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2012.02.05(Sun)00:16

  飛行機で泣いた話

P120202120709.jpg 400×300 23K
ごきげんよう。mです。
長いお休みも終わって、またまた中国にいますw
日本にいた頃は日本最高〜と思っていましたが、自分の部屋に帰ってくるとやっぱり落ち着きますw
まぁ、生活面では日本の方が120%いいわけですが、自分の部屋というものはどこにあっても落ち着くものです。
それに国外生活も慣れてくると隣の県に来たような感覚なんですw

>『冬将軍、襲来』


時に、西暦2012年

『……本日12時30分、青森市を中心とした青森県全域に特別大雪警報が発令されました。住民の皆様は速やかにTM Revolutionのwhite breathごっこを中断してください。繰り返します……』

青葉「低気圧は依然健在! 現在も青森市に対して進行中!」
マヤ「中学生ボランティアの戦力では屋根の雪が落とせませんっ!」
UN「総力戦だッ! スノーダンプと雪かきスコップも全部上げろ!」
UN「出し惜しみは無しだ! 何としてでも屋根の雪を下ろせッ!」

冬月「――6年ぶりだな」
ゲンドウ「ああ、間違いない……冬将軍だ」

『冬将軍、襲来』

はい(爆
エヴァンゲリオン風にしてみました〜w
まさに災害レベルの豪雪ですからねぇ。。。
mの家は雪中行軍で有名な場所なのですが、その積雪なんと。なんとなんと。
480cm!!
わけがわからないよっ!
去年まで「スキー場の雪が足りなくて困ってます」なんていう報道ばかりだったのに今年はスキー場ウハウハですよ! ウハウハ通り越して誰もスキー場までたどり着きませんよ!

mはというと一生懸命雪かきしてましたw
家族も中国から労働力が帰ってきて大喜びです(ぉぃ
今もまだ大変なようなので家が心配です(>_<)

ちなみに写真は日本から送ってもらった写真です(^-^;

>帰りの飛行機で泣いた話。
帰りの飛行機のことです。
帰国して10日。
あっという間でした。
本当にあっという間でした。

と、言っても泣いたのは寂しいからではないですw

帰りのフライト時間はおよそ3時間20分。
今回はやや長めです。(いつもは2時間ちょっと)
そんなわけで初めて座席についているテレビで映画を再生したわけです。
映画のタイトル
『ツレがうつになりまして。』
2011年の映画です。
興味があったのですが、見ぬまま中国でしたからw

……そして完全に忘れていました。
mの涙腺がゆるいことを!!

旦那さんがウツになったことをきっかけに結婚生活を見直して二人三脚で頑張っていくお話。
後半、もうグスグスですよコレ!
絶対フライトアテンダントさんに「うわ〜……」いわれそうな感じでした。
いや〜、映画って本当に良いものですね〜

それにしても……。
mはもしツレがうつになったらあのように献身的にできるのか……?
逆にmがうつになったらあんなに献身的にしてくれるツレができるのか……?
そんなことも考えてしまいました。

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2012.02.11(Sat)20:58

  ゆるゆりの生徒会長のほっぺをぷにぷにしたい。

描いている様子の再生
PaintBBS0211205901.png 300×300 7K

ごきげんよう。mです!
みなさんいかがお過ごしですか?
mが住んでいる所はそろそろ春の陽気がチラホラですw

ですが実家とスカイプをしたところ、まだまだ青森は寒さが厳しい模様です。
今日はなんと!
落雪で我が家の車の屋根が潰れたそうです><
恐るべき雪!!
けど車の内側から屋根を押して戻したとのこと!
恐るべき県民!!
青森県民はちょっとのことでは驚かない!!
雪国に生きていると強くなりますよ〜(何

>カーヴィーダンス
はいw
近頃カーヴィーダンスをしておりますw
ちょっと巷で話題のくびれダイエットなダンスです。
部屋で腰をふりふり腕をふりふりしております(爆
mの部屋には無駄に鏡が多いので自分のダンシングを見ながらやってますwww
けど、こちらはビリーズブーとキャンプと違って難しい。
何が難しいかってチョン・ダヨンといいカーヴィーダンスといい……あのエロい腰つきが難しい(核爆

どうせやるなら上手に踊りたいですww

そうそう。
現在1キロやせちゃったもんねw(自慢だよ!

>ゆるゆりの生徒会長
描きたくなったので描いてみましたw
構図は一部拝借なので悪しからず。

生徒会長ちゃんを描きたくなった理由は……内緒ですw
もうホント可愛いですよね!
ぎゅっとしたいところです(ぅぉぃ

今回は柔らかさを出そうと線画の色を変えています。
近頃アニメでも線画の色を変えてるものも増えてきましたね。
例えば新しい方のハガレンとか(前のハガレンと比べるとわかりやすいかもです)

こういうサラサラストレートのロングヘアは好みですw
ただケアが大変そうです(^-^;

>私も良く自問しています
あなたの目標はなんですか?

一ヶ月で達成したいこと。
一年で達成したいこと。
5年で達成したいこと。
10年で達成したいこと。
一生で達成したいこと。

あなたには先のヴィジョンがありますか?
これ、私が昨日友達から借りたPSP『プリンセスメーカー5』をやりながら思ったことです。
このプリンセスメーカーですが、目的がない場合、ただ毎日を消費するだけのゲームです。
娘をどうしたいか、何を達成したいのか。
これがないと何にも面白くありません。(ただし娘はめちゃくちゃ可愛いけど!)

自分が歩んでいる人生だって単純化すると似たようなもので、目的がないとただ闇雲に時間を浪費するだけになってしまうかもしれません。

山を登る時、ルートもわからん!頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ!
確実! そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!

誰かの言った言葉ですw
そんなことを言っているmも先の先となると「うーむ」と考え中です。
いつもお昼などは友達3人なのですが、その内の一人は今ハワイにハネムーンなうなのです。
これで人妻2人&独身mという構図に!
両手に人妻ってなんかときめく!というmの思考は腐ってるとして(爆)mもそのへん考えないとと思ってしまいますw

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2012.02.13(Mon)22:55

  偽物語の姉妹百合SSを書いてしまった話


ごきげんよう。mです。
今ですか?
ゆでたまごの殻を剥いて、タッパーに入れて冷蔵庫に入れたところですw
明日の朝ごはんです!!<ぉぃ

>オイ!?
エレベーターの中でのできごと。
mが一人で乗っていると女性二人が乗り込んできました。
二人で手を繋いで仲良さげです。
手を繋ぐこと自体はこちらでは珍しくありません。
女性二人の場合、腕を組んだり手を繋いだりしてあるいてます。
そこまでは普通だったんですよ。

が!!

チュッ。

……。
二人が!!
女性二人が!!

チュッ

キスしていたぁーーーっ!!!
キスした後のあの「ふふっ」っていう特有の微笑み!はにかみ!
あれはカップルのそれだっ!!

