
「ハァ……」
『どうしたのじゃ?』
どうしたのじゃ、じゃないだろ。溜息の一つも出るってもんだろ。
だってディスプレイの中にいる訳のわからない少女をサルベージしようとしてるんだ。
はぁ…手を貸す俺も俺か。
ゾッとするほど冷たい手の感触に驚きながらも、そのしなやかな腕を掴んだ。
「…そっちの手も貸してくれ。肩が通ればどうにかなるだろ」
『ん、こうか?』
「ああ。よし引くぞ」
『たのむ』
大きなカブよろしく、思いっきり引いた!

――ずるずるずる〜〜〜〜っ!!

少女の肩が14型のディスプレイから抜け、少女の体がディスプレイから出てきた!
「ぬ、抜けたぞっ!」
そこで気を抜いたのがマズかった。
俺のパソコンは机の上に置いてある。
だから。
出てきた少女は。
「いたっ、いたっ、いたたたたぁ〜〜っっ」
と、船に引き上げられたタコのようにズルズルルルルとディスプレイと机に沿って、床まで滑り落ちた。
いや、スマン。
俺が言いたいのはそこじゃない。
この娘が着ていた白装束が…………ディスプレイのどこかに引っかかってたんだ。
なので袋の口を開けた焼きそばパンよろしく、白装束だけ向こうに残して滑り落っこちてきた。
つまり何が言いたいかっていうとだ。
床でうつ伏せになって「いたたた…」と呻いていた少女がガバリと起き上がった。

「いたた……………あ」
「クククク……」
「なぜ私がやって来たか、貴様はわかっているのだろう? ククク……」
今さら怖そうにされてもなぁ。
さっきまでの様子と違って、えらく尊大な言い方だ。
手を腰にあてエラそうにしている。
歳は俺と同い年くらいか。身長は150センチちょっとってとこだろう。
髪は長いが、色白で――結構可愛らしい顔付きだ。

俺はそこから目線を下すのを控え、目を逸らした。
そんな俺にまるで虫ケラでも見るような目が向けられているのがわかる。
「フン、危機を目前に目をそらすか。恐ろしくて私の姿を見ることも出来ぬと見える。ククク…」
「期限はとうに過ぎた。死ね。ククク……」
そこまで言って少女は「だが」と小鼻を鳴らし口を止めた。
「貴様には幾分の借りがある」
「……ディスプレイから出してもらったことか? 意外と律儀な奴だな」
「貴様を殺す前の余興に過ぎぬ」
随分と体を張った余興だな、おい。
「1つだけ貴様の頼みを聞いてやっても良い。死ぬ前に恋心募らせる女と連絡を取りたい、食事をしたい、その程度だがな」
「そっか……なら、ひとつ聞いてくれ」
「言ってみよ」

「服を着てくれ」
「……は?」
少女から間の抜けた声。
「だから」
俺はディスプレイを指差した。そこには少女がさっきまで来ていた白装束が引っかかっていた。
「だから、服を着てくれ」
「……え?」
少女が先ほどまで自分を包んでいたはずの白装束を見た。
「…………」
そして俺を見た。
「………………」
最後に腰に手を当て偉そうに胸を張っている自分を見た。
その体、すっぽんぽん。
「ッ!?」
今更なんだが、片手で主張の弱い胸、片手で下を隠した。神速だ。

「……………………」
あ。ワナワナと肩を震わせているぞ。
「…………〜〜〜〜〜〜〜〜」
どんどん顔が赤くなっていくな。というか赤くなるのか。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ」
キッ!!!と俺を切り裂くような鋭い眼が向けられた!
「なっ、なんだよ!?」
「……た?」
「え?」
「……み、見たかと、き、聞いておるのだッ!!」
すごい睨みつけているけど、その目はうるうると涙目だ。
「ど、どっちなのじゃ!?」
唇をキュッと噛んで涙目。顔どころか露出している体まで淡いピンク色に染まっている。余程恥かしいのだ。
そんな風にされると嘘も言えないよな…なんと言うか男として。
「……悪い…めっちゃ見えた…」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!」
ブワッと涙を浮かべ、そいつがぺたぺたと駆け出して俺のベッドに飛び乗った。
すぐさまバフンッと頭から毛布を被ってしまった。
「お、おーい…?」
「……」
微妙に鼻をすする音。
やばい。
これ、泣いてるんじゃないか?
さっきまであんなに殺すだの死ねだのクククだの息巻いてたのに、すごい変わりようだ。
というか……。
こいつ、一体全体何しにきたんだよ……?
とりあえず…それを聞くところから…だよな?
「お、俺の服貸すから出てきてくれないか……?」


「――で、おまえはビデオを見た俺を呪い殺しに来たってわけだ」
「そうじゃ! そうじゃっ!!」
今、俺の前にはパーカーとジーンズ、髪をポニーテール風に結った少女があぐらでベッドの上に座っている。まだ赤みがかった顔は終止俺から背けられている。
名前を「さだこ」と言うらしい。
「俺を、殺すのか?」
ここが一番大切なポイントだよな。
「万回呪い殺しても飽き足らないほど貴様が憎いっ!」
俺の枕を両手で持ちバフンバフンとベッドに叩きつけてやがる。
やめろ、綿が出るだろ。
「が……今はもう無理じゃ」
さだこが憎らしげに眉をひそめ壁を見つめた。
俺も習って見上げると、時計はすでに0時過ぎを差していた。
「貴様のせいで時間が終わってしまった。死の呪いをかける機会を逸した」
いや、明らかにこいつが自分でドジを踏みまくった気がしないでもない。
けど。
「そっかあ……はぁ〜」
肩の力が抜けた。
「じゃあ、もういいだろ。さっさと帰ってくれ」
「それも無理じゃ」
あぐらのまま、俺に背を向けた。
「……なんでだよ?」
「私が出てきた時点で呪いは始まっておる。殺すまでが呪いじゃ」
帰るまでが遠足みたいなノリで言わないで欲しい。
「じゃが」
ぎゅっ、と俺の枕を抱くさだこ。
「時間が過ぎれば呪い殺せぬ……他の方法を見つけねばならぬのじゃ……」
「つまるところ、呪いを成就させない限り貴様と共にいるしかないのじゃ……ハァ……」
「……マ、マ、マジかよ……?」

待て。
待て待て待て待て!
お、俺は、俺を呪い殺そうとしてる奴と一緒にいなきゃならないのか!?

