描いている様子の再生 >ごきげんようw
――はぁ……はぁ…………
茂みの中で息を殺す。 遠くからタタタタ…と銃を連射する音が聞こえてきた。 どうやら前線メンバーが敵と遭遇したようだ。 耳を澄ます。 ――枝を踏みしめる音。 そっと顔を上げると前方15mに人影。 敵だ。 ――それで前線メンバーの後ろに回りこんだつもり? 私は音がしないようにそっと銃を持ち上げ、敵の背に銃口を向けた。
はいw そんなわけでサバイバルゲーム初体験をしてきましたーーーっw(テンション高! 日本ではこんな経験できないですからねw
それでは日記、始まります!
>Departure
「みんなぁ〜っ、そろいましたかぁ〜っ?」 「「ぅおーーーっ!!」」
朝っぱらからテンションが高いmたちw 20人という人数だったので集合場所は会社です。会社のロビーでこんなんです(爆 メンバーは男子半分、女子半分。 男子がラフな格好をしているのに対して、女子は前の日に買ってきた帽子だったりフリフリスカートだったりと余所行きの格好! こういうところで差がでますな(ぉぃ
揃ったところでみんなでギャースギャースと大騒ぎしながら早速バスにGO。 チャーターなのでもはや遠足状態です! mは 「はい、ポッキー支給です〜」 とポッキー係を率先してやってました(何それw
行き先はりょじゅんなわけで、バス観光をかねてた感じでした。 「見て見て! 海!!」 「海だぁぁぁーーーっ!!(うるさい男メンバー1)」 「見て見て! 山!!」 「山かぁぁぁーーーっ!!(うるさい男メンバー2)」 「見て見て! ヤギ!!」 「「「ジンギスカァァァーーーン!!(うるさい男メンバー全員)」」」
オペレーション・ハイテンションシンドロームといったところですw(知ってる人しか知らないですよねw) そしてそんな中、一人だけ、 「……うん、うん……あ、いや約束すっぽかしたわけじゃなくて……うん、悪いちょっと無理かな、遠くに来ててさ……えと、タクシーじゃちょっと帰れない場所……」
彼女との約束を忘れていたヤツ一名。 うん。 出かけるときはちゃんと彼女に言いましょうw もしくは連れてきましょうw そしてボソッと女子メンがつぶやきました。 「バカばっか……」<年齢バレるからw
そんなあなたも一員ですからね(爆
>Guild 山の中を走ること数十分。 山が開けて駐車場らしき場所が現れました。 バスが到着するとそこには。
「Sir,Yes,Sir!!」
……なにやらいきなり訓練された人たちが後ろ手を組んで並んでいます! どうやら他の遊びに来た人たち(?)っぽいですが、なんというか演習に来ただろといった感じです。
そんなわけでバスから降りると、いきなり駐車場に対空砲(あの空に向けてバタバタやるドデカイ機関銃が2個ついたの)がくっついた車とジープが置いてあるっっっ! 男メンバー大喜び!! 「「「ヒャッハーーーッ!!!」」」 ってかはしゃぎすぎ!! 置物と言えば置物ですが……。 使った感がでているので……払い下げ品かな、これは(^-^;
さて、降りると教官が一人立っていました。 どうやら今日一日mたちのガイドの方だそうですw そうですよね、初めてで良くわからないし危ないですからね。
早速物資支給……服とヘルメット、あとリュックみたいなセンサー。 そう、お着替えタイムですw で、みんな余所行きの服から迷彩服に着替えたのですが……。 デカッ!! デカイよ、これ!!
いやまぁ、考えれば簡単なのですが、そもそも全部男性向けですからね。 普通に着れば大きいのは当たり前でしょうw 「ちょっとなにー、寝間着じゃんこれーっ」 「ヘルメットおおきいー……前みえないー……」 「ベルトない? あ、ちょっ、ズボンぬげるしーっ!」 「あれあれ、あれ思い出した! ドーラがシータに渡したズボン!」 「リュックおもいヨー」
はいw 更衣室から出てきた人、みんな漏れなく絵のクドリャフカ状態ですwww さっそくパシャパシャ写真撮られまくりですwww
着替え終わったあと、教官から「集まって〜」と合図。 みんなで集まって注意説明です。 説明は中国語。けどメンバーの半数は中国人なので通訳問題ナッシング!
まず銃はレーザー式。銃にはちょっとうるさい友達が説明していましたが覚えてません(待て たぶんロシア製のアレです。あやかし人に出た奴。 AKB-47。 ペイント弾はけが人が出るからなくなったそうです。 ちなみに上の銃の名前は冗談なので本気にしないように(ぅぉぃ!
撃たれたらピーピーとけたたましく音が鳴る仕組みです。 で、ライフは5まで。 5回撃たれたらアウトです。 あと弾制限は240発。 銃の横にカウンタがあります。 60発ごとにリロードが必要です。 これも0になったらアウトです。 あと、弾にあたったら10秒ほど撃てなくなります。
こんな感じです。 そして教官が「質問があるヤツ!!」と言ったら……ビシッと手が挙がりました! 後ろを振り向くとそこには。
「ニーハオ!」 バスの運ちゃんーーーっ!!