さすがのmも生の現場は初めてでさぁ。。。
ビックリしましたよ。
ええビックリしましたよ。

愛の形いろいろを目の当たりにした日でしたw

>SSを書きますよ〜!
その昔。会社の友人達とドライブしてたときのこと。
mと女の子の友達が後部座席に座っていました。
そのとき、ふざけてイチャついていたのですよ(ぅぉぃ!
長いドライブで最初はきゃぴきゃぴ、あとはぼんやり〜のほほ〜んとイチャイチャしていました。
さすがに運転していた友達がキレましたwww

ふとそんなことを思い出しましたのでSSにします(ぅぉぃ!!
というか百合が書きたい!!
たぶん触発されましたw

近頃偽物語を読みましたので偽物語の火憐ちゃんと月火ちゃんで書いてみましょう!

#偽物語ミニSS
#シチュ:受験勉強中の阿良々木君の部屋で火憐ちゃんと月火ちゃんがダラダラしているようです。


「お前らな……僕の部屋から出て行けよ」
「そう邪魔にするなよなー。別にあたし達兄ちゃんの勉強の邪魔してないじゃん」
そんなことを言いながら僕のベッドで図々しくも大の字で横たわってマンガを読んでいるのはでっかいほうの妹、火憐だ。
「そうだよ。本を読んでるだけ。静かにしてるよ」
火憐の横で丸まって横になって小説を読んでいるのがちっちゃいほうの妹、月火だ。
「マンガを読むだけならリビングに行けよな」
「兄ちゃんの部屋ってなんだか居やすいんだよなー」
中南米に生息するなまけものを思わせるほど怠惰を極めた二人を背に、僕は嘆息した。
この状態に突入したこいつらを僕の部屋から追い出すためには、午後中いっぱいかかるだろう。
つまり勉強をするためにこいつらを追い出そうとするが、それに全時間を使ってしまって勉強をするための時間が残らない。
本末転倒だ。
ならばここは無駄なことをせずに勉強しているのが吉だろう。
実際火憐ちゃんも月火ちゃんも静かにしているわけではあるし。

しばらくして、僕の勉強がようやく波にのってきたときだ。

「あれ、これお兄ちゃんのネクタイ?」
月火の右手にあったのはチェック柄のネクタイだ。
いつの間にか僕のクローゼットを漁っていたらしい。すぐ目の前にいる僕に気付かれもせずに漁るとは末恐ろしい妹だ。
「……ああ、確かに僕のだ」
「へぇ、兄ちゃんネクタイなんか持ってたのか」
「そこについては触れないでくれ」
ファッション雑誌のモデルと同じコーディネートを試みたことは誰にだってあるだろう。
もちろん僕にだってある。
そして現実を思い知らされるのだ。
ファッションモデルと同じ着流しのワイシャツとネクタイというコーディネートをした僕は、どこからどう見ても就職活動に失敗し疲れきったフレッシュマンだった。
「少し借りてもいい?」
興味があるのか、月火がネクタイを持ったままベッドに腰をかけた。
「悪いとは言わない。何に使うんだ?」
「何に使うということはないけれど、興味があるだけかな」
「ふーん」
どうでもいいのだけど、和服にネクタイは似合わないと思うぞ。口にはしないが。
興味もないので僕はまた参考書に目を戻した。
以下、僕の後ろのベッドから聞こえてきた会話。

「火憐ちゃん、ちょっと両手を後ろに回して」
「なんだ? 兄ちゃんのネクタイなんかで何するんだ?」
「いいから両手を後ろに回すの」
「ほい」
「こうして……こうして……ぎゅっと」
「うわっ、しばるのか?」
「……いつもみたいに普通の紐で火憐ちゃんを縛ることよりも、ネクタイみたいな日常的に使う物で縛る方が断然興奮するかも……」
「月火ちゃん、なんか言ったか?」
「ううん、なんでもないよ。それよりゲームしようよ」
「ゲームか? いいぞ。どんなゲームをやるんだ?」
「まずこのカントリーマアムを私が咥えるの。火憐ちゃんは私からそのカントリーマアムを奪ってください」
「おう! けど、あたしは両手を後ろで縛られてっからどーすればいいんだ?」
「手は使えなくても他に使える場所があるじゃない」
「そっか、足だな!」
「違うっ! 食べ物を粗末にしない!」
「じゃあ……うーん」
「ここだよ、火憐ちゃんのココ」
「ん…唇…か…そんなに指でなぞらなくてもわかるぞ…」
「そう? 火憐ちゃんが口で、私が咥えてるカントリーマアムを奪うゲーム。私はここから動かないから、火憐ちゃんの方から来ないと難しいよ」
「受けて立つぜ!」
「そうこないと。早速ゲームスタートね。はむっ」
「ん〜っ……なかなか……んんっ……届かないぞ」
「ほら、もっと顔を前に出さないと」
「月火ちゃんが顔をひくのが悪いんだろ。んっ……んっ……んんっ」
「……唇を突き出す火憐ちゃん、おねだりしてるみたいですごく可愛い」
「んん……もう少しだ……」
「えいっ」
「ゃんっ!? へ、変なところつつくなよ!」
「ちょうど手元にあるほうが悪い」
「このぉ、こうなったらあたしの体で押し倒すのみっ! 月火ちゃん覚悟ーっ!」

――ばふーんっ

「ひゃぁっ! 重い、重いよ火憐ちゃん〜」
「さあ、そのカントリーマアムをよこせ!」
「んんっ、火憐ちゃんそんなに体よじらないでよ……」
「う…手を使えないと口の位置を合わせるのがむずい……」
「火憐ちゃん……」
「んっ……あと少し……あと少し……お、ようやく――」



――プチッ。
僕の中で血管的な物がはじけた。
「いいかげんにしろッ!!」
「「ひやっ!?」」
さすがにキレた。キレていいよね。これはキレていいよな。
僕が振り向いた先、ベッドの上は――。

後ろ手を縛られいも虫のようにしている火憐ちゃん。
いも虫風火憐ちゃんがのし掛かっている下には和服が乱れに乱れ下着まで見えちゃっている月火ちゃん。
その二人の顔と顔、口と口が近づきつつあるところでお兄ちゃんからのストップだ。

これ、もしも僕が止めてなかったらどうなってたんだ?
考えるのはよそう。
考えすぎだ。さすがに仲がいい姉妹だからと言って変なことにはならないだろう。




以上ですw
もちろんmはこんなことしてませんw
ネクタイってなんとなくエロイなーと思ったらこんな話になっていました(爆

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2012.02.18(Sat)20:35

  つぶやきを拾った結果がこれだよ!