「難儀なことをしてくれたな、貴様は……私はもう寝る! 話しかけるでないぞ。むしろ死ね」
「ちょっと待て! ってか俺のベッドで寝るな、起きろ! せめて家から出て行けよっ!!」
「煩い奴じゃ…呪い成就までは貴様と共にいる、つまり離れられないのじゃ…まったく、どうしてくれるのじゃ…ハァ…」
「な、なんだよそれ!? 布団にもぐりこむなよ!? 溜息つきたいのはこっちだよ!? なぁ!? グハッ!? 蹴ってくるんじゃねぇよっ!!」


「……なんで俺が床で寝なきゃなんねぇんだよ……」
こうして、俺と亡霊(?)の奇妙な同棲生活が始まっちまった…。



……!!!!!!
なんてことだ!!!
えーと。
たぶん、TJはじまって以来最長の拍手レスです(核爆
ライトノベルのノリで書いてみましたw
書きすぎましたぁ(滝汗

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2010.06.16(Wed)23:01

  『りんぐっ☆』、まさかの大人気にビックリ

>辛いっ!
私だ。

偉そうに登場してみましたw
昨日はお袋様がカレーを作ってくれたのですが。
辛いっ!!
辛ひっ!!
そんなに辛いのが得意ではないmには、刺激強すぎです!
と言うか、思い出して日記を書いているだけで汗がっ!
けど、なんかくせになってしまう……w
ヒーハーヒーハーしながら食べていましたw

>んんん。
この前、クッキーを作るときにちょっと火傷したのですよ。
オーブンからクッキーを出すときに鍋掴み(クッキンググローブ?)が途切れた腕の内側の部分に金網が当たってしまって。
ジュッと!
色が白い部分だから余計に目立ちます。
後が残らないといいのだけれど。

>さらば地球よ。
親父様が宇宙戦艦ヤマトの映画を借りてきましたw
ああ。TSUTAYAの支配下にある我が家(爆

言うなれば総集編。
ですが初見のmにとってはありがたい!
私が生まれるよりずっと以前の作品ですが、面白いものは面白いですw
男のロマン……カッコイイ! 憧れる!
そんな感じで親父様と二人で興奮しながら見ていました。

それを見ていて思いだしたこと。
mが小さな時です。
家に戦艦ヤマトのプラモデルが飾ってありました。1m級の特大の奴です。
父が一生懸命作っていたのを覚えています。
で、ある日。
mが家の中でボール遊びをしていたら。
ボールがその特大ヤマトを直撃。
高めの台からゴロゴロと転げ落ち全損。
今でもその転げ落ちる様子をハッキリと思い出せるということは、よほど印象深かったのでしょうねw

……今思うと、鬼だw 絶対めちゃくちゃ高いですよね(滝汗

さて。
後もう一本、銀河鉄道999を借りてきたそうです。見ないとw
ちなみにmの生徒に銀河鉄道のキャラと同じ名前の子がいます。
聞いたら、親が大ファンだったそうです(爆


>WEB拍手レス!!
うはっ!!
すんごい、すんごい拍手の量です!!
みなさま、本当にありがとうございます!!
思わずディスプレイを見ながら「うおおおおおおおおっ」となったほどですw
まさか……ノリで書いた貞子SSがこんな人気を呼ぶとは思わなかったですw
皆様の拍手、ホクホク笑顔で全部しっかりと読ませてもらっていますw

さて。
ホラーを2次元にしたら萌えになる。

新たな境地開拓ですねw
恐らく、次にリングを見たときは見え方が変わってくるかもしれませんw
「はやく貞子出て来ーい! むしろ俺の元にカモン!!」
みたいなw

>WEB拍手を下さった皆様へレス!
今回はレスがとても多いですw
内容は皆様、『りんぐっ☆』の続編所望ということですので!

レスは発送をもってお答え…ではなく、2話公開ということで皆様へのレスとさせていただきます!


#全然出てこないけど、主人公の名前は浅川だ!(爆
#主人公・浅川和行はちょっと良さげな1ルームのアパートにて一人暮らし中ですw

#『りんぐっ☆』 2話「これが呪いじゃっ!」


ピンポ〜ン。
朝のまどろみに響くいつものドアベルの音。
俺にとっては平日の始まりの合図。

……んん……。
もう朝かぁ。
と、思いつつもう一度眼を閉じた。
朝のこの気だるいまどろみの時間が好きなんだ、俺は。

ドアが開く音。律儀に靴を揃える音。
「あーくん、朝ー、朝だよ。朝ごはん食べて学校行くよ」
幼馴染の舞の声。

いつも来てるんだから俺のこの惰眠を貪りたい気持ちにそろそろ気付いてくれてもいいんじゃないか?
そんな気持ちもお構いなしにトントンとフローリングの床を靴下で歩く音が入ってきた。
「今日の朝はサンドイッチね」
12畳の部屋の真ん中に鎮座しているテーブルに何か置いたのだろう。
これまたいつも通り。
一人暮らしをして学校を遅刻しがちになってから始まった奇妙な慣習だ。
気だるく眼を開けると「はぁ…土日をはさんだだけでこんなに散らかっちゃうの」と溜息交じりにベッドに近寄る舞の姿が映った。
肩までのセミロングの髪にアクセントのヘアピン、制服姿。
まあ…なんだ…可愛いと言えば可愛い…らしい。人から言わせりゃ、だけど。
学校だとちょっとした人気者らしいが、俺から言わせればただの世話焼きの幼馴染だ。
まったく…。
自分の通学路の途中にあるからってわざわざ寄るか、普通。どんだけ世話焼きなんだっての。
近頃では、玄関でピンポン連打されるのも嫌なので鍵まで開けているくらいだ。それくらい毎日来る。