バスの運ちゃんがさり気に混じって説明聞いてました! そしてメッチャいい笑顔!! ってか一緒にやるの!? 連射できるのか、だって!? ……ああ、確かにそこは大事ですね。あ、できるんですね。あー。 ちなみにバスの運ちゃんは参加費払ってないので参加できませんでした(核爆
さて、チーム決めですが。 小学校から慣らしてきたアレです! グッパー!! 外で遊ぶときはグーとパーのチーム決め、これですよねw
>Day Game 山道を歩いて山の中に入っていきました。 この時点でみんなハイテンションですw 一人鬼軍曹もいれば、一人で 「俺、これが終わったら結婚式に行くんだ……人の」 とフラグだか愚痴だかわかんないものを立ててる人もいました。 あと一人はこの手のことに詳しくて一生懸命説明をしてくれました……が。 女性が多いことを忘れてはいけません。 誰一人頭にその言葉が入っていってません(ぅぉぃ
山奥でゲーム開始ですw ちなみにシチュエーションも教官に決めてもらいましたw 最初は攻撃と防御に分かれての殲滅戦です。
mたちのチームも準備開始です。 男メンバーが 「こうこうこうして、こうすればいいだろう」 と指揮官を買って出てくれました。 そして……!
「見て見て、バンバン〜」 「カワイイ〜っ」
女子、誰も話を聞かず!!(ぅぉぃ!! この場では女子力(意味違い)が強いようです! まぁ、結局あくせくと説明して3手に分かれて守ることになりましたw 常套手段ですねw
「私こっち行くから、mさんは横からおねがい!」 「まかせて!」
mは一番の左翼にこっそり隠れてヒョコヒョコとたまに頭出して覗いていましたw で! この一番端っこでの守りというのはとっても面白いポジションですw 攻め込む人、前ばっかり集中してるので、木の影に隠れてもmからは丸見えだったりしますw そんなワケでmは 「……目標をセンターに入れて、スイッチ」 ――パタタタタタ!(銃はしっかり音でます) 『うおっ、撃たれた!? どこからだよ!?』 「スイッチ」 ――パタタタタタ! 『やばいやばい、みんな隠れろーっ!(伏せたけどmから丸見えw)』 「スイッチ♪」 ――パタタタタタ! 『ギャーッス!』
かく乱って最高っ!(何
そんなのも少しの間です。 「あ、mさんがこんなところにいた!」 「げっ!!」 「まてーっ!」 パタタタタタタ! ピーピーピー! 「やだーっ! お返し!!」 「きゃーきゃーきゃーっw」
見つかるとみんな撃ちながら走ってきますwww 超接近戦です! そして超接近戦の末に抱きつかれますwww(まてw 抱きつかれて撃ちあい和気あいあいです(爆 教官あきれまくりです(当たり前w
みんなはしゃぎ疲れたところで試合終了! ちなみにみんな突撃抱きつきしてくるのでアウトになったんだかなってないんだか良くわかりません(爆 男性陣が終了を感じた時点で終了でした。 で、教官から 「10センチくらいの距離からは撃たないようにッ!!」 なんていう注意を受けて次の試合ですw
>Dancer in the Dark 何試合かしたあと、面白かったのが『シチュエーション:スパイ戦』です。 見方の中に一人だけスパイが混じっているという設定。 味方チームで、教官に腰を叩かれた人がスパイ役。 みんなで後ろを向いて、教官が復活の儀式を行ってるときにこっそり合図です。 (復活の儀式。教官だけハンドガンを持っていて、撃たれると弾数とライフが回復しますw)
この試合でもmは一番の左翼からこっそりと攻める役。 実家が山だったというだけあって、どんなに茂みが深くても問題なく進めますからw ちなみに他の人は「枝が邪魔して通れない〜」とかそんな感じですw
「……」 左端からジリジリと距離を縮めていくm。 前線メンバーの影が見えました。 見ると、ハイテンションで口数多めムードメーカー的な男メンバーです。 フフフ……。 実はこれを狙っていたのだ! mはマニュアル通り、 「目標をセンターに入れて……スイッチ」 ――パラララララ! 『う、撃たれた!! 後ろから撃たれた!!』 もちろんその男メンバーが目を向けたのは隠れているmの方向ではなく、「スパイがいると思われるメンバー」の方……ッ!! 『違う違う、私じゃないよーっ』 『フフフ、実は俺……いやいやウソウソ! もっと後ろから撃たれたんじゃね?』
そう、mの使命はかく乱ッ! 撃ったメンバーは一番声が大きいムードメイカー! フハーーーッハッハ! 疑心暗鬼になるのだーっ!
『ま、いいや。進むか』 さっき撃った人が前に進み始めたところでまた、 「スイッチぽん♪」 ――パララララララ! 『また撃たれたーっ! ぎゃーっ!』 『うそーっ、ね、自分がスパイだ、って最初に言った人ってあやしいよねー』 『俺じゃないってマジマジ!』
あ〜、もう、これ……カ・イ・カ・ン♪ サバゲーをやってると、自分がドSだということを再認識させられちゃいますねw いやまぁ、そこからすぐに抱きつき合戦になっちゃったんですけどね(ぉぃw
>In Your Memory 「終了〜っ」 気が付くと、既に日は傾き赤い光がmたちを照らしていました。
夕暮れは遊びの終わりの合図。
年甲斐もなくはしゃいだ大きな子ども達が集合しました。 みんなで記念撮影ですw どいつもこいつもみんないい笑顔w 全力で遊ぶっていうのはこういうことでしょうねw
そして今日の思い出を語りながらバスへ。
行きのバスはあんなにうるさかったのに、帰りのバスはとっても静かです。 みんな遊びつかれて眠ってしまったのでしょう。
私も目を閉じました。 目を閉じて浮かぶのは、はしゃぎまわっている友達。
おバカが集まって、みんなでバカ騒ぎ。 懐かしいです。 そして大切な思い出がまた一つ増えました。
いつまで経っても子どもの心を持っているのでしょうね、みんな。  ホームページへ |