PaintBBS0218203526.png 400×400 11K
ごきげんよう。mです。
明日は資格試験!
と、いうことで絵を描いていますw(ぉぃ

今日ツイッターをしたら、「ナポリたん」という萌え発言があってそのせいですw
ちなみに横の絵はmがイメージしたナポリたんw
イタリア系幼女。
勝気で強気でおませさん。
「たん」というのは偉大なもので、なんでも「たん」にすると可愛くなりそうです。

ナポリたん……言わずもがなw
マンはったん……怪力系幼女! すんごく力持ち! けど好きな人が近くにいるとヘナヘナと力が抜けちゃうんだ。
色丹→色たん……和服系幼女。ひとみしりで恥ずかしがり屋さん。その昔に決めた許婚に言い寄られていたり。
スパルたんX……なんだかヤバイ。
うんたん……問答無用でかわいい。

妄想がふくらみますっ!!(ぉぃ

>clannad
のアニメを見ています。北米版w
春原の声がかわいいw
というか春原がかわいい! また以前の春原熱が再燃してしまいそうです。それと春原かわいい。
英語の吹き替えは似ている声優さんが起用されているわけですが……杏が非常に残念なことになっています。それと春原かわいい。
杏の声が何だか野太いのです!!それと春原かわいい。
ことみなんかは「kotomi-chan」なんて言ってます。それと春原かわいい。
英語でも「ちゃん」や「さん」はそのままのアニメが多いです。それと春原かわいい。
あと「銀河大宇宙」もそのままでしたwそれと春原かわいい。
前半を見ていますが古川家みたいな場所には憧れてしまいます。それと春原かわいい。

見てはいますがmはまだまだ聞き取れるレベルではありません。それと春原かわいい。
今後の目標は英語のアニメの5割以上を聞き取れることになることでしょうかwそれと春原かわいい。

おっと、クラナドにはいっぱい可愛いキャラがでますがmのお気に入りのキャラは教えませんよ。それと春原かわいい。

>妄想が暴走だ!(韻を踏んでます!)
ここに新たな萌えキャラが生まれてしまった……。
そんなわけでツイッターのたった一言から生まれた「ナポリたん」
この子の物語も同時に妄想しちゃいましたw

Traffic jamの一部メンバーをお話でお借りしますね(ぅぉぃ

では、SSいってみよ〜!

#活動内容不明の部活「TJ部」。
#ある土曜日の午後、主人公が女の子を拾ったと部室に連れてきました。


※現在調整中〜※
2/19(日)の夜に再アップしますw

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2012.02.20(Mon)01:08

  ツイッターの一言でオリジナル小説をかいちゃった話

>昨日の続き!

いやぁ、書きました! 書きまくりました!
書きすぎましたーw
昨日の続きです。

TJメンバーをお借りしてのTJオリジナル小説ですw
オリジナルということで、誰でも読めるようにはしているはずです。
小説向けの濃いキャラの人を集めさせてもらいました(ぅぉぃ!

でははりきっていってみましょうー!
あ、ナポリちゃんの絵は昨日の絵参照で!

#活動内容不明の部活「TJ部」。
#ある土曜日の午後、主人公が女の子を拾ったと部室に釣れてきました。


――土曜日の午後。午前中の授業が終了してからブラブラしていたらあっと言う間に1時過ぎだ。
俺は学校の北側、特別教室棟の4階の角の教室の前で立ち止まった。
毎日見ちゃいるが、ドアに張られた女の子字の「TJ部♪」だけは未だに慣れない。変えて欲しい。
部室の中ではテレビをつけているのだろう。ドア越しに「どこかの国の王女が逃げた」とかいうニュースが漏れ聞こえている。
いや、そんなことはどうでもいい。
説明はしにくいが……今はいつもと全く違う状況にある。
俺の手に握られている小さな手からは心許ない温もりが伝わってきていた。


「ちーっす」
「――わぁ、ナハトさん。いらっしゃい」
ドアを開けるといつものようにえみる、通称えむの一声。
部室には既にいつもの顔が並んでいた。
いつもの顔と言うのは、ノートパソコンとにらめっこしながらカチャカチャと小説を書いているロリっ娘ゆり、そのゆりに後ろからちょっかいを出そうとしている相坂に、それを叩いている常識人ユリア、その傍らにはなぜか綺麗なアーチを描いてブリッジをしている魔人たいら、そして微笑を浮かべ優雅に紅茶を飲んでいる部長えみる……ブリッジしているたいらを椅子代わりにしてなかったら優雅なんだろうけどな……。
見てもらえばわかるとおり変な奴らの集まりだ。
ちなみに全員に本当の名前があるのだが、ここではニックネームで呼び合うことが暗黙の了解になっていた。
あの時……あの不思議な交通渋滞が縁となってできた部なわけだが、そんな過去のことは今はどうでもいい。

「あー……えむ」
「はい?」
まるで春風のような笑み。色々間違ってなかったらいい笑顔だ。たぶん。
「たいらからどいてやれよ……」
「うん? けれどイスが壊れちゃいまして。困っていたところにたいらさんが丁度綺麗なブリッジしていたので、つい」
「ついじゃないだろ!? それだけの理由でたいらに座ってるのかよ!?」
「ナハトよ、ブリッジはいいぞッ! おまえもやるか、イスをッ!」
「やらねぇよ!」
「そうね……次はたいらをWiiフィットのボード代わりにして、誰が一番たいらの上でバランスを取れるか競争しましょ」
「相坂はもっと鬼だな!」
「ゆりもやりたい〜っ! ユリアお姉ちゃん、競争だよ」
「……ゆりちゃんが言うなら仕方ありません」
「仕方あるよ! ゆりが言ったからってユリアも言うこと聞かない!!」
「ふふっ、負けません」
「えむは靴脱ぐなよ! 上がるなよ! バランスいいなオイ!!」
「ナハトよ、ブリッジはいいぞッ! ここからだとパンツ見放題だッ!」
「おまえ案外下心いっぱいだな!?」
くっ……いつものことだがツッコミが間に合わない!
そんなときだ。

「――楽しそうだな」

俺の横――正確には俺と手を繋いだ物体から声が響いた。
みんな俺のほうを見て……絶句した。

「ナハトナハト、あれ楽しそうだ。わたしもまぜてほしい」
その声を発した女の子――年の頃は10歳ころ。
ふわふわの白の帽子と赤いコート。どっちもお高いブランドだった気がする。
何よりも目を引くのが綺麗な金髪とブルーの瞳だ。
そいつが俺の服の袖をくいくいっと引いて、キラッキラとした目で俺を見つめている。
「わたしもやりたいぞ。バランスには自信がある。ブーツは脱いだ方がいいか?」
流暢な日本語。
いきなり悪影響をモロに受けてんぞ。どうしてくれるんだお前ら。
俺から手を離し、んしょ、んしょと早速ブーツを脱ごうとさえしている。
「ゃっ」
あ、コケた。
片足を持ち上げたままコケたので、コートもその下のスカートもすっかり捲くれている。
しかも脱げたブーツが頭にぶつかるオマケつきだ。
「!?」
トマトみたいな赤い顔で慌ててコートとスカートの裾を隠したが完全に後の祭り。
えみるが微笑みを湛えたまま「あらまぁ」と鼻血をジェット噴射している。
「レっ、レ、レレレレディとしてあるまじき姿を見られてしまっただろっ! ばかナハトっ」
「俺のせいじゃぁない。見られてもどうってことないだろ」
「あるのだーっ! おたんこばかーっ」
どうやら幼女にも乙女心は備わっているらしい。