「あーくん、起きよう。おはようだよ」
これまたいつも通り。台本でも用意してるんじゃないか?
それで俺の肩が揺すられて…。
……。
揺すられて…。
……。
揺すられ……ない。

不思議に思って再度目を開けるとだ。
目線は床スレスレ。テーブルの足の下からベッド脇に立つ舞の紺の靴下だけが見えた。
なんでこんなにローアングルなんだっけか…?
俺の視界にはベッド。舞はというと、そのベッドに向けて話しかけている。
なんで俺…ベッドに寝てないんだっけ?
……。
…………。
「起きようよ、ほら」
「…んんっ…」
ベッドの中から声だ。
――女の。
………………。
ッッッッ!!
昨日起こった“あの”馬鹿げたことが一瞬にして脳内で再構築された!
夢じゃなかったのかよ!?
って待て!? アイツがいるとすると……色々ヤバイだろ、絶対!!

「早く起きなさいっ」
「やめ――」

俺が寝てた床から飛び上がるのと舞がベッドの布団を引っぺがすのが同時だった。

「……まだ眠いのじゃ……」
色んな期待虚しく、ベッドの上には眠気まなこをこすっている…さだこ。
マ…マジでいやがった。
そのベッドの横。

「――――――――――」

舞は。
舞は布団を持ったまま完全凍結してしまっていた。
その顔は、無垢な少女が面白そうなマンガ本だと思って開いたら18禁の同人誌だったような驚きっぷりだ。
そりゃそうだろうな…じゃないだろ、俺!! 勘違い思考が走ってるぞ、あの舞の顔は!!
どうするのよ、俺!?
当のさだこは、
「……?」
眠気まなこで不思議そうに舞を見上げ。

――コテン。

「って、寝るのかよっ!?」
思わずツッコんじまったぁーっ!
「あ、あーくん…?」
壊れたロボットのごとくギギギとこっちを向く舞。
「こ、この子は…?」
舞の目。さだこと俺と、そしてベッドを見て、あらぬ幻想を構築しようとしている!
「あ、いや、そのな、聞いてくれ」
「…くぅ、くぅ…むにゅぅ…」
絶妙なタイミングでさだこが寝返りを打って、それはそれは気持ち良さそうに枕に顔を押し付けてやがった。
「……」
それを見た舞は急に俯いてしまった。
「あ、あはは…そっか、そうだよね、うんうん」
「な、何を納得したんだよ!?」
俺の方を見ようともしないで、床に置いた通学カバンを手に取った。
「あ、えと、私、もう学校に行くね。遅れちゃダメだよ?」
や、やばい!!
1000%勘違いしているぞ!
下手したらこの後のセリフは「お幸せに」だぞ!?
「頼む、聞いてくれ!」
俺は玄関に向かおうとするその手をとった!
「これには深い訳があるんだ! 舞、聞いてくれっ! オイ、さだこも起きろっ!! ぐはっ!? だから蹴んなよっ!」


――かくかくしかじか。
俺は呪いのブルーレイのこと、そしてコイツが出てきたこと、呪いのことを包み隠さず話した。

「……そっか」
テーブルに座り、静かに耳を傾けていた舞が声を漏らした。
「あーくんの目、嘘ついてる目じゃなかった。本当なんだね」
「ああ、冗談にしか思えないんだけどな…」
信じてもらえて…良かった…。俺ですら信じられないくらいのことだしな。
……付き合いが長いってのも悪くない。
「じゃあ、さだこ…さん? さだこさんはあーくんを……呪い殺そうとしている、ということ?」
「ククク…愚問だ。そう言っておろう」
どうでもいいが、こいつは舞が持ってきたサンドイッチを頬張ってやがる。
俺の朝飯だぞコノヤロウ。
「呪いか…どうやれば守れるのかな…」
誰かが困っていれば助ける。そういう奴だ、舞は。
ったく…おまえをこんな訳のわからんことに巻き込むわけにいくか。
「結構だ。俺が蒔いた種だからな。自分のことは自分でどうにかする」
「けど…」
「それにコイツを見ろ」
サンドイッチを美味しそうに頬張るさだこをアゴで差した。
「大したことなんて出来そうにないだろ?」
目を向けると、そいつはクククと肩を揺らしながら、皿の上にちょこんとサンドイッチを置いた。
「たわけが……ククク、まだ気付いてないようじゃな」
「何にだよ?」
「貴様を呪い殺す準備なら夜半すぎのうちに済ませたわ」

邪悪な、邪悪な笑み。

「な…?」
スッ、と立ち上がるさだこ。身構える俺たち。
それに構わず、ぺたぺたと俺のタンスへと歩み寄った。
「これじゃ…ククク」
「それ、あーくんの制服のズボンだよね…?」
「まだ見えぬのか、気付かぬのか? それも束の間か。じきに悶え苦しむことになろう」
……。
「……あッ!?」
さだこが自慢げに広げている制服の下!
そこの股の部分、つまりチャックとかある場所な。
そこが……

「なんでそこだけないんだよ!?」
そこが円形に切り取られているのだ!!