「……ナハトさん、お話があります」
メンバーの中で一番の常識人ユリアが最初に口を開いた。
正直話が通じるならユリアだと最初から踏んでいた。
「警察は113でしたっけ? 119でしたっけ? あ、(21)でしたっけ」
違う! 思考回路はショート寸前だ!
「ま、待て! せっ、せ、説明をさせてくれ!!」

***

「――というわけだ」
「なるほど……」
ユリアが口を開いた。
「学校が終わった後に外でパンを買って、戻ってきたらいつの間にかこの子がナハトさんの後ろをついて来ていて、ここまで来たと」
「その通りだ」
「ロリコン視点の話はわかりました。私が知りたいのは事実です」
「事実だよ!? それと俺はロリじゃない!」
「彼の言うことは事実だ。たしかにわたしがついてきた。それだけだ。それよりこの両脇の者たちを…むぎゅん…」
「この子がいうなら確かです、ふふっ。こんなお姫様みたいな子に抱きつけるなんて一生に一度あるかないかです」
「はい〜、こんなに可愛い女の子が言うなら間違いないです〜。ふわふわしてます〜」
「……この、むぎゅ、両脇の、むぎゅ、女たちを、むぎゅぎゅ、どうにかしてくれ……頬をつつくなっ!」
長いすに座る金髪幼女の両脇にはえみるとゆり。
もはやぽわぽわとお星様のシャボン玉を飛ばしてるじゃないか。
こうなった二人は雷でも鳴らないと離れないのは実証済みだ。
「あぁ、幼女と戯れるえみるとゆり……可愛い……」
相坂は相坂でトリップ中のようだ。
「……トリップ中の皆さんはおいておいて、ナハトさん」
「ん?」
「その子のお名前は?」
「あ」
そういえばそんな重要なことを聞くのを忘れていた。
「俺しか名乗ってなかったな。お前は名前なんて言うんだ?」
「名前?」
困ったような顔が覗いた……ような気がした。
「わたしの名前は……ナポリだ」
「ナポリッ! ナポリたんだなッ! ナポリたんハァハァと言っているぞ、ナハトが」
「言ってない!」
「ハァハァってなんだ? ナハトはわたしにハァハァ言うのか?」
「気にするな!」
たいらはこんなときだけ食いつきがいいなオイ。それとブリッジしながら言うな。怖いだろ。
「じゃあ」
ユリアがため息をついた。
「ナポリちゃんを親御さんのところに送りに行きま――」
「イヤっ!!」
ナポリから一際大きな声。
水を打ったかのように部室が静まり返った。
「……帰りたくない……」
どこか切実な声だった。
子どものただの癇癪(かんしゃく)とは違う、もっと重みを持った否定。

ポン、とえみるがナポリの頭に手を置いた。
「それなら仕方ないですね」

「今日はみんなで一緒に遊びましょうか、ふふっ」


***


今年はいつになく大雪だ。
学校のグランドもすっかりと厚めの雪に覆われている。

――ズドドドドドドドドド!!
「ふのおおおおおおーーーっ!!」
グラウンドのトラックをぐるぐると全力疾走で走り回っているたいら。
雪道であの速度ってどんな体力をしてやがんだ。
ただ走ってるだけではない。その腰には縄がくくりつけられていてソリへとつながっている。
ソリには。
「ナハト〜っ!」
満面の笑顔のナポリ。俺に向かって手をぶんぶんと振り切れんばかりに振っている。
あれだ。子犬っぽい。
ドドドドド…………。
ナポリを引っ張ったたいらはそのままの勢いで俺の前を通過。
「………………」
トラックを一周して……。

――……ズドドドドドドッ!!
「……ぅぉぉぉおおおおおおおーーーっ!!」
「ナハト〜っ! 見てる〜っ!」
「ナポリ〜っ! 見てるぞ〜っ」
ドドドドド…………。

「………………」

――……ズドドドドドドッ!!
「……ぅぉぉぉおおおおおおおーーーっ!!」
「ナハト〜っ!」
「ナポリ〜っ!」
ドドドドド…………。

「………………」

――……ズドドドドドド!!
「……ぅぉぉぉおおおおおおおーーーっ!!」
「ナハト〜っ!」
「ナポリ〜っ!」

「……」
女ってもんは何歳でもめんどくさいぞ……。
……。
走り回る二人を見つめていて気付いたんだが、今日は道路にやたらと赤い光を見る。
「なんだろうな、今日はサイレンが多くないか」
俺と一緒にナポリ達を見ていたえみるは、
「なんでもどこかの王女様が明日の式典を控えて逃げたらしくて」
「ふーん」
「もしかしたらその方は息抜きをしたかったのかもしれませんね、ふふっ」
「そんなもんかね。なに不自由ない暮らしをしてそうだけどな」
ま、俺とは世界も違えば関係もない話だ。
……嫌な予感が過(よ)ぎったが、考えすぎだろう。

「はいはい〜」
えみるがパンパンと手を叩いた。
「みなさーん、集まってーっ」
さっきまで走り回っていたたいらもナポリも集まってきた。
「コホン。では某ゲーム風にいきましょうか。ゆりちゃん、ちょっとそっち持って」
「巻物……ですか? はい、持ちました〜」
「では」
それをだーっと広げる。
「これより、第一回死力を尽くせ!?雪合戦陣地取り大会を開始します!」
ぱちぱちぱちぱち。
まばらに拍手が鳴る。
「わぁ〜っ♪」
ナポリだけはよっぽど珍しいのか、うっすら頬を染めて律儀にぽんぽんっと大きな手袋に包まれた手を打ち鳴らしている。
さっきまで大人っぽいかと思ったが、こうして遊んでみるとやっぱり子どもだ。
可愛ら……って、何を俺は考えているんだ! 決して俺はロリではないぞ!
「ナポリちゃんありがと。ルールは簡単。まずは……」
えみるが足でズズズズーと一本の線を引いた。
「この線から右側がAチームの陣地、左側がBチームの陣地です。ユリアさん例の物を」
「もう人使いが荒いのですから」
ユリアが陣地の一番後ろに徒競走でつかう旗を刺した。
どっから出した……大方体育館倉庫だろうな。よくやるよ。
「敵の陣地にある旗までたどり着けた人がいるチームが勝ち。ただし雪玉をぶつけられた人は自分の陣地にちゃんと戻ってくださいね」
「へぇ、面白そうね。陣地内に玉よけの壁を作ってもいいかしら?」
「相坂さんの意見採用っ。自分の陣地内でしたら玉よけの壁を作って良しです。ナポリちゃん、こんな感じだけどどう?」
「わかったぞ。言っておくが、わたしはすごいんだぞ」
早速しゃがみこんで雪玉をぽんぽんと作っているナポリ。やる気は満々みたいだ。
「ではっ」
えみるがポンと手を鳴らした。
「組決めしましょ」