「昨晩のウチに股間に当たる部分を切り抜いておいたのじゃっ!」
「おいたのじゃ、じゃねぇよっ!?」
「呪いじゃ」
「うるせぇよっ! 呪いじゃねぇだろ! 性質(たち)の悪いイタズラだろ!!」
ぐぐぐ…っ!!
セコイが大ダメージだ! 下を用意するまで学校に行けない!
「あ、あーくん…」
タンスを覗いていた舞が、青ざめた顔で何着か俺のズボンを持ち上げた。
「全部……やられてる……」
「な、なぁぁぁっっ!?」
慌ててタンスをひっくり返すと、これも、これも、お気に入りのそれもっ!!
全部股間が円形に切り抜かれてやがるっ!!
「腑抜けが、この私に抜かりなんぞあるか」
こ、コイツ…!
くそっ!
昨日の夜中にこっそり起きて、ズボンに穴を開けて、律儀に畳んでタンスに戻しておいたってことか!
「ククク……貴様はこれで外出できまい」
ニタァと悪意の篭った笑みが浮かぶ。
「外出も出来ず、家に篭ることしか出来ない貴様は……一人孤独に打ちひしがれ精神的に徐々に、徐々に病み、そして死に至るのじゃ」
「気長だなあ、オイ!」
思わずツッコんじまった!
「その間、俺を殺そうとしてるお前と二人で部屋にいるのかよ!? 最悪だぞ!?」
「へ? 二人?」
俺が言うと、さだこから間の抜けた声が漏れた。
……キョトンとしてやがる。
「出掛かれないってことはそうなっちまうだろ?」
驚き顔のさだこが一瞬にして引きつった!
「いっ、嫌じゃ!! 私は絶対勘弁じゃっ!! 貴様なんかと二人っきりなんて死んだほうがマシじゃっ!! 見よ、鳥肌だっ!! 貴様なんとかせいっ!」
「こんな社会の窓が臨界点突破した格好で外出できるかよ!」
「……ぐっ」
「……」
「……」
しょぼんと俯くさだこ。下唇を噛み締めワナワナしている。
そして言った。
「ご、誤算じゃ……」

ヤバイ…アホの子だ…。
さっき少しでもビビった自分が死ぬほど恥かしい。

「あーくん」
ちょいちょい、と舞に袖を引かれた。
「アップリケつけてあげるけど、あーくんのAでいい?」
「……勘弁してくれ」
そうしたら間違いなくあだ名は“股間のエース”だ。
「あ。あるじゃない、アップリケを用意しなくても」
「ハァ……何がだよ?」
「あーくんが履けるズボン」
溜息混じりに舞の目線の先を辿ると。
「ん?」
さだこだ。
そういやコイツ。
昨日から俺の服を着ているじゃないか。
「なんじゃ? どうかしたのか?」
もちろん自分が履いているズボンを切るわけがない。
なら俺がすることは一つだ。
「お前に貸したズボンを返せ」
「…………へ?」
「それ、脱げ」
「なななっ!? 何を言っておるっ!?」
恐怖を感じたのか、一瞬で体育座りの防御体制になりやがった!
「バ、バ、バカを言うでないっ! これを脱いだらえらい大変なことになるのだぞ!?」
「うるせぇっ! 元はと言えば自分のせいだろっ!! 早く脱げ! 脱がないなら脱がすからな!」
「わわわわわっ!? やめっ、やめるのじゃぁっ!?」
「ス、ストップ、ストップーっ! さだこさんには私の体操着貸してあげるからーっ!」



「これでよし、と」
「…マジですまん」
「いいよ、いいよ」
「一時はどうなることかと思ったわい」
「俺もだよっ!!」
さだこは体操着に、俺はさっきまでさだこが着ていた服にチェンジだ。
さだこの奴は「似合うかの?」とか微妙に嬉しそうにしてやがるしよ…。
なんで朝からこんな目に遭わなきゃならないんだよ…。
呪いだ…。
間違いなく呪いだ…。
「じゃあ、あーくん。私服だからって学校サボっちゃダメだよ?」
「わかったよ、行くから安心してくれ」
「よし」
舞が嬉しそうに頷いた。
「じゃあ先に行ってるね」
「ああ」
言っておくが、俺と舞は一緒には登校していない。
…………色々勘違いされるだろ。
幼馴染ってだけで勘違いされるのに登校まで一緒にしたら一発アウトだ。あらぬ噂の風林火山になることは必至だ。
ただでさえ舞には迷惑をかけているのに、そんな迷惑までかけられる訳ないだろ。

こっちも身支度すること数分。
「俺も学校に行くけど、大人しくしてろよ」
「たわけが」
テーブルでサンドイッチに手をつけているさだこを横目に、俺は玄関から出た。
……いや、出ようとした。
「な…なんだ?」
まるで体に見えないゴムでも巻きつけられてるんじゃないかという感覚。
前に進もうとしても、足に力を入れないと進まない。
「ぐっ……ぐぐぐっ……」
何か見えない力に引っ張られる……っ!?
くそっ!! これしき……っ!!
無理矢理進もうとした時だ。
『ぐぐっ…ググッ……ひゃぁっ!?』
ガタガンッとテーブルがひっくり返る音、続けざまに。
「ひぃぃーゃぁあぁーーーっ!?」
サンドイッチを手にしたさだこが、後ろ向きのままで俺に向かって吹っ飛んできた!!
「はァ!?」

ドリフのコントかよ、とツッコむ暇もなく激突!!

「いてて……な……なにしやがんだよっ、てめぇっ!!」
「ううっ……私としたことが忘れておった…」
「今度はなんだよ!?」
「くっ……忌々しいが私と貴様は呪いの関係で繋がれておる」
「……」
嫌な予感しかしないのは俺だけじゃないよな…?
「ゆえにじゃ」
いたたた、と頭を抱えたさだこが俺を見上げた。めっちゃ涙目。
「あまり遠い距離までは離れられぬようじゃ…」
「それって…」

つまり俺は…。
何をする時も、こいつを連れて行かなきゃいけないってことか!?

「最悪じゃねぇかっ!!」
「それはこっちのセリフじゃっ!! 元々呪いを回避した貴様のせいじゃっ!! 責任とって死ねっ! 今死ねっ!!」
「うるせぇよっ!! お前の呪いだろ、何とかしろよっ!」
「なんともならぬっ!!」
呪いだ!!
断言しよう!
こいつは呪いだ!!

「あぁ…貴様、私の食物になんたることを…」
……目を下すと俺のズボンにビッチャリとトマト。

替え、ねぇよ。





はいw 続きでしたw
オリジナルっていいですね。好き勝手できますw
好き勝手しすぎですけどね!(爆

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2010.06.18(Fri)22:15

  残酷な天使のテーゼ

>動きがある週
ごきげんよう。mです!

いよいよ本格的に暑くなってきました。
掃除をしただけで汗がっ!
うちわを出したらホコリがっ!

寝間着、というか部屋着に浴衣が欲しくなってきたmでしたw

>アルバイトの話!
3月から塾講師を掛け持ちしていたのですが、その片方を辞めることにしました。
どちらも全学年全教科を受け持っていますので……夏期講習に突入したらアウトになることが見えていましたので(^-^;

ちょっと塾のアルバイトの話。
塾のバイトは、もちろん教える時間がメインです。この時間で時間給がもらえます。
ですが、教えるためには家でなりバイト先でなり授業準備が必要です。
意外とこの授業準備が大変だったりw もちろんこの辺はお給料は発生しませんw
あと丸つけ、成績管理などの授業後のこと。
この辺は管理が甘い塾ですとバイトがやることも。もちろんお給料なしw
教育業はやはり他の業種と比べて献身が必要なようですw

ハードワークでしたけど乗り切りました!
頑張った自分にご褒美をあげたいところです。
お金も貯まりましたし、旅行でも行きたいw
まぁ週6週7で頑張った結果ね。
遠距離恋愛がものの見事に失敗とかしましたけどね(>_<)
ええ、アルバイト優先の結果ですよ。
遠距離は難しいです。塾は時間があわせにくいですしねぇ。
ま、仕方ないかと思ったところを考えると、冷めていたフシもあるのでしょうけどw

>そんなときは古泉!
実はmが古泉を初めて知ったのがニコ動のMADだったりします(爆
それが古泉のサイレントヒルの実況ですw

これのせいで古泉はテンションが高いキャラなんだと思っていましたw

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2023499

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2010.06.20(Sun)21:07

  念のため、理樹は男です。

描いている様子の再生
PaintBBS0620212928.png 300×400 9K
>本日!
目覚ましと共に朝4時に起床。
始発で向かうは盛岡ーっ!!

そんなわけで今日は遠出の日ですw
休日利用で盛岡まで行ってきました。岩手大学。
向こうは青森に比べて暑いんだろうなーと思い、薄着でレッツゴーですw

電車に揺られ、頭に浮かぶは銀河鉄道999の曲。
A journey to the stars〜♪とエンドレス(爆
なんで昔の曲はエンドレスループばっかりかな、なんて考えながら揺られていました。

盛岡に到着し、少しドトール(だったかな?)でコーヒーを飲んで出発。
岩手大学までは徒歩15分程度なので歩いていたら……。

ザーーーー……

って雨!! しかも強め!!
しまったぁぁぁっ!!
家を出るときは晴れていたので傘を持ってきてなかったのですよ(泣)
急いでコンビニまで行ったのですが、もうビショビショだい(>_<)
旅行&薄着のときにこれって(滝汗

ああもうアンラッキー。

>実は。
1年ほど前にも書いたと思いますが、mはバスの乗り方が今ひとつわからなかったりします(核爆
あまり利用しないというのもありますが……
前から乗るのか、後ろから乗るのか…?
お金はいつ払うのか…?
地域によって違いますよね(汗

>mばかりでは不公平な気がしてきたので理樹にも濡れてもらった(ぅぉぃ
はいw
mばかり濡れ鼠なのも気に入りませんので、道連れに理樹にも濡れてもらいましたw
構図は拝借ですから悪しからずw

とりあえず胸は隠しましたけど、理樹は男だから隠す必要がなかったかな…?
けれど理樹ですからね…青少年に悪影響を及ぼす恐れ大ですのでこの程度で!
え?
自重してないって? スケスケだって?

うん、だって描きたかったんだもん(核爆

mは思います。
こういうのって裸よりエロいですよねw(ぉぃ!!
みなさん、この理樹で色々と妄想力を働かせてみましょうね(待て!!


>WEB拍手レス!
>じんべえをオススメして下さった方へ!
じんべえですか!
じんべえもいいですよねw 涼しそうです。
日本の夏!という雰囲気も出ますしw
恐らく買ってしまったら、一日中その格好でいそうですw
随時じんべえ!
アルバイトもそれで行きたいくらいです(ぉぃ

>たいらさん
たいらさん、こんにちは! お疲れ様です。
不規則な時間の仕事をしていると、規則正しい生活なんて夢のまた夢ですよ…。
遅くまで仕事をしていて、さらに朝早く起きたらきっとグロッキーですw
社会人になってからは、仕事にあわせて自分のライフスタイルを確立するほうが大事なのでしょうね。

私もこれからは余裕も出来ましたので規則正しくしていこうかと思いますw

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2010.06.21(Mon)11:02

  

PaintBBS0621110234.png 300×300 8K
日記は後ほど!

>絵!
1枚理姫ちゃんの絵が必要だったので絵板でパパラッとw

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2010.06.22(Tue)23:19

  工学系に憧れた今日という日

>よかった
ごきげんよう。
日記の編集ができなくて焦っていたmですw
どうやら設定がおかしくなっていたようです。直ってよかったよかったw

>今日は晴れ!
家中の掃除をすると汗だくですよね(汗
リビング、ダイニング、寝室etcetc...
掃除機をかけているだけで汗が滴ります。
けどこれ……
もしや新手のダイエット手法として受けるのではないでしょうか!
名付けて掃除式ダイエット!
何となく前の夏にも言っていた気もしますが!(ぉぃ

家中をくまなく掃除するだけで無理なく痩せられる、しかも家中ピカピカというおまけつきですw
ただ難点は、汗がこぼれた所はまた拭きに戻らないといけないところでしょうかw

ちなみにmは時間を決めて掃除しています。
家中でしたら掃除機がけ30分です。
この時間で家中を掃除しようとすると凄まじい運動量です。
これは夏に長袖を着て挑めばすごそうですw

>こんな動画を紹介してもらって。
1/2のタチコマを作ろうという動画です。
タチコマとは、攻殻機動隊に出てきたロボットです。mは見たことないですけどw

動画をなんとなく見たのですが……スゴイ!! スゴイの一言です!!
ニコ動を見ている人の中には凄まじい技術力を持っている人がいるのですね(汗
しかも大学生。。。
日本も捨てたものではないようです。

えーと。
タチコマの手の部分を作っている動画です↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10536081

工学系に憧れますw

>WEB拍手レス!
は、次回!