***

「みなさーん、準備はいいですかーっ」
「「はーいっ」」
「ではっ、試合開始っ!」
えみるの号令とともに俺たちAチームは作っておいた玉よけの壁の後ろに身を潜めた。
頼りの仲間は頭脳派ユリア、速攻派相坂、そしてロリ派ナポリだ。
対するBチームは、肉体派たいら、動じない派えみる、そしてロリ派ゆりだ。
パワーバランスはまずまずだろう。
「さて」
相坂が不適な笑みを浮かべた。
「ナハトを玉よけにしてどういう風に攻めるか作戦を組み立てましょ」
「俺は玉よけ前提かよ!」
……パワーバランスは良くても仲は良くなさそうだ。
「このようなゲームの場合、一人ひとりで攻めるのは分が悪いかと。相坂さんの言うとおり囮を走らせて、逆サイドから全員で攻めて攻撃を分散させる作戦はいかがでしょう?」
「さすがユリアだな。同じ囮作戦でも気分が全く違うぞ」
「わたしはすんごくいいことを考えたぞ」
ふふーんとない胸を張ってキメ顔をしているのはナポリ。
「いいことかどうかは俺たちが決めるから言ってみろ」
「む〜ナハトのおたんこばかっ」
膨れるナポリだったが、
「……左翼からナハトとユリア、右翼からは足が速い相坂、そして真正面からはわたしが攻めるんだ」
「お前が囮ってことか? またどうしてそんな危ない役を」
ナポリが口元を歪めた。その笑い方は幼女っぽくないぞ。

「見よ、わたしはまだ子どもだ。いたいけな子どもに雪玉を当てるときは必ずためらう。もちろんわたしは足を止めない。
 一人がわたしに気をとられて向こうの戦力は2人になる。だが両翼からはナハト、ユリア、相坂の3人。
 足が速い相坂がいるから1人は相坂1人に集中しなければならない。残り1人が2人を相手をするのは不可能。
  わたしにも雪玉が当たってなかったら……」
ナポリが小さな手で自分の髪をふぁさ、と払った。
「チェックメイト。終わり」

「……幼女のクセにえげつないな……」
相坂の意見に同意だ。
「使えるものは使う、ですか。その考え方自体は好きですが」
ユリアも一瞬の間に勝算を計算して、いける作戦だと判断したようだ。
しかしなんだこいつは。どっかで戦術の勉強でもしてたのかよ。最近の小学校はそんなことまで教えるのかよ。
「じゃあ、早速それで――」
そこまで言ったときだった。

「Aチームのみなさん〜、注目ー」
えみるの声でBチームの方を見ると、えみるとたいらが並んで立っていた。
たいらはどうやら雪玉を持っているようだ。
「構えっ」
ビシッとこちらに真っ直ぐ手を向けるえみる。
某宮崎アニメの金ピカの人みたいだ。
それに合わせるように、たいらがピッチングフォームに入った。

――みし、みしみきみしっ

え、ちょっ……筋肉がきしむ音が聞こえた気がするんだが。
「放てッ!」
その号と共に。
「うおおおおおおおおおおおおりゃぁぁぁあぁあああああああああ!!」
ゥゥウォンッッ!!

魔人の称号を持つたいらから最早雪玉なんて生易しいものではない剛速球が放たれた。
刹那の突風。

ドグゥオンッ!!

「………………」
俺たちの作った玉よけに……厚さ20センチ程度の雪の壁に真ん丸く風穴が開いていた。
「嘘だろ……か、貫通しやがった……」
もしもそこに人がいたならアバラの1本や2本くらいは覚悟しなければならないだろう。
「ふふっ、ご覧いただけましたか? 当たれば痛いで済まないかもしれませんね」
いつものような笑顔のえみるだが一層コワイぞ!
「囮の方には、そうですね、問答無用で今のをプレゼントです、ふふっ」
ナポリがビクッと反応した。
ヤバイ! えみるの奴、精神的に攻めてきやがった!
俺たちが攻撃に出ることさえ許さないつもりだ!!
「あ、それとナポリちゃん」
「!?」
「……ザクロの実って、あなた知ってる?」
「…………」
ナポリが無言のまま、後ろにきびすを返した。
くいっくいっと俺の袖が引かれた。
「なはと、やめよ…? ね、おとり、やめよ……?」
やばい、こっちはもう涙目になっちまってるじゃないか。トラウマ植えつけてどうするんだよっ!
が、それだけじゃなかった。

「――試合はもう始まってるですっ!!」

「ゆりちゃんっ!?」
ユリアの横を雪しぶきを上げながら駆け抜けるゆり!
「しまった、二段構えだ!」
俺たちの目を引き付けておいて伏兵を走らせる。くそっ、常套手段だ!
「ちょっと雪玉の用意がないわよっ! 間に合わないじゃないっ!」
「あ、悪いっ!」
雪玉を溜めておくのも忘れていた! 相坂の手にも雪玉がないっ!
「俺がっ」
「遅すぎですっ!」
ゆりのジグザグ走法!
俺が投げた雪玉はいとも簡単によけられた!
マズイマズイマズイ!!
「――覚悟ーっ!」
ゆりが腕を伸ばす!

「ナポリちゃ〜んっ」
スリスリスリ〜っ
「うみゃーっ! 抱きつくなっ、わっ、わっ、わたしはレディなんだぞっ、レディがレディと、そんな、ふみゅんっ……ゃぁ……」

ゆりは。
がっしりとナポリに抱きついていた。ゆりゆりしていた。

「って、それ旗じゃねーからっ!!」
「はいはい、仕方ない子ですね」
困った顔のユリアが、パフンとゆりに雪玉をぶつけた。

***

「今のでわかりました。えむさんは正面からは攻めてきません。勝つために手段も選んできません」
「まぁ、あの部長ならそうでしょうね」
「もっと恐ろしいこと考えてきそうだよな……」
「長期戦になれば負けは必至、今の攻めで決める他ありません」
ユリアの意見に大いに賛成だ。
「何かいい戦略があるか……?」
ナポリが不安そうに見上げてくる。
「思いついたんだが」
「なによ、ナハトか」
「なんだよ相坂、その明らかに嫌そうな顔は」
「いいから言ってみなさいよ。聞くだけ聞いてあげるわ」
「くそ……成功したら奢ってもらうからな。俺にアニメから得た作戦があるんだが……」