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2010.06.25(Fri)21:57

  心が迷う時はその笑顔が目印

201006231753000.jpg 240×427 52K
mです。こんにちはw
初夏の季節ですが皆さんいかがお過ごしでしょう?
いえ、そろそろ真夏、でしょうかw
mは普段飲むコーヒーをホットコーヒーからアイスコーヒーに切り替えようかなんて考え中です。
ですがアイスですとエスプレッソなどが楽しめませんからね。

>パウンドケーキを作りましたw
困ったことに、我が家には無塩バターが9箱ほど冷蔵庫に眠っているのです。
安売りだからと言って買いすぎてしまうのも困ったものですw

そういった理由がありますのでバターをたくさん使ったパウンドケーキを作ってみましたw
写真はそのパウンドケーキです。

今回のパウンドケーキは本当に本当に美味しくできたんですよ♪
一口食べると……
口の中でふんわりと甘みが広がります!
自画自賛ではありますが、我ながらびっくりしてしまいましたw

ただレシピ(材料の分量)を覚えていないのが悔やまれます。
これを作るときはテンションが高くて、「ふんふんふふん♪」と鼻歌を歌いながら作っていましたから(絶望ビリーw)

もう一度この味を表現してみたいものですw

>Ever17
“Ever 17”というゲームをプレイ中です。
以前に理樹ちゃんの絵を描いたときに、その絵に似ているキャラが出ていると聞きまして。
それと、このゲームは「絶対プレイして損はないから!」とよく勧められました。

ゲーム紹介。
水中遊園地に来ていた主人公たち。
突然の事故で数人がそこに閉じ込められてしまいます。
そこは海中。脱出不能。
果たしてあなたは脱出することができるのか…。

というハリウッド的な内容です。
ADVですので恋愛要素も強いですが、サスペンスがメインです。
そしてこのゲームが一番評価されているのは。

一番最後までいったときのようです。
全てが繋がるとか。

mはまだ少ししかプレイしていませんが、かなり風呂敷が広げられています。
これを全て回収するなんて…と非常に気になっていますw

さて。
mはいきなり武視点のバッドエンドでした(泣)
ADVのバッドエンドを見たときの脱力感はなんとも言えませんね。。。
アルバイトに行きたくなくなるほどです(ぉぃ

空可愛いよ、空w

>WEB拍手レス!
レスが遅くなってしまい申し訳ありません(>_<)


スケスケ理樹を気に入ってもらってよかったですw
描いた甲斐があるというものです。
理樹ちゃんのノーブラでセクシーポーズ……男性陣にとっては生物兵器に違いありません!
恭介の理性がもつかどうか心配なところですw



人工衛星作成部!!
ニコニコ動画は異様に技術がある人がいますからね!
打ち上げくらい本当に出来てしまいそうで怖いですw

けれど、そういう動画を見ると私は励まされてしまいますw
こんなにも素晴らしい人たちがいる。
私も頑張らないといけない…そう思うのです。

>ナハトさん
ナハトさん、いらっしゃいw
妹さんが甚平とはw 可愛らしいですw
やはりお兄ちゃんであるナハトさんは、妹萌え! 最高!と思って見守っているのでしょうね!

甚平……本格的に買おうか迷い中。

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2010.06.26(Sat)22:09

  深い青

>Ever17クリア!
皆さん、こんにちは。何を隠そう、私がmです。
裏で糸を引いている生徒会長風に登場してみましたw

バイトが減って時間ができたので何をしていたのか。
ハイw ゲームです(ぅぉぃ
Ever17を全クリいたしましたw
今週に入ってからチマチマと進めていましたのさ。ニンニン。

早速Ever17のレビューをしたいと思います。
どこを切ってもネタバレになるので軽めにレビューをしますけどw

>『Ever17』レビュー
ネタバレ厳禁ゲームの殿堂入りゲームですw

序盤は普通のギャルゲーにしか思えないサスペンス(?)ADV。
サスペンスと書きましたが、殺人事件が起こるわけではありませんw
海中深くに閉じ込められた主人公たち。
なぜ救助は来ないのか?
なぜ閉じ込められた人数と生体反応の数字が合わないのか?
なぜ視点が合わないのか?
なぜ保志さん無双なのか?(待てw
プレイしていくうちに増えてゆく謎。
ヒロインをクリアしていけば謎は解けるのかというと何のその。
クリアごとにさらに謎が深まります。

ヒロインルートのグッドエンディングを全て見ると、最後のルートに入ることができるようになります。
このゲームが名作と言われる所以は、各所に細かくちりばめられた伏線が最後の最後に繋がってゆくところにあります。

mもラストはプレイしながら「そうだったのか、なるほど」と「な、なんだってー!」を繰り返しておりましたw
推理しながらプレイをしていましたが、まさかそう来るとは思いませんでした。
ADVの盲点、なんていうことも挙げられるかもしれませんw
きっと最後のエピローグまで見終わった後にもう一周するとガラリと見方が変わるでしょうねw