***

「3」
ユリアのカウント。
「2」
相坂の目配せ。
「1っ」
ナポリの合図。

「行くぞ!!」

俺たちは一斉に玉よけの壁から飛び出した。
右に相坂、左にユリアが飛び出す。
俺は……正面だ!
「やっぱりその戦法できましたねっ」
主砲たいらが発射体制に入った!
チッ! やっぱさっきのはマジか! 当ててくる気だ!
「ゆりちゃん!」
「はいっ!」
ゆりが爆走してくる相坂に向かって雪玉を放った! サイドスローだ!
獣のような感覚で見向きもせずに反応する相坂。前傾姿勢のまま小さく雪を蹴った。
浮き上がる体。
だがゆりの雪玉は確実に直撃コースだ。
「甘いわ……チョコレートパフェに蜂蜜かけたよりも甘いわね」
前傾姿勢で体を浮かしたままプロペラのように体が捻られ、その間を雪玉がすり抜けて行く!
どんな運動神経してやがるんだよ!!
が。
「それも甘いです。ジャンプ中の人は回転を変えられても方向を変えれないんです」
続けて相坂に襲い掛かるえみるの雪玉! しかも芯を狙った玉だ!
「くっ!」

――ぱふんっ!

さすがに相坂も2発ほぼ同時攻撃はよけられなかった!
だが!
「ユリア!」
「言われなくてもわかっていますから!」
左翼、ユリアが完全にフリーだ!
たいらは完全に俺狙い。
これは――勝った!

「……私って両利きだったんですよ、実は」
不敵な笑みを浮かべるえみる。
「なっ!?」

さっき雪玉を放った右手とクロスするように、左手からもう一つの雪玉が放たれていた!

「よ、よけれるっ」
ユリアがサイドステップ!
えみるから放たれた雪玉が……。

――スカッ!

外れた!!
「やったっ! 行け、ユリアっ」
これで正真正銘完全フリーだ!
カバーが入らない雪原をユリアが駆ける!
旗が目の前に迫る!
「えむさん、ごめんなさい。これで私達の勝……!?」
ユリアが足を踏み出したその先。
その先が。
なくなった。穴だった。
「きゃっ、きゃーーーっ!」
穴に足をはめたユリアが盛大にコケた。
「って、落とし穴ぁぁぁーっ!?」
「ゆりちゃんが一分でやってくれました」
「いぇい♪」
「いぇい、じゃねーよっ!?」
さすがえみる、勝ったと思った瞬間負けに叩き落すえげつない罠を最後の最後まで仕込んでやがる。
と、そんなことを考えている間に俺は真正面を突っ切っていた。
発射体制に入っているたいらとの距離はもう間近だ。
クソッ、このまま押し切る!!
「ふのりゃぁぁぁぁーっ!!」
ブゥオンッ!!
うお、マジであの雪玉を放ってきた!!
「がふっ!?」
腹に直撃!
さすがに……きく……ッ!
が、俺は倒れるわけにはいかない。こうなることは作戦に織り込まれてるんだ。
なんせ……俺も、ユリアも、相坂も囮だからな。

「ナポリ、いけぇぇぇーっ!!」
「まかせてーっ!!」

俺の背に負ぶっていたナポリが俺の肩を蹴って飛び出した!
そのまま正面にいたたいらの肩に脚を掛け、
「オレを踏み台にしたーっ!?」
さらに華麗に宙を舞う!
「こっちはもう体制を立て直してますよ! 甘甘ですっ!」
「甘いのはえむ、おまえだよ」
俺は、勝ちを確信した。
「ナポリ、そのままえむを飛び越えろーっ!!」
「いっけぇぇーっ」
時をかける少女よろしく、金髪幼女が風を切りえみるの上を飛び越える!
「このまま狙い打ちで……」

そうだ。
えみるがナポリに雪玉を当てるためには上を向かなければならない。
ナポリはコートの下はスカートだ。
それを見上げれば自然に……。

「しましまパンツ………ブハンッ!!」

幸せ顔のえむが雪に伏すのと、ナポリが旗をゲットするのはほぼ同時だった。

***

「「「「おめでと〜〜〜っ」」」」」
「わぁ、ありがとうっ」
夕暮れの雪景色。
ナポリの頭に100均で買ってきたプリンセスクラウンが乗せられた。
えみるが勝者の証だからと用意したものだ。
安っぽいが。
「わぁ〜っ、みてみてナハトっ、どう?」
「まぁ……似合ってるんじゃないか?」
「そうっ? そうっ? ふふーん」
もらった本人がこんなに喜んでるんだから良しか。
「明日もさ、明日もみんなで遊ぼうっ! ね! いい!」
ナポリはよっぽど今日のことが楽しかったのか、えみるの手をひっぱったり、ゆりに抱きついたり、ユリアの帽子を取ってみたり(ユリアが涙目になっていた)、相坂の髪を引っ張って怒らせて見たり、たいらクライミングを会得したりとテンション上がりっぱなしだ。
「ね、ナハトナハト」
「なんだよ」
「明日も遊ぶぞ」
「仕方ないな」
俺の手を引いて満面の笑みの100均プリンセス。
俺はロリじゃないが……ま、素直な子どもは可愛いと思うさ。

「じゃあ、ナポリちゃん」
えみるがナポリの手を取って歩き出した。
「帰りましょうか」
「え……?」
えみるが足を向けた先。
その先には……テレビでしか見たことがないような黒服の奴らが並んでいた。
まるで俺たちが遊び終わるのを待っていたかのように。
「えむ、なんだよあいつら……?」
「ナハトさんは気付いていないんですか? それとも気付かないフリをしているのですか?」
こちらを見ずに答えるえみる。
「ナポリちゃんは今日ニュースで話題になっている『逃げたお姫様』です」
「んっ! んっ!」
逃げようとするナポリの手をえむはしっかりと捕まえている。
「私が連絡を入れました」
「!? さっき明日も遊ぼうっていったぞ! なんでっ! なんでっ!」
「なんでもかんでもありません」
「オイえむ、こんなに嫌がってんぞ。それを……こんな風に無理やり返すのかよ!? お前らもなんか言ってやってくれ!」
TJ部のメンバーは……目を伏せた。
そっか、俺以外はもう説得済みかよ。
「小さい女の子が困ってるのに放り出す奴とは思ってもなかったよ」
「ナハトさん、あなたはナポリちゃんのことを明日も面倒見るのですか?」
「ああ」
「明後日は?」
「ああ…」
「1週間後は? 1ヶ月後は?」
「……」
「ごめんなさい、いじわる言いましたね。けど、帰るべき場所がある人を感情だけで引きとめ続けることはできないんです」
「わ、わたしは帰りたくないっ! 明日の式典に出たくないっ! 遊んでいたいっ!」
えみるがしゃがみこんでナポリと目線を合わせた。
「ナポリちゃん、あなたはとっても頭がいい子です。あなたを待っている人がたくさんいることもわかっているのでしょう? 明日の式典に出ないと困る人がたくさんいることも知っているのでしょう?」
「そんなことわかってる……わかってるけど……わたしは遊びたいんだ……」
「ナポリちゃんは私たちのいる場所を知っていますね?」
「ここ、か?」
「そうです。そうなんです」
えむがナポリの頭を撫でた。
「それなら遊びに来ればいいんです。場所がわかれば遊びに来れるでしょう?」
「うん……」
「やることをやって、気持ちいい気分でここに遊びに来ればいいんです。遊びたくなったら遊びに来ればいいんです」
「お仕事終わったら、遊びに来て……いいの?」
「もちろんっ」
えみるが笑顔でうなづいた。
「ナポリちゃんみたいな可愛い子ならいつでも大歓迎ですっ!」
ナポリの手に自分の手を乗せるゆり。
「私もそんな感じでいつの間にか入りびたりですから」
はにかむユリア。
「来ればいいじゃない。あなたいい女になりそうだし」
多少照れてるのか、そっぽを向いたままの相坂。
「またソリでも引っ張ってやろうではないかッ!」
力強く自分の胸を叩くたいら。