思うにこのゲームは人を選びます。
物語を物語として受け入れる人には最高のゲームですw
ですが、理屈が先に来る人には決してオススメはできないゲームかと思います。

プレイ時間は20時間ほどです。

個人的なこと。
プレイし終わった後、タツタサンドが食べたくて仕様がないですw
あと子ども欲しい(核爆


>ついw
ゲームでプレイするのも良いのですが、シナリオ自体を読みたい年頃のm。
なのでシナリオをテキストで読みたいなぁニンニン、なんてお願いしたところ「しょうがないなぁ」とシナリオを読み出すツールをパパーッと作ってもらいました(爆

http://milk0824.hp.infoseek.co.jp/doukana/up/ever17.lzh
PC版です。

もしPS2のディスクにも"script.dat"が存在するなら使えるそうです。
mが確認したところ、17番18番25番27番47番49番85番86番がエンディングです。

>mのオススメ女の子w
ヒロインルートだけを区切って見るなら『茜ヶ崎空』が一番好きですw
テーマは『恋』。
儚さ。
2000年前から変わらないスタンダードな話。
だからこそ好きです。

>WEB拍手レス!
は、また今度w

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2010.06.28(Mon)22:51

  サイクリング・ブルース


こんにちは。私です。
6月も後半です。7月突入です。そろそろmの誕生日ですw
この辺の歳になるとみんな嫌がる誕生日。
けど。
何だかんだ言っても「おめでとう」の一言は嬉しいものなのですよw

>1人ぼっちの大冒険yeah!
昨日は用事があって遠くの学校に行ってきました。
およそ車で40〜50分の位置にあります。
しかしながら車での乗り入れ禁止。試験ですのでw

そのような理由で、朝7時に親父様に「車で乗せていって!」と懇願したところ二つ返事でOKしてもらいました。
そして、自転車と一緒に車に乗せられるm。
いざ出発です。

え?
……自転車?
……Why? なぜ?

車でそれを聞くと。
「あー、帰りは迎えにこれないから。自転車で帰って来なさい」
えっ!?
自転車!? 車で40分の距離を自転車で!?
なるほど、これはmへの挑戦ですね!
受けてたちます!(ぅぉぃ
そんなこんなで帰りは怒涛の自転車帰りコースとなるのでした。

で、帰り道。
帰り道は幸運なことに曇天。雨も降らず、日も差さず。気温は24度。
日が差していたらきっとmは死んでしまっていたでしょうw
そうして田舎道をのんびりと自転車で走りました。
最初は「うあぁ、家まで何分さ」と思っていましたが、走り出すと最高ですw

地図も持たずに走ろう。
流れるは見知らぬ風景。
田の緑。夏の香り。
走る軽トラック。自転車と同じ速度。
時間は斯くものんびりと流れるものなのか。
流れるは見知らぬ風景。
けれども胸を占めるは懐かしさ。

のんびりしていますw ゆっくりしていますw こんなサイクリングができるなんて親父様に感謝です。
普段は絶対にこんな距離まで自転車で来ませんからね。

自転車を走らせると次第に街並みに入りました。
こちらもまた乙ですw
こんな店があるんだ、なんて新発見もありますしねw
小物店にチラリと寄り道。
シンプルデザインが良い店でした。
ですけど、「これが…一万円?」とかがたくさん! なるほど…もしかしたらハンドメイドの店だったのかもしれませんw

途中で美味しそうなレストランを見つけたので入ってみました。
昼食を抜いていたのでちょうど良しw
見渡すとお客は2,3人。こんな様子も郊外の醍醐味かもしれませんねw
和食が好きなのですが、この日は洋食です。ランチ1500円。
デミグラスがすごい! お肉やわらかい!
寄って良かったなんて思える店でしたw

>家が近づいてきた!
いつも車で通る大通りに差し掛かりましたw
ここまで来ると車で15分。たぶん自転車ならあと30〜40分。
綺麗な風景に美味しい料理、途中で雑貨屋にも寄って気分はハイw

自転車をこいでいると、目に飛び込んできたのが『ミスド100円』!
おおおおおおーーーっ!!
なんということでしょう!
よりにもよって! mがこんなに気分が最高のときに! しかも甘いもの食べたいな、なんて思っているときに!
ミスドったら悪ですw

そんなわけでいつものように来店w
気分が最高にハイになってるmは、エンゼルフレンチ買いまくりのチョコ系買いまくり!
その数10コ。まあ、普通ですw
そしていつも通りたっぷり買ったドーナッツを箱に詰めてもらい、いつも通りお会計を済ませました。
でも。
ただひとつ忘れていたのは。

mはチャリだったのです!

ね(汗
気付いてもいいものなのですが、mはその辺すっかり忘れてチョコ系ばかりのドーナッツを自転車のカゴに入れ
「いい景色……」
とか
「この辺も変わらないな……」
なんて感傷に浸りながら走ってました。
ハイテンションだったんです。

>家に到着!
mの妹が「疲れたでしょーっ」と出迎えw
mも「ミスド買って来たよ」とにこやかですw
ツイッターでつぶやいたり、シャワーに入ってから…ミスドの蓋を開けました。

【m】「……!?」
【妹】「……!?!?」

なんということでしょう!
店内ではチョコレートとクリームが織り成す色彩豊かなドーナッツが
今はまるでナウシカの巨神兵のよう!
チョコとストロベリーが溶け出し交じり合った様は「遅すぎたんだ…」というセリフを言わずにはいられません。

一人劇的ビフォーアフターやってどうするのさっ!!
mのミスド返せぇ……(>_<;)

自転車にミスドをのっけて「静かな風景…」なんて余裕かましていた自分をひっ叩きたくなりますねw

>WEB拍手レス!
>ナハトさん
ナハトさん、一緒にEver17を語りましょう! 語り明かしましょう!
mには言いたいことがたくさんあります!
空のこととか! 空のこととか! 空のこととか!<落ち着け
缶蹴りも気になりますw
どこを話してもネタバレになりますので、コッソリヒッソリと話しかけないといけませんねw

つぐみが好きとは、ナハトさんはやっぱりツンデレ好きなのですね。
最初バッド→空編とやったmはつぐみのイメージが非常に怖かったですw

>スイさん
さすが物知りスイさん!
あれはメッセージローダーという名前なのですねw
紹介を受けてダウンロードしたこともあったのですが、名前は今知りましたw
こういうのを見て地の文の書き方の参考にしたいところです。

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2010.06.29(Tue)22:28

  ぼっぼっぼぼんばへっ!


ごきげんよう。あなたの私です。
雨が降る夜です。

今日ほど濡れることを恐れた日はありません。
理由は以下にてw

>今日
朝も早くに飛び起きました。
夢を見たのです。かなり現実的な恐ろしい夢。
どんな夢か。

「わぁ!? 髪の毛がボンバーになってるっ!?」

恐ろしい夢です……。
鏡を覗いたら、mがドリフの爆発後ヘアになっていました……。
きっと雨、まとまらない髪→→→ドリフの雷様コントという変化を起したのでしょう。

飛び起きて思ったわけです。「そうだ、縮毛矯正をかけに行こう」とw
思ったら吉日。家事をして10時。早速美容院へGOです!
たしか縮毛矯正は5年ぶりw

>初めての場所って緊張したりしますよねw
今日行った美容院は人から紹介を受けた場所でした。
初めての場所は少し緊張w

ほいで「縮毛矯正をおねがいします」と言ったところ。
やはり「本当にいいんですか?」と2度ほど聞かれました。
うーん。
やっぱりストレートヘアの人から見ると、mの髪質はうらやましいらしい。
けどmはそれと同じくらいストレートが羨ましい。
隣の芝は青すぎて堪らないのですw
天パはね、この時期は凄まじいのさ(汗
直しても直してもくるんっ! あああっ! くるん!
もっとぺったんこになりたい! そう思うのです。


どうでもよいのですが、美容院にいくたびに気にすること。
髪を洗ってもらうとき顔に布をかけるじゃないですか。
で、洗ってるとずれて顔が半分くらい見えちゃったりしますよね。
あれ…自分で直すのか、それとも店員さんに一声かけるべきか迷いますよねwww<本当にどうでもいいw

縮毛矯正にかかる時間はおよそ3時間。
おしゃべりしつつ飴玉もらいつつ、3時間後!

おおおーーーっ、真っ直ぐだ!!
とても真っ直ぐだ!!
ストンって感じだ!!
天使の輪なんて出来てるwww
そんなわけで今日から黒髪ストレートの新生・mへと生まれ変わりましたw

とりあえずパーマ後は1日くらい水は厳禁です。
これで持ち具合が変わりますからね。

>そんなときに限って。
雨だぁぁぁ!!
もうっ!!
濡れるの厳禁っていってるじゃないですか、雷様!!
ちょっとは気を遣ってくださいよ!
「ふむ、mは大枚を叩いて縮毛矯正をかけたのか。真っ直ぐじゃわい。こりゃ雨を降らすのは可哀相じゃ! よし、晴れよう!!」
とかそれくらいの気遣いをしてくれてもいいんじゃないかと思います(ずうずうしいにも程があるw

>バイト先で
「せ、先生が違う!?」
「ホントにm先生?」
と、大好評?(意見は半々だw)でしたw
前の髪型、手間がかかってるんですよ……とくに梅雨時は。
なのでmはストレートが良いのですw

>WEB拍手レス!
>ゆりちゃん
ゆりちゃん、いらっしゃいませw 拍手してもらえてmはとても嬉しいですw
こちらこそいつもお世話になっています。

ゆりちゃんにそんなことを言われてしまうと、本当に照れてしまいますw
ごく当たり前のことなのですが、気分が高揚していてすっかりと抜けていました。
蓋をあけてから気付くなんて(^-^;
恥かしいですw

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2010.06.30(Wed)22:47

  夢と平和を奪い返すぜ

>紅の豚を聞きながら。
こんにちは。飛ばない豚はひょっとしたらただの豚なのではないかと思ったmです(何
ジブリの曲は作業用にはぴったりですねw
難点は曲調によって作業速度が変わってしまうこと。
急ぎの曲の時は「急がなきゃやられる!」くらいな勢いでやっていますが、まったり音楽になった瞬間スローリーになってしまいますw

>車が壊れたーーー!!
全てmのせいです。
なぜかはおいておいて、状況をば。

朝に車を動かそうとしたのです。すると……。
キュルルルルル。
キュルルルルル……。
う、動かない!!
いくら鍵を捻っても首を捻っても車が動きません!
なぜ!? why!?
困りましたので親父様を頼ったら「バッテリーだな」と、今度は親父様の車とつなぐことに。
何やら大事の気配です。
で。
「さあm、エンジンをかけるのだ!!」
という声と共にいざエンジン始動!

……キュルルルルルル。

動きませんでした(爆
ああ、これはmのせいです。
日曜日に「自転車最高」とか「自転車いいですよね」とか「愛・自転車」なんていったのがいけなかったのです。
散々自転車を褒めちぎったせいでmの車がスネてしまったのです。
「ふんっ、mは自転車が好きなんでしょ? いいもん。動かないもん。ここにいるもん。鍵やってもね、きゅるきゅるさせちゃうからねっ。自転車使えばいいじゃん。ぷいっ」
と、不貞腐れてしまったのです!
書いていて萌えてきたのはナイショです!(待てw

そんなわけで、クルマたんを知り合いの修理工場に出しましたw
どうやらバッテリーが古かったようです。
結構乗ってましたからねえ。
ついでにオイルやら返れるものは全て替えてもらいましたw

>思ったこと
車の故障で思いました。
ロボットアニメ、あるじゃないですか。
現実にあんな人型の機械があったらもっと壊れやすいと思いますw
手とか複雑ですし。

さらに思いました!
ロボット!
そういえば、なんでアニメのロボットはあの2本のレバーをガシャコンガシャコンするだけであんなに自由自在に動くんだろう!?
すごく不思議!
まだゲームのコントローラーとかの方が細かい動きができそうです。
……コックピットでゲームのコントローラーとか持っている図もシュールですがw

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