「ここはTJ部。いつでもあなたが遊びに来るのをお待ちしてます、ふふっ」

***

「みなさん、ナポリちゃんが出ましたよっ」
部室のテレビの前。
みんなが集まるものだから「たいら、押すなよっ」「押してない。体がでかいだけだ」「ゆりちゃ〜んっ」「ひゃ〜んっ、くっつきすぎです〜っ」「相坂さん、セクハラはやめましょう。代わりに私が……」とおしくらまんじゅう状態だ。

『――国のアレッサンドラ王女が初めてお目見えしました。その姿は美しく――』

「本当にお姫様です〜っ」
ゆりは目をキラキラさせている。お姫様は全女の子の憧れらしい。
「へぇ、こういうところに立つとあんなに凛々しい顔するのね」
舌なめずりをする相坂。やめとけ。国家犯罪になるぞ。

「……で、なんで式典で100均の王冠つけてるんだ? ったく、嬉しそうな顔してるよ、ホント」


***

今回のオチ。というかシメ。
「なあ、えむ」
「なんでしょう、ナハトさん」
「いつの間にその高そうな椅子を買ったんだ?」
「ああ、これですか?」
満面の笑みが光った。
「王女様の居場所を教えたからもらったんです、お金」
「うぉいっっっ!!」

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2012.02.21(Tue)22:53

  拍手レスとか4000年の歴史の話


やぁ(笑) mです。

友達がハワイから戻ってきました!
ハワイで結婚式だったわけです。
写真を見せてもらいましたが、海外で結婚式ってカッコイイですよねw
mも正直な話、結婚式とかハワイでしたいですw
理由>なんかカッコイイからw

さてハワイ。やっぱりどこに入っても日本人だらけだそうですよ(^-^;
日本人=ちょっと旅行で奮発しちゃう?=ワイハー(業界用語)に決定!
こんなイメージがあります(昭和的レベルw
(どうでもいいですけど、「ワイハー」は津軽弁で「びっくりした!!」という意味です)

あと大変なのがチップ。
どれもこれもチップのおかげで高くついてしまうそうです。
けど、チップのおかげでサービスの質も上がってるのも確かなのでなんとも言えずですw

それとお土産はやっぱりマカダミアナッツチョコでしたw

>そろそろ
健康診断が近づいてまいりました。
こちらの健康診断は初めてです。
で、情報を集めた結果すごいことがわかりました。
視力検査でのこと。

視力検査開始。

「アナタ、普段は眼鏡アルか?」
「はい」
「アナタの視力は1.5アルヨ」

視力検査終了。

すごい!!
問診式です!!
深読みかもしれませんが、言葉の一つ一つに言霊的な能力が含まれていて、答えた「はい」の二文字から途方もない情報を引き出したように感じられます!
もしくは「気」!!
なんせ4000年の歴史です!
気が見える人がゴロゴロいるに違いありません。
そこに来て医者なのですから、通常の気を読める人の数倍は鍛錬を積んでいるに違いありません。
アナログ的な気を具体的な数値に表す能力ていどヘノヘノカッパなのです。
ジャンプだって大抵気とか霊力とか数字にしてるじゃないですか。
4000年といったら集英社の数倍の年数ですヨ!
よってお視力は1.5という具体的な数値にするなんて朝飯どころか寝起き直後前くらいなのです!

もう何を言ってるかよくわかりませんが、視力は0.5で割り切れる数値になるようです(爆)

なによりヤバイのが体重!

なんと数字がでかでかと表示された後、その数字を大声で読み上げるとか!!
公開処刑ですヨ!!
体重も気で読んで欲しいです!!

とりあえず現在たゆまぬ努力中ですw

>WEB拍手レス!

TJ部を楽しんでいただけたようで何よりですw
主人公ナハトさんは、ナポリたんの創造主の方です。
mが今晩の夕食をぺペロンチーノにしようとツイッターでつぶやいたところ、このロリロリキャラを提案なされましたw

TINAMI側では支援までされてしまって嬉しい限り!
また遊びに来てくださいね!

>ユリアさん
ユリアさん、こんにちはw
こちらではお久し振りです。
すっかりとユリアお姉さん、といったイメージが定着しているかと思いますw
もてもてユリアさんがうらやましい限りですw

私もユリアさんに負けないようにこれからも頑張っていきます!
今後ともよろしくお願いいたしますw

>田吾作さん
田吾作さん、こんにちは!
メトロぽりたんっ! メトロロリたんっ!
ここにまた、新しいロリが生まれてしまった……。

恐らくメトロポリたんは未来系幼女です。
登場シーンは、ターミネーターっぽく!

ジャジャッジャッジャジャン♪ てれれ〜 <ターミネーターのテーマ

そしてすっぽんぽんの幼女が路上にしゃがんでいるのです。

そしてそのすっぽんぽん幼女は近くにあるバーに行こうとするのですが……曲がり角で田吾作さんとぶつかって「なぜ裸の幼女が!?」「……キサマ、ふくをよこせ」となり、そこに警察がふらふら〜と自転車で通りかかったものだから、田吾作さんが慌てて自分の服をかぶせて自分の部屋に避難! さらにその未来系幼女を追ってきた悪の幼女が現れ……そこから物語が始まる!

べたな典型的ギャルゲーの妄想をしてしまいましたw
こんなSSはどうでしょうねw

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2012.02.23(Thu)22:41

  雪歩ちゃんの服を描き忘れた……それだけさ(追記あり)

描いている様子の再生
PaintBBS0223224200.png 300×300 6K

ごきげんよう。mです。紳士です(笑)

絵の速描きの練習をしました。
構図は拝借なので悪しからずですよw

で。
今回は速く!がテーマだったので余分なものを省きました。
つまり何かって……服!!
雪歩ちゃん裸!!
フフフ……ハハハ……フハハ……フハーーーッハッハッハ!!
我が手にかかれば誰だって裸になるのだーーーっ(自重しろw

……。
ごーめーんーなーさーいーっ!!
ついムラムラしてやりましたホントごーめーんーなーさーいーッ!!
ファンのみなさんと地球上の全ての生き物にごーめーんーなーさーいーっ!!

追記。
絵を見てたら妄想が広がったので妄想を放出したいと思います(爆

#シチュ:雪歩が真の家でお泊り会をするようです。お風呂を借りたのはいいが……

「真ちゃんの家って脱衣カゴとか使わないのかな……。もう服脱いじゃったし真ちゃんに聞きに行くのも……」
――カサカサカサッ!
「……ひッ!? ゴッ、ゴッ?」

***

その頃――リビング。
「雪歩はお風呂だし、ボクはちょっと少女マンガでも……」
バタンッ!!
突然リビングのドアが開け放たれた。
「真ちゃん、ゴッ、ゴッ、ゴキッ、ゴゴゴ、ゴキっっ」
「どうしたのさ雪……」
ドアの方に目を向けると、そこには――

「ゴゴゴゴゴゴキブリが出たのーっ!!」

雪歩がいた!
すっぽんぽんで!!

「ブッ!?」
「真ちゃ〜んっ! 真ちゃん真ちゃん真ちゃん〜っ!」

ぽふ〜んっ

雪歩がっ、すっぽんぽん雪歩がボクの胸にっ!!
「ゆっ、ゆゆゆゆゆ……っ」
「ゴキブリがでたんですぅー!!」
「おっ、おおおお、お、おちつくんだっ」
おちつくんだボク!!
「ぐすっ、ぐすぐすっ…真ちゃん…っ」
「ぐ……ぐぐぐ……」
雪歩のシルクのような肌の肩をそっと押してボクから離した。
「ゆ、ゆ、雪歩、おっ、おちつこう」
「けどけどっ」
まるで小動物のような瞳に余計に胸が高鳴る。
「ゆっ、ゆっゆき……」
ゆっくりと息を吸った。
「雪歩、とりあえず……ふふふ服を着ようか」
「ふく……? え……?」
それを言った瞬間、雪歩が止まった。
ゆっくりとその視線が自分の体に移った。
「……」
そしてボクの顔に視線が戻った。

「……」
「……」
「……」
「……」

ポーーーーッ!!

まるで沸騰したヤカンのように雪歩の顔…というか身体全体が赤くなった!!
「ひぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!」
「ゆ、雪歩おちつけっ!!」
「わっわっ私――」

「穴ほって埋まってきますぅぅぅーーーーーーーーーーっ

――ダッ!! スタタタタタタタ――……!

「うわっ、まって!! すっぽんぽんのまま走り回るなぁぁぁーーーっ!!」


以上です。
ごめんなさい!
穴ほって雪歩と一緒に埋まってきますぅー!


>やっちゃった!!
会社では山のようにメールを書きます。

今回は大きなミスをしてしまいました……。

どんなミスかって?
相手の名前がですね、フルーツバスケットに出てくるキャラに非常にそっくりだったんですよ。
まぁ「似てるなー」とは思ってました。
そんなことを思いながらメールをポチッとな。

って、やってしまったぁぁぁぁぁ!!
まんまフルバのキャラ名を書いて送ってしまったぁぁぁーーーっ!!
ぎゃーーーっ!!
社内で一人悶絶している変な奴でした。
どうしたの?と聞かれたので「……アニメキャラの名前書いてメール出しちゃいました……」と正直に言いましたさ……(爆笑された

もうね、相手がフルバ見てないことを祈るのみです!!

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2012.02.26(Sun)20:47

  どうしてそうなった!?(追記あり)

grp0227001316.png 353×351 14K>それちがう
ごきげんようw mです。
こちらは徐々にではありますが、春の日差しが見えてきました。
暖かいかな、と服を一枚減らして出ると大変なことになったり、
寒いかな、と厚手の服を着ると大変なことになったりと難しい時期ですw

それはおいておいて(ぉぃ
今週末は壮絶なことがありましたのでそれを書きましょう……。

iPadのスカイプを繋いで、家族とビデオチャットしながら食べていたときのことです。
mは食事のとき、気分で右手で食べたり左手で食べたりしているのです。
特に意味はありませんけど、左手のほうが箸の持ち方が綺麗です(爆
この日はなんとなーく左手で食べてました。
それを見たマイ・マザー。
あら、というように首を傾げて一言。

「あれ……いつから両刀使いになったの?」

吹きましたネ!!!
久し振りに吹きましたネ!!!

それ意味が全然違うからぁぁぁぁーーーッ!!

言いたいことはすんごーくよくわかる! わかるけどどうしてそうなった!?
まさか母様からそんなことを言われるとは思わなんだ(爆
「両利きだからね、ブハッ、両利きッ!」
と、mもまぁ人には見せられないような爆笑っぷりでレスしてましたw
(ちなみに両刀の意味は説明してませんw)

母もアニメが好きで少女マンガとかアニマックスを見ているのですが、きっとそこから非常に間違った知識を得てしまったのでしょう。。。
けど食事中にそれを言うとは……おそろしい!!

>電球をかえましたわ!
部屋の電球が切れてしまって困っていたmです。
それをようやく業者さんを読んで取り替えてもらいましたw(中国語大変><)
mの部屋はワンルームの部屋で、なんと! 天井の照明だけで20個!!
さらに床の照明なんかもあります。
床の照明を付けた日には、宮崎アニメの「〜金色の野にどうたらこうたら〜」という感じになります。ランランララランランランです。
外国の地、ということで安息できる自分の部屋は高めのところに住ませてもらっていますw
ちょっと自慢の部屋だったりするんですw

>まみさん
お絵かきフォーラムでお絵かきしてました。まみさん。
さすがまみさん。
書いたのはいいですが……
書いたのはいいですが……!

エラーで送信できず!!
mの1時間がっ!!
1時間もあればアレもこれも色々できるのに><

いつもクセでプリントスクリーンで撮っておいたのが幸いしたようです。
こちらにのせておきますw

>来週から
忙しくなりそうです(^-^;
その前にオリジナル小説(リング・ル・ヴォワール)の構想をネリネリ。
今までの自分のノリと方向性を変えて進みたいのですけどなかなか(汗

さて、これからやろうとしてること!(自分の確認用ですw

・マーシュさん妄想のリトバスSS! リトバス久し振り!
・オリジナルSSを完成させる! (4月に連休があるのでその日完結予定)
・TJ部  (ナハトさんが「主人公っぽくないぞ」と言うのでw)
・見ているアニメ・ゲームのSSを書く (妄想練習w 近頃の妄想力低下を受けてw)

こんな感じでしょうかw

>WEB拍手!
たくさんのWEB拍手をありがとうございます!
拍手は心の栄養になっておりますw
これからもアンポンタンなことばかり書いていくと思いますが、よろしくお願いいたしますw